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クルミットです♪
今回は、州議会の議事堂で幽霊が目撃されます。しかも、人を突き落としたという話まで出てくるんです。
幽霊を信じるジョージと、人間の仕業だと考えるマードック。二人のやり取りには少し笑ってしまいますが、事件の裏にあった母娘の事情を知ると、そんな気持ちも引っ込んでしまいました。
それでは72話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン6第7話のあらすじ
州の政治について話し合う議事堂で、州議会議員が上階のバルコニーから転落して死亡します。捜査に当たるのは、ウィリアム・マードック刑事とジョージ・クラブツリー巡査です。
そのとき警備をしていた男性は、幽霊が議員を手すりの向こうへ突き落としたと証言。自分が見たものは幽霊だったと、言い張るのでした。
検視を担当した医師は、死因が転落によるものだと確認します。ただ、落ちたときの様子には引っかかる点がありました。
議員は、押されたように後ろ向きで落ちていたのです。
後ろ向きに落ちたと聞くと、誰かが目の前にいたの? 警備員の話も、すぐには聞き流せなくなります。
しかし、マードックは幽霊の存在を認めません。目撃されたものにも、人間が関わっていると考えます。
トーマス・ブラッケンリード警部も、幽霊の話には取り合わず。ジョージの考えとは、なかなか合いません。
そんな中、地元紙の記者が、亡くなった議員の過去を知らせに来ます。議員には、食肉処理場の廃棄物を湖へ不法に流していた問題とのつながりがあったのです。
問題が明るみに出ると、土地を売って政界へ進んだとされていました。
ところが、現在その土地を所有する会社の役員は、議員と親しい二人。売却したという話だけで、関係が切れたとは言いにくい状態だったのです。
しかも、議員は州の土地を扱う立場を利用し、その土地を高い値段で政府に買わせようとしていました。
湖を汚した問題だけでも嫌なのに、今度はその土地でお金を得ようとしていたなんて! 調べるほど、腹の立つ話が出てきます。
一方、ジョージが市の記録から見つけたのは、議事堂の建つ場所の過去でした。約三十年前、そこには女性を収容する精神科の施設があったというのです。
ジョージは、その施設と幽霊の噂を結びつけます。亡くなった人が、この場所に現れていると考えたわけです。
マードックが調べてほしいのは、問題の土地を誰が所有してきたかということ。それでも、ジョージは幽霊の線を捨てません。
検視を担当する医師にも背中を押され、ジュリア・オグデンの助けも借りながら、かつて施設に収容されていた女性たちの記録を調べていきます。
ジョージ、そこは譲りません! マードックと意見が違っても、自分で記録を探すところがいいですね。
その頃、ジュリアには気の進まない用事がありました。病院の理事たちとの集まりに、約束した相手と出席する必要があるのです。
相手の立場や評判を傷つけたくないジュリア。マードックも、その約束を守るのは当然だと受け止めます。
ジュリアは、周囲を気にせず二人でいられる時代ならよかったのにと、マードックに思いを伝えるのでした。
一緒にいたい相手が目の前にいるのに、別の約束を優先しなくてはいけない。マードックが事情を理解してくれるのも、少し切ないです。
そして議事堂では、ジョージと検視医が監視用のカメラを設置している間に、二人目の死者が出ます。今度は医師が、最初の議員と似た形で転落して亡くなったのです。
この医師は、かつて議事堂の場所にあった施設で働いていました。ジョージが調べていた古い記録が、事件とつながり始めます。
収容されていた女性の一人は、州政府の高官の亡き妻でした。ジョージは、現れている幽霊こそ、この妻だと考えます。
事情を聞かれた高官も、亡くなった妻につきまとわれていると主張。幽霊の噂は、ただの噂では済まなくなってきました。
昔の施設にいた医師まで亡くなると、ジョージの話にも耳を傾けたくなります。過去に何があったのか、そこは確かめてほしい!
しかし、マードックの考えは変わりません。幽霊だと決めつけず、高官を怖がらせるために誰かが手をかけていると考えます。
やがて、ジョージと検視医は、亡くなった医師の手に光る物質が付いていることを発見。青く光る幽霊の姿と、この物質がつながります。
マードックが考えていたとおり、怪しい光には仕掛けがあったのです。
幽霊の正体は、施設に入れられた女性の娘でした。母親を苦しめた男たちに仕返しをするため、自分の体を光らせて現れていたのです。
母親は、父からお金と土地を受け継いでいました。高官が彼女と結婚したのは、その財産が目当てだったと分かります。
妻は、受け継いだ土地を鳥たちの保護区にしようとしていました。鳥が安心して暮らせる場所として、残したかったのです。
しかし夫は、妻を精神科の施設へ入れ、土地を食肉処理場へ売ってしまいます。
妻の財産を目当てに結婚して、土地の使い方が気に入らなければ施設へ入れるなんて、どうしてそんなことができるの? これは高官にイライラします。
夫のしたことは、それだけではありません。二人の間に生まれた娘まで、養子に出していたのです。
母親は施設へ入れられ、娘は家族から離されていました。その娘が、母の幽霊を装って男たちの前に現れていたのでした。
土地を取り上げられただけでもつらいのに、娘とも引き離されていたなんて。母親のことを思うと、ここはきつかったです。
娘が望んでいたのは、男たちを怖がらせて罰を与えること。命を奪うつもりはありませんでした。
けれど、その仕返しによって死者が出てしまいます。本人に殺すつもりがなかったからといって、起きたことは取り消せません。
母親にしたことを思い知らせたい、その気持ちは分かるんです。こんな形で娘まで苦しむことになるのは、つらいですよね。
幽霊の光に使われていたのは、ラジウムという放射性物質でした。娘は、その粉を体に塗っていたのです。
当時は、放射線を浴びる危険が一般には十分知られていませんでした。娘は幽霊らしく見せようとして、自分の体を危険にさらしてしまいます。
そして終盤、娘の髪が抜け始めます。体に塗ったラジウムの影響が、もう現れていたのです。
もう体に塗らないで! そう思ったときには髪が抜け始めていて、事件の仕掛けが分かっても、ほっとできませんでした。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン6第7話の感想まとめ
娘の髪が抜け始めた場面が、一番つらかったです。母親のために仕返しをしようとした娘が、自分の体まで傷つけていたなんて。
亡くなった人がいる以上、娘のしたことを全部かばうことはできません。でも、あの母娘の事情を聞いたあとでは、娘だけを責める気持ちにもなれませんでした。
私は、妻を施設へ入れた高官がどうしても許せません。鳥の保護区を作りたいという妻の望みをつぶし、娘まで養子に出していたんですから。
せめて母娘を一緒にいさせてほしかった!
ジョージが昔の収容記録を調べてくれたことは、うれしかったです。幽霊を信じるところから始まった調査でも、そこに母親の名前が残っていて、事件を知る手がかりになりました。
マードックも、光る物質という具体的なものを追って、幽霊の正体へたどり着きます。ジョージと意見が合わなくても、二人がそれぞれ調べたことが役に立つと、やっぱりこの組み合わせが好きだなと思います。
ただ、今回は解決したあとの娘の体が心配でした。抜け始めた髪を見ると、もうこの娘に苦しいことが続かないでほしいと、そればかり思ってしまいます。
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