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クルミットです♪
今回は、自宅で次々に人が殺される、なんとも落ち着かない事件です。被害者たちをつないでいたのは、亡くなる少し前に立ち寄った街角でした。
そして捜査のきっかけになるのが、10ドルの入った財布。落とし物を拾った後の行動を、誰かがじっと見ているなんて嫌ですね。
マードックの新しいカメラにも注目ですが、今回はジョージ・クラブツリーの言葉にほっとさせられました。
それでは68話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン6第3話のあらすじ
ある男性が、高価な品物を買って家に帰ってきます。妻はその買い物を不審に思い、夫が再び賭け事をしたのではないかと疑います。
男性は、賭け事で勝ったお金で買ったものではないと誓います。しかし、その説明には都合よく伏せた部分がありました。
買い物に使ったのは、拾った財布に入っていたお金だったのです。しかも、残りのお金は賭け事に使っていました。
妻にした約束は、買い物のお金の出どころについてだけ。賭け事をしていないとは言っていません。
そこだけ間違っていなければいい、という言い方はずるい! 奥さんが気にしているのは、そんな細かい言葉の違いじゃないですよね。
その男性が、家の戸をたたく音に応じて出たところ、何者かに撃たれてしまいます。
妻が耳にした夫の最後の言葉は、相手に何かを断っているような短いものでした。それだけでは、戸口で何があったのか分かりません。
ウィリアム・マードック刑事が、この殺人事件の捜査を進めます。
拾ったお金を使ったことにはあきれましたが、こんな最期はあんまりです。家に来た相手に応じたら撃たれるなんて、怖すぎます。
しかし、事件は一件では終わりません。次に女性が殺され、その後には別の男性も犠牲になります。
被害者たちは、それぞれ自宅で殺されていました。ところが、その人たちの間には、すぐに結びつくような関係が見当たりません。
マードックは、一連の事件を同じ犯人によるものではないかと疑います。ばらばらに見える被害者にも、何か共通する事情があると考えて捜査を続けます。
浮かんできたのは、被害者たちが思いがけないお金を手にしていた可能性。そして、亡くなる少し前に同じ街角を訪れていたという共通点です。
同じ街角に立ち寄っただけで、こんなことになるの? 家に帰ってから狙われているのも嫌で、被害者たちが何をしたのか気になってきました。
そんな中、ジョージ・クラブツリー巡査と同僚の巡査が、10ドル入りの財布を拾います。中には住所が分かるものも入っていました。
二人は、その住所へ財布を届けます。落とし主に返そうとした、ごくまっとうな行動です。
ところが、その後に妙なことが分かります。同じ住所に届けられた財布は、二人が拾ったものだけではありませんでした。
いくつもの財布が、その住所へ返されていたのです。一つの落とし物だと思っていた財布が、事件を考える手がかりになります。
財布をきちんと届ける二人に、まずほっとしました。でも、同じ住所に何個も届いていたとは。うっかり落とした財布の話では済まなくなってきましたね。
そこでマードックは、財布を返さなかった人が狙われているのではないかと考えます。
財布にはお金と住所が入っています。拾った人には持ち主へ返す手がかりがあるのに、それをせず、お金を自分のものにしてしまう人もいる。
犯人は、その行動を見ていたのです。街角に財布を置き、拾った人がどうするかを確かめていました。
返した人は、そのまま。返さずにお金を使った人は、殺されてしまうという仕組みでした。
返さないのは悪いことでも、それで命を奪っていいわけがありません! 自分で財布を置いておいて、拾った人を試しているのにも腹が立ちます。
マードックは、財布を置いている人物を捉えるため、新しいカメラを用意します。
このカメラは、4秒ごとに自動で写真を撮れるもの。時間を計る仕組みを使い、同じ場所の様子を続けて写真に残していきます。
それを問題の街角に設置し、誰が財布を置いているのか調べようとします。被害者が通った場所で、今度は犯人の行動を探るのです。
4秒おきに写真を撮るなんて、今回もマードックはよく考えます! 財布を置く人を見つけたい、というところから道具まで作ってしまうのが頼もしいです。
一連の殺人を起こしていたのは、夫を亡くした女性でした。
彼女は、生前の夫の浮気に強い怒りを抱えていました。しかし、その怒りを向けたい夫は、すでに亡くなっています。
そこで彼女は、別の人たちの行いに目を向けます。自分が悪い人間だと判断した相手へ、夫に対する怒りをぶつけていたのです。
その判断に使っていたのが、10ドル入りの財布でした。住所を入れた財布を街角に置き、拾った人が持ち主に返すかどうかを見張っていました。
財布を返さなければ、その人は罰を受けるべきだと決めつけます。そして、相手の命まで奪っていました。
夫に裏切られたことはつらかったと思います。でも、亡くなった夫への怒りを、関係のない人へぶつけないでほしい。財布を返さなかったからといって、夫の代わりにされるなんて理不尽です。
女性は、拾った人の行動を、自分の厳しい善悪の基準で判断していました。お金を取ったと分かれば、その相手を殺すことまで正しいと思っていたのです。
そして、この女性に対応することになったのがジョージです。
ジョージは、自分が財布を取った理由を説明します。お金を自分のものにするためではなく、犯人を捕まえるためだったと伝えるのです。
女性は、その説明を受け入れます。犯人を捕まえる目的ならば、財布を取ったことにも正当な理由があると認めました。
そして、自分の銃をジョージに渡します。事件は、犯人が銃を手放す形で決着を迎えるのでした。
ジョージの説明が通って良かった! ここで銃を渡してくれたことには、素直にほっとしました。相手が納得できる理由を、ちゃんと言葉にしてくれました。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン6第3話の感想まとめ
一番心に残ったのは、ジョージの説明を聞いた女性が、自分から銃を渡したところです。あれだけ勝手に人を裁いていたのに、捜査のためと聞くと受け入れる。その様子が、少し怖くもありました。
女性の中では、財布を取った理由によって、許すかどうかが変わるんですね。けれど、その判断で人の命まで決められてしまった被害者たちは、たまったものではありません。
夫の浮気への怒りを抱えたままだったことは分かります。でも、財布を拾った人たちは、その夫とは関係のない人たちです。
わざわざお金の入った財布を置き、誰かが持ち去るのを待っている。そこまでして怒りをぶつける相手を探していたのかと思うと、きつかったです。
最初の被害者も、拾ったお金で買い物をして、残りは賭け事に使っていました。妻への説明まで都合がよくて、その点はどうしても好きになれません。
それでも、戸口で撃たれていい理由にはならない。奥さんには夫を失った事実が残るわけで、犯人の身勝手さにじわじわ腹が立ちました。
10ドル入りの財布なんて、本来なら持ち主が困っていると思って拾うものですよね。それを殺す相手を選ぶために使われるのは、嫌な気持ちになります。
その中で、クラブツリーたちが財布を届けた場面は安心して見られました。中に住所があったから、そこへ返しに行く。あの二人の行動には迷わずうなずけます。
マードックの4秒ごとのカメラにも感心しましたが、今回は最後のジョージに助けられた気分です。
財布を取った事情を伝えたジョージへ、女性が銃を渡した瞬間は、ようやく肩の力が抜けました。
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