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クルミットです♪
今回は、トロント中に毒ガスをまくという脅迫が届きます。送られてきたのは、犬がガスで命を落としたように見える映像。マードックたちは犯人を追いますが、要求はどんどん大きくなっていきます。
恐ろしい事件の裏にあった事情を知ると、捕まって良かっただけでは済まない気持ちになりました。結末まで触れながら振り返ります。
それでは71話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン6第6話のあらすじ
ウィリアム・マードック刑事は、警察の長官とトロント市長のもとへ呼び出されます。市に届いたフィルムには、何者かが犬にガスを浴びせる様子が収められていました。
犯人の要求は10万ドル。払わなければ、市全体に毒ガスをまくという脅しです。
犬まで巻き込むなんて、最初から嫌な気分になります。あの映像を送りつけられたら、簡単に脅しとは片づけられませんよね。
マードックは映像に映った手がかりから、撮影場所を突き止めます。化学者と現地を調べると、周囲の植物は白く変色し、ネズミも死んでいる状態でした。
容器から出て薄まっても、ガスには強い毒性が残ると考えられます。持ち帰ったネズミを調べた医師も、ガスによって肺が激しく破裂したと判断したのです。
捜査の手がかりになったのは、フィルムを届けた目の見えない少年の話でした。少年は、覆面の男から腐った果物のような、パイナップルのにおいがしたと覚えていたのです。
こんな怖い話の途中で、パイナップル? 少年が覚えていたにおいを、ちゃんと手がかりにしてくれるのはうれしいですね。
化学者は、塩素に別の物質が加えられていると推測します。そしてマードックとともに化学工場へ向かい、そこで働く男から話を聞くことに。
工場の従業員によると、アメリカ人の男が大量の薬品を買っていったとのこと。教えられた住所の倉庫へ急ぎますが、すでにガスは放出された後で、時限装置の部品が残されていました。
一方、市長たちは要求に応じることを決め、金の受け渡しをマードックに任せます。マードックは巡査たちを私服に着替えさせ、金の置き場所を目立たないように見張らせました。
ところが、金を取りに来る者はいません。代わりに覆面の男から電話が入り、警官を配置したことを見抜いていると告げられます。
要求額は100万ポンドに跳ね上がり、期限は24時間以内。市が短時間で用意できる額ではありません。
私服の巡査まで見抜かれていたとは! 犯人がどこから見ているのか分からないのが、落ち着かないです。
市長は警察内部に協力者がいるのではと疑いますが、トーマス・ブラッケンリード警部はきっぱり否定します。部下を疑われて黙ってはいません。
マードックは、犯人が実際にガスをまき、その恐怖を使って世界中を脅すつもりではないかと考えます。そんな中、屋外に置かれたガスの容器が発見されました。
その場で装置を解除するのは危険なため、容器はオンタリオ湖の底へ沈められます。ひとまず脅威を取り除いたと考えた市長は、警察署でシャンパンを開けて皆をねぎらうのでした。
しかし、マードックは執務室で計算を続けています。使われた薬品の量から考えると、同じ爆弾があと九つあるというのです。
あと九つもあるの? シャンパンを開けた市長には悪いけれど、まだお祝いどころではありません。
警察は危険が及ぶ地区から住民を避難させることにします。避難の対象には女子刑務所も含まれ、父親を射殺した罪で絞首刑を控える女性も移送されることになりました。
巡査の一人は、その女性まで避難させる必要があるのかと口にします。ブラッケンリードは議論せず、命令に従うよう告げるだけでした。
ガスへの備えも心もとない状況です。ジョージ・クラブツリー巡査が用意した防護マスクは五つしかなく、装着してみせると部品が外れてしまいます。
ジョージ、それでは安心できません! みんなを落ち着かせたいのに、つけたところで壊れてしまうのが気の毒。
街が避難で混乱する中、マードックはジュリア・オグデンと署に残り、執務室にガスが入り込まないよう隙間をふさいでいます。そこへ、犯人の電話が化学工場近くの公衆電話からだったと報告が入りました。
