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クルミットです♪
教会が洗剤の広告撮影の舞台になり、イザベルも華やかな仕事に興味津々。けれど主演の大女優は周囲と衝突を重ね、やがて洗濯機で遺体となって見つかります。撮影に関わる人たちが、それぞれ彼女に恨みを持っていた事件です。
それでは139話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ブラウン神父 第139話 シーズン13第9話のあらすじ
洗剤の広告を作る制作者が、撮影場所をケンブルフォードへ移す。主演は、かつて名声を得た大女優。広告の文案にも演出にも注文をつけ、そばで学ぶ若手女優にも厳しく当たる。洗剤会社の社長まで現れ、撮影現場は落ち着かない。
社長は洗濯物の白さを伝える広告を求めるが、大女優とは折り合わない。彼女が姿を消したあと、洗濯機で溺死しているのが見つかる。警察が調べると、被害者の爪には血が残っており、社長の首には引っかき傷があった。
社長は逮捕される。だが、彼は口論の際に女優の腕をつかんで引っかかれたのだと説明し、殺人を否定する。ブラウン神父は撮影に関わる他の人たちにも目を向ける。被害者から仕事や将来を脅かされていた人は、社長以外にもいた。
仕事の現場で皆を敵に回していたため、恨みがあるというだけでは犯人を絞れません。神父が、一人ずつ被害者との関係を確かめていく必要がありました。
大女優は広告文案を担当する女性を辞めさせようとし、若手女優の役者としての機会も潰していた。さらに制作者との間にも、妻には明かせない関係があった。疑わしい秘密が見つかっても、それぞれが殺人の証拠になるわけではない。
撮影は若手女優を起用して続く。やがて母娘を使う広告の案になり、イザベルも母親役で加わるが、文案担当の女性はこの内容に抵抗を示す。神父は、その反応に加えて彼女の手首にある緑色の跡に気づく。被害者の耳にも同じ色が残っていた。
犯人は文案担当の女性だった。彼女は大女優の実の娘で、実母を探し続けていた。母だと打ち明けても受け入れてもらえず、仕事と名声を優先する母親から拒絶され、悲しみと怒りに駆られて洗剤の水に沈めてしまったのだ。手首の跡は、その水に触れたことと結びついていた。
神父に向き合った娘は、警察に事実を話すため戻り、サリバンに告白して逮捕される。制作者も妻に関係を打ち明ける。妻は傷つきながらも、帰宅して話し合うことを望んでいるという。
母娘の温かな広告を作っている一方で、本物の母娘の関係がこんな形で壊れていた。撮影の題材そのものが、事件の核心に重なっていました。
完成した広告に映ったイザベルは、後ろ姿だけだった。それでも本人は、教区秘書の仕事に満足していると話す。大女優をめぐる事件のあとに、名声とは少し距離を置いたイザベルの言葉が残る。
ブラウン神父 第139話 シーズン13第9話の感想まとめ
私が面白いと思ったのは、傷という分かりやすい証拠から始まって、最後は緑色の小さな跡に行き着くところです。社長の首の傷を見れば、疑いが強まるのも分かります。それでも、傷ができた理由と殺された理由は同じとは限らない。最初に見つかった痕跡だけで話を閉じず、別の説明を聞く余地を神父が残しているのがよかったです。
女優に周囲を傷つける言動が多いぶん、誰が殺しても動機がありそうに思えてしまいます。けれど実の娘だと分かると、女性が望んでいたものは仕事の継続だけではなかったと受け止め直せます。母親の近くで働けても、娘として認めてもらえない。その落差はつらいですし、広告の中だけなら簡単に作れる母娘の姿が、かえって残酷に感じられました。
娘を追う神父が、逃げ続ける先の痛みにも触れるところが心に残りました。無実の社長に疑いが向いたままでは、彼女自身の苦しみも置き去りになると思います。戻って告白する結末は、母娘の関係が修復される救いにはなりません。それでも、取り返せない出来事を他人の罪にして終わらせないための、大事な一歩だったと感じます。
事件後のイザベルには、少しほっとさせられます。華やかな撮影に参加しても、完成品で思いどおりに目立てるとは限らない。その結果を受け止めて、今の仕事への満足を口にできるのがいいですね。誰からどう見られるかに振り回された大女優の話のあとだからこそ、イザベルの選ぶ身近な居場所に安心できました。
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