ブラウン神父 第4話 あらすじ シーズン1「木の上の男」 盗まれた神父服と、罪を犯した男を逃がす理由

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今回は、木の上で大けがをした男性が見つかるところから始まります。どうしてそんな場所に?

持ち物を奪われ、身元もわからない男性。一方、ブラウン神父は、村を訪れるドイツ人の神父を迎えに駅へ向かっていました。

この二つの出来事がつながるにつれて、最初に心配していた相手を見る気持ちまで変わってきます。とくに、神父という立場に隠れていた過去には腹が立ちました。

結末まで触れながら、ブラウン神父が男を逃がした理由も追っていきます。
それでは4話を一緒に見ていきましょう!

ブラウン神父 シーズン1「木の上の男」のあらすじ

ブラウン神父は、ドイツから訪れる神父を迎えるため、駅に来ています。そのころ、ある貴婦人が、木に引っかかっている男性を発見しました。

男性は服や持ち物を奪われたうえ、ひどいけがを負っていました。木の上というだけでも妙なのに、自分で登ったとは考えにくい状態です。

まずは早く助けてあげてほしい! 何があったのかも気になるけれど、このけがでは本人に事情を聞くどころではありませんね。

発見された男性は病院へ運ばれます。しかし、意識は戻らず、名前もわからないままでした。

持ち物が残っていれば身元を知る手がかりにもなるのに、それも奪われています。助かったことにはほっとしても、まだ安心できません。

ブラウン神父が注目したのは、近くを通る鉄道の高架橋でした。高い位置を走る列車から突き落とされ、男性は木に引っかかったのではないかと考えます。

そうなると、誰かが男性を危険な場所から落としたことになります。持ち物を盗まれただけでは済まない事件だったのです。

列車から落とされたと聞くと、木の上で見つかった理由にも納得がいきました。それにしても、ここまでするなんてひどい! 意識が戻らないのが心配です。

一方、ブラウン神父が迎えたドイツ人の神父も、村で温かく受け入れられるわけではありません。

村人たちには、戦争の記憶がまだ残っています。ドイツから来たということで、敵意を向ける人もいました。

ここで村人たちが思い出しているのは、イギリスとドイツが敵同士だった第二次世界大戦です。戦争が終わっても、すぐに気持ちを切り替えられるものではないのでしょう。

戦争を思い出してつらくなる気持ちは、簡単には片づけられません。でも、目の前の人が何をしたかもわからないうちに冷たくされるのは、見ていてつらかったです。

木の上で見つかった男性の事件では、警察が別の男性に強盗の疑いを向けます。その男性が被害者の持ち物を奪ったのではないかと疑われるのです。

しかし、ブラウン神父は彼の無実を信じています。犯人として有罪にされてしまう前に、本当に事件を起こした人物を見つけようと動きます。

被害者は意識がなく、自分の身に起きたことを話せません。そんななかで疑われている側には、ブラウン神父の存在が頼もしく思えました。

自分がやっていないことを疑われるなんて、たまらないですよね。ここでブラウン神父が味方になってくれるのは心強い! 早く疑いを晴らしてあげたくなります。

そして、村を訪れた神父には、神父らしくない一面も見えてきます。一人の女性と、聖職者にしては少し親しすぎる様子を見せるのです。

この人物をめぐる大きな事実は、やがて明らかになります。ブラウン神父たちが迎え入れた相手は、本物の神父ではありませんでした。

男が身につけていたのは、別の人物から盗んだ神父服です。神父が着る長い衣服をまとって、身分を隠していたのでした。

ただ、最初から神父になりすますつもりで服を奪ったわけではありません。男の目的は、人に気づかれずに列車から逃げることでした。

ところが、ブラウン神父たちに出会い、訪問予定の神父として迎えられてしまいます。そこで男は、その人物のふりを続けることになったのです。

あの人、本物の神父ではなかったんですね! 女性との距離が近かったことも、それならわかります。ただ、服を盗んで逃げるところから始まっていたとは驚きました。

では、本来ブラウン神父が迎える予定だった神父は、どこにいたのか。木の上で発見され、病院に運ばれた男性こそ、その本人だったのです。

服を奪われた本物の神父と、その服を着て駅から出てきた男。ブラウン神父は、迎える相手を取り違えていたことになります。

本物の神父を列車から突き落としたのも、神父に成り代わっていた男でした。警察に強盗を疑われていた男性が、この事件を起こしたわけではありません。

