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クルミットです♪
今回は、空襲で壊れた家から見つかった遺体が、捜査の始まりになります。爆撃で命を落としたように見えた男性には、刺された傷がありました。
一方、訓練を終えたアンドリュー・フォイルが帰ってきます。息子が近くで暮らせるのはうれしいけれど、配属先の基地には、何か話しにくい事情がある様子。
サムを連れ戻そうとする父親もやってきて、それぞれの親子のやり取りも気になる回です。事件の結末まで触れていきますね。
それでは4話を一緒に見ていきましょう!
刑事フォイル シーズン1「レーダー基地」のあらすじ
空襲が増える中、トラック運転手の自宅が爆撃で破壊されます。家の中から見つかったのは、運転手の遺体でした。
しかし、死因は爆撃ではありません。男性は刺され、家が壊れる前に亡くなっていたのです。
捜査に当たるクリストファー・フォイルが追うのは、空襲の犠牲に見えた殺人事件。遺体の手には、金のロケット型のペンダントが握られていました。
空襲だけでも恐ろしいのに、その前に誰かに殺されていたなんて。握られたペンダントが気になります。
捜査が進むと、運転手の妻が別の男性と関係を持っていたことがわかります。しかし、その関係があったために、妻には確かなアリバイがありました。
夫婦の間に問題があっても、それだけで犯人とは言えません。フォイルは、ほかの手がかりも追っていきます。
その夜、運転手の家の場所を尋ねていた男性もいました。声をかけられたのは、地元の防衛に当たる義勇兵の一人です。
その男性は、わざわざ家まで何をしに来たんですか? 妻の不倫だけでは片づかない話になってきました。
運転手の仕事にも、調べるべき点がありました。彼は、美術品を地方の安全な場所へ運んでいたのです。
空襲から貴重な品を守るための輸送でしたが、フォイルはロンドンの美術館を訪ね、運ばれた品が見かけどおりのものなのか疑い始めます。
雇い主は、美術品の輸送と殺人との関係を否定します。それでも、フォイルは仕事の内容を確かめることをやめません。
運ぶ仕事だったと聞くだけなら、通り過ぎてしまいそう。亡くなった人が何を扱っていたのかまで、きちんと調べてくれるのがいいですね。
一方、フォイルの息子アンドリューが、空軍の訓練を終えて帰宅します。近くの基地に配属され、自宅から通えることになりました。
任務は、秘密のレーダー開発に関わる試験飛行です。航空機の位置を探るレーダーに、うまく捉えられない場所がないかを調べます。
そのために行うのが、低空や夜間の飛行。戦闘機を操縦できると知ったアンドリューは、すっかり乗り気になります。
家から通えるのはうれしい! ただ、低空や夜間に飛ぶと聞くと、親の側では落ち着いて送り出せません。
帰ってきたアンドリューは、サムにもさっそく愛想よく近づきます。しかし、サムは軽い調子にそのまま乗る相手ではありません。
父親の静かな話し方とは、ずいぶん違うアンドリュー。サムに切り返されると、彼のほうが押されてしまいます。
サム、その調子! 相手がフォイルの息子でも、言いたいことを引っ込めないところが好きです。
父と息子が、戦争について話す時間もありました。フォイル自身も、第一次世界大戦に従軍しています。
アンドリューは、父親が人を殺したことがあるのか尋ねます。サムが訪ねてきますが、フォイルはその問いを流さず、考えてから答えました。
すぐに答えが出てこないところで、こちらも黙ってしまいました。息子の質問に向き合うフォイルから、気持ちが離れません。
妻を亡くしてから、フォイルには八年が過ぎていました。アンドリューは、父親に新しい相手がいてもいいと考えているようです。
しかし、フォイルは乗り気ではありません。話題を息子の任務へ戻しますが、秘密の仕事だけに、アンドリューも詳しく話せないのでした。
基地では、アンドリューが女性のレーダー担当者と親しくなります。一緒に出かける仲になりますが、基地の空気には引っかかるものがありました。
ある女性隊員のことになると、彼女の話し方が慎重になるのです。アンドリューは、その女性に何があったのか気にかけます。
仲よく話していた相手まで言葉を選び始めると、気になります。気軽に聞いてはいけない事情がありそうで、落ち着きません。
そして、アンドリュー自身にも調査の手が及びます。帰宅の際に車に乗せてくれた友人が、特別警察に調べられていたのです。
特別警察は、国家の安全に関わる捜査などを担当する部署。その友人とのつながりから、アンドリューも調査対象になります。
基地の上官たちは、アンドリューの父が有名な刑事だと知っても、歓迎しません。父親がフォイルであることまで、彼の立場に影響してきます。
任務を張り切っていたところへ、友人の件で調べが入るなんて。本人の話をちゃんと聞いてほしい!