場所が気になったマードックは、脅迫状と工場の書類を見比べます。すると、どちらにも同じ文字の欠けを発見。
文字を紙に打ちつけるタイプライターに同じ不具合があり、二つの文書が同じ機械で作られたと分かったのです。疑いは、薬品を売ったと話していた工場の従業員へ向かいます。
マードックとジュリアが従業員の部屋を訪ねると、本人は留守でした。しかし、そこには映像の中で死んだはずの犬がいたのです。
犬は生きていて、合図に従って死んだふりをするよう訓練されていました。そして部屋の写真から、従業員が、刑務所にいる死刑囚の女性の婚約者だと判明します。
犬が生きていて良かった! ほっとしたところで、刑務所の女性とつながるとは。あの避難にも理由があったんですね。
従業員の狙いは、毒ガスの恐怖で避難を起こし、移送中の婚約者を逃がすことでした。化学工場で語った、怪しい男が大量の薬品を買ったという話も作り話だったのです。
女子刑務所では、女性が連れ出されるところへ変装した婚約者が現れます。ガスの容器を持ち出して彼女を救おうとしますが、マードックとクラブツリーが駆けつけました。
マードックは、恐れられていた毒ガスの正体が、無害な霧だと明かします。計画を見破られた男は、婚約者と最後に抱き合い、逮捕されるのでした。
署でマードックが確認した細工は、いくつもありました。においはパイナップルの抽出物でつけ、植物は漂白し、ネズミは袋の中で窒息させていたのです。
犬は無事でも、ネズミは殺されていたんですね。街の人たちも必死で逃げたのに、無害な霧だったと聞いてすぐには喜べません。
マードックは計画の巧妙さを認めつつ、父親を殺した女性を逃がすために街中を混乱させたと男を責めます。すると男は、婚約者が父親から受けていた被害を語り始めました。
女性の父親は、世間では慕われていた聖職者でした。しかし娘は幼いころ、その父親から性的虐待を受けていたというのです。
その被害のため、女性は裁判でも事情を話して自分を弁護できませんでした。世間で報じられているのとは違い、父親を殺したことも悔いていると婚約者は説明します。
慕われていた父親の裏で、娘がそんな目に遭っていたなんて。裁判でも話せなかったというところが、きつかったです。
マードックは、女性が理不尽な苦しみを受けたとしても、男の行為が許されるわけではないと伝えます。男は愛する人のためなら何でもすると答え、マードックも同じようにしないかと問いかけるのでした。
その後、マードックはジュリアと女性の事情について話します。そして女性が自分の受けた被害を話せるよう、死刑の執行を延期してもらうために裁判所へ働きかけることにします。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン6第6話の感想まとめ
一番残ったのは、逮捕された婚約者が、女性と父親の間にあったことを話す場面です。それまで父親を殺した死刑囚として聞いていた女性のことが、急に気になって仕方なくなりました。
みんなに慕われる聖職者だったという父親に、腹が立ちます。娘にはひどいことをしていたのに、外では立派な人として通っていたなんて。
女性が裁判で事情を話せなかったこともつらいです。話せないまま死刑が迫っていたと思うと、婚約者が彼女を助けたかった気持ちには胸が詰まりました。
ただ、避難する人たちの混乱や、頼りないマスクで対応する巡査たちを見た後なので、男のしたことには困ってしまいます。ジョージのマスクが壊れた場面も、本人たちは命が懸かっていると思っていたんですよね。
犬が生きていたことには、本当にほっとしました。あの子が死んだふりをしていたと分かった時は、この騒ぎの中でようやく安心できた気がします。
そして、マードックとジュリアが女性のために動こうとしてくれて良かったです。執行の延期が認められるところまでは進みませんが、逮捕で終わらせず、女性が話す機会を作ろうと裁判所へ働きかける二人に、少し救われました。
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