疑われていた人が犯人ではなかったことには、ほっとしました。でも、迎えた神父が被害者の服を着ていたなんて。最初からすぐそばにいたのかと思うと、落ち着きません。

しかし、本物の神父の正体を知ると、ただ気の毒な被害者として受け止めることも難しくなります。

彼は戦時中、ナチスの強制収容所にいたゲシュタポの一員でした。ゲシュタポとは、ナチスの秘密警察のことです。

収容所で残虐な行いをしていた人物が、戦後は教会に入り、神父という立場を得ていたのでした。

神父服を盗んだ男がナチスの仲間を装うと、本物の神父は自分の過去を語っています。それも、昔の残虐な行いをうれしそうに振り返るのです。

ここは腹が立った! ひどいことをしてきただけでも受け止めきれないのに、それをうれしそうに話すなんて。けがを心配していたぶん、余計に嫌な気持ちになりました。

神父に成り代わった男にも、ブラウン神父が同情するだけのつらい経験がありました。ブラウン神父は事件の真相とともに、男が味わってきた苦しみに触れます。

そして最後に、男を逃がします。列車から人を突き落とした人物だとわかったうえで、立ち去ることを許すのです。

男のしたことが、何もなかったことになるわけではありません。それでもブラウン神父は、その男を罰することだけでは終わらせませんでした。

逃がすと決めたことには、すぐにはうなずけませんでした。人を突き落としたのは怖いことです。それでも、あの神父の過去を知ったあとでは、男だけを責める言葉も出てこなかった。

本物の神父については、突き落とされたことによって命を奪われる結末ではありません。彼は自然死を迎えることになります。

ブラウン神父が逃がした男は、殺人を犯したわけではなかったのです。ただ、木の上で発見されたときの危険な状態を思うと、その事実だけで気持ちよく終われる事件でもありません。

疑われた男性の無実を追うところから始まったブラウン神父は、最後には、実際に罪を犯した男の事情にも向き合います。

最初は、犯人がわかればすっきりできると思っていました。男を逃がすところまで見ても、気持ちは簡単に片づきません。ただ、ブラウン神父が男の苦しみを受け止めてくれたことには、少しほっとしました。

ブラウン神父 シーズン1「木の上の男」の感想まとめ

いちばん頭に残ったのは、本物の神父が、ナチス時代の残虐な行いをうれしそうに語るところでした。あそこは聞いているのがきつかった。

仲間だと思った相手には、あんなふうに話せてしまうんですね。神父として村に来る予定だったことを思い出すと、なおさら腹が立ちます。

神父の服を着ているだけで、信じてしまっていいの?

今回は、服を盗んだ男が偽物だとわかったあとに、本物のほうの過去まで出てきました。どちらが本当の神父かを知れば安心できると思っていたので、そこで気持ちが追いつかなくなった。

木の上で大けがをしていたときには、もちろん助かってほしかったです。意識が戻らないと聞けば心配にもなります。

その気持ちがあったから、過去を知ったあとの嫌悪感も強かった。助かった人がこんな人物だったなんて、と素直にがっかりしてしまいました。

神父に成り代わった男についても、最初は盗んだ服で人をだましていることが気になりました。ブラウン神父たちに迎えられたら、今さら違うとは言えなくなった事情はわかります。

でも、その服の持ち主を列車から突き落としていたとわかると、やはり怖い。つらい経験をした人だからといって、すぐに全部を受け入れることはできなかった。

それでも、本物の神父が過去を楽しそうに語るのを知ってしまうと、男を責める気持ちだけではいられません。ブラウン神父が同情したことも、私は責められないです。

今回、途中で忘れたくないと思ったのは、強盗を疑われた男性のことです。こんな複雑な事情とは関係なく、犯人にされかけていたのですから、たまったものではありません。

ブラウン神父が無実を信じてくれてよかった! 本人がどれだけ否定しても疑われている状況で、真相を探してくれる人がいるのは救いになります。

一方で、最後に男を逃がす行動には、やはり迷いが残りました。私には、これでよかったとすぐに言い切ることはできません。

ただ、神父服を盗んだ男の苦しみを知ったブラウン神父が、その人を捕まえて終わりにしなかったことは、じわっと胸に残っています。

本物の神父のうれしそうな昔話を思い出すと、ブラウン神父があの男を逃がしたことを、私はどうしても責めきれません。

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