そのころ、サムの父親も町に来ていました。牧師である父は、娘を実家へ連れ帰ろうとしています。
父親は、女性が制服を着て働く暮らしや、その中で受ける影響を心配していました。体調のよくない母親の世話も、帰宅を求める理由です。
サムの仕事についても、父親は十分な価値を認めてくれません。警察官を車で送り迎えすることを、あまり重要だとは考えていないのです。
家のことが心配なのはわかります。でも、サムが続けている仕事の話も、少しは聞いてあげてほしい!
フォイルは車を運転せず、ミルナーもまだ運転できません。運転手が不足している中で、サムの働きは捜査を支えています。
それでも、父親に仕事の価値を認めてもらいたいサムは、自分でも何か役に立とうとします。基地の司令官に近づき、話を聞き出そうとしました。
しかし、慣れない探りは見抜かれてしまいます。そのうえ、司令官に体を触られるという、嫌な目にまで遭いました。
この司令官には腹が立ちます。サムが話を聞こうとしているのに、勝手に体に触るなんて!
そんな中、サムの父親が捜査の助けになります。フランスの高価な小像を見分けたことが、美術品を調べるフォイルの手がかりになったのです。
娘を連れ戻すために来た父親も、思いがけず事件に関わることになりました。
ここでお父さんの知識が役立つんですね。サムのそばで捜査に触れたことが、娘の仕事を知るきっかけになってほしくなります。
やがて、アンドリューは特別警察に逮捕されてしまいます。基地で抱いた疑問に、彼自身への調査まで重なりました。
息子が関わっていても、フォイルが簡単に手を出せる状況ではありません。基地の秘密と殺人事件を調べる中で、隠されていた事情が明らかになります。
基地で話題にしづらくなっていたのは、女性補助空軍の隊員でした。女性補助空軍は、地上での任務などを通じて空軍を支える組織です。
彼女は性暴力の被害を受け、妊娠し、その後、自ら命を絶っていました。
ここはつらかったです。被害を受けた女性が亡くなり、そのことまで周囲が話せなくなっていたなんて。
そして、彼女に起きたことは隠されていました。国家機密を守る法律が、その隠蔽の口実に使われていたのです。
アンドリューが感じていた基地の妙な空気には、こうした事情がありました。
軍の秘密を守るための法律で、女性が受けた被害まで隠していいんですか? そこは黙って済ませないでほしいです。
復讐に動いていたのは、亡くなった女性隊員の父親でした。娘への性暴力、妊娠、そして死と、その後の隠蔽が、事件の背後にあったのです。
空襲で壊れた家の殺人を調べていたフォイルは、基地に隠された女性の被害と、その父親による復讐へたどり着きます。
娘を失った父親のことを思うと、苦しいです。復讐で娘が帰ってくるわけではないのに、そこまで追い詰められていたことがつらい。
刑事フォイル シーズン1「レーダー基地」の感想まとめ
いちばん心に残ったのは、戦争で人を殺したことがあるのかと息子に聞かれ、フォイルが考えてから答えた場面です。あの間、こちらも返事を待ってしまいました。
サムが来たところで、話を切り上げることもできたんですよね。それでも質問を置き去りにしなかった父親の姿が、じわっと残っています。
アンドリューは、飛行機に乗れることを喜ぶ一方で、基地のおかしな空気にも気づきます。帰ってきた息子の元気な様子がうれしかったぶん、逮捕されるところはきつかった。
女性隊員に起きたことも、簡単には気持ちが収まりません。被害を受けて亡くなったうえに、国家機密を理由に隠されるなんて、腹が立ちます。
サムに触った司令官の態度にも、嫌な気持ちが残りました。仕事を認めてほしくて頑張っているサムが、あんな目に遭うのは悔しい!
サムのお父さんには、小像の知識で捜査を助けたあと、娘の仕事にも関心を持ってほしくなりました。車を運転して人を連れていくことも、事件を調べるために必要な働きですから。
フォイルとアンドリューの会話には、もう少し浸っていたかったです。母親を亡くして八年になる息子が、父親のこれからを気にしているところも、少し切なくなりました。
息子が戦争へ向かう中で、自分の従軍経験を尋ねられるフォイル。サムの訪問に話をそらさず、アンドリューへの返事を選んでいたあの時間が、私は好きでした。
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