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クルミットです♪
今回は、コロンボが女性の失踪を追う「だまされたコロンボ」です。
怪しい人物も、事件を疑わせる手がかりもある。それなのに、肝心の遺体が見つかりません。
屋敷をあちこち調べるコロンボを見ていると、こちらも一緒に首をひねってしまいました。しかも、捜査が大騒ぎになったところで、思いがけない人が現れるんです!
コロンボを困らせた失踪騒ぎから、壁の奥に隠された結末まで。
それでは49話を一緒に見ていきましょう!
刑事コロンボ シーズン9第2話「だまされたコロンボ」のあらすじ
男性誌の発行人は、豪華な屋敷で大勢のモデルたちに囲まれて暮らしています。しかし、長年の恋人でもある共同経営者の女性は、彼の女遊びにうんざりしていました。
愛していると言いながら、ほかの女性にも手を出す発行人。共同経営者は、自分が持つ会社の株をイギリスの出版業者に売ろうとします。
彼女の持ち分は51%でした。半分を超える株を持っているため、会社の経営を左右できる立場なのです。
売却が実現すれば、買い手は屋敷を閉じ、発行人やモデルたちを追い出すつもり。発行人にとっては、仕事も今の暮らしも脅かされる話でした。
愛していると言われても、こんな扱いが続いたら嫌になるよね。彼女がもう付き合いきれないと思うのも無理はないです。
そして共同経営者は、売却の話を進めるためにイギリスへ向かいます。ところが、肝心の相手のもとに現れず、行方が分からなくなってしまいました。
イギリスの警察から依頼を受け、出発前の足取りを調べることになったのがコロンボです。
空港の防犯映像には、彼女らしい女性が保安検査を通り、飛行機に乗る姿が残っています。普通に考えれば、無事に出国したように見える状況でした。
しかし、コロンボは映像の女性が本人だとは考えません。別の女性が身代わりになり、本人は出国前に殺されたと疑っているのです。
疑いの先にいるのは、株を売られると困る発行人と、その恋人のモデル。コロンボは二人の周辺や、共同経営者が乗ったリムジンを調べていきます。
飛行機に乗る姿まで残っているのに、そこも疑うんだね。私は映像を見せられたら、そのまま信じてしまいそう。
捜査では、薬きょうや毛髪といった手がかりが見つかります。薬きょうは発行人の銃と結びつき、ますます疑わしくなってきました。
コロンボは、車の外にいた犯人が撃った可能性や、車内に隠れていた可能性を考えます。ただ、どうしても見つからないものがありました。
殺されたはずの女性の遺体です。
そこで屋敷の敷地を大がかりに捜索し、庭を掘り返し、壁まで壊して調べることに。コロンボ自身も屋根に上がって煙突を確認し、長靴を履いて池に入ります。
池の中まで調べている姿には、頭が下がるなあ。ここまで探しているのに、どうして遺体だけ出てこないの?
捜索の規模が大きくなるにつれ、報道も過熱していきます。屋敷で起きた失踪騒ぎは、すっかり世間の注目を集めることになりました。
一方、コロンボから繰り返し話を聞かれる恋人のモデルは、いら立ちを隠せません。やがてコロンボは彼女を逮捕し、手錠をかけさせます。
そのとき、死んだと思われていた共同経営者が、生きた姿で帰ってくるのでした。
彼女は、一人で過ごす時間が欲しかったと説明。目の前に本人が現れ、コロンボも驚きを隠せません。
その背後では、発行人が満面の笑みを浮かべています。
生きていたのはよかった! でも、コロンボの後ろであんなに笑っている発行人には、むっとした。人が必死で捜していたのに。
実は、この失踪は発行人と共同経営者が仕組んだ宣伝でした。殺人を疑わせて警察を動かし、報道を集め、雑誌の売り上げを伸ばそうとしたのです。
捜査を進めるきっかけになった証拠も、二人が用意したもの。銃を撃ったのも共同経営者自身で、最初から殺人は起きていませんでした。
コロンボは、用意された手がかりを追わされていたことになります。大勢の捜査員が屋敷を調べたことまで、二人にとっては雑誌を売るための宣伝になっていたのでした。
あの池の捜索まで利用されていたなんて、腹が立つ! 共同経営者にも同情していたのに、こんな悪ふざけに加わっていたのはがっかりだった。
ところが、発行人の思いどおりには終わりません。
騒ぎで雑誌の価値が上がったあとも、共同経営者には株を売る意思がありました。むしろ、持ち分の価値が上がった今こそ売るつもりなのです。
発行人は彼女が売却を決行する場合に備えて、殺害まで計画していましたが、彼女は女遊びを許したわけではありません。売却されれば、屋敷での暮らしを失う事情は同じでした。
そして発行人は、彼女の首をひねって殺してしまいます。今度は本当に、共同経営者が命を奪われました。
さっきまで一緒になってコロンボを困らせていた相手に、こんなことをするなんて。彼女のやったことには腹が立ったけれど、この最期はつらかった。
発行人は、改装中の浴室の壁の裏に遺体を隠します。シャワーの工事が進めば、その場所は新しい壁でふさがれてしまうのです。
彼には、もう一度屋敷を捜されることはないという計算がありました。
警察は一度、大がかりな捜索をして何も見つけられず、世間の前で恥をかいています。同じ屋敷を再び掘り返したいと言っても、簡単には認めてもらえません。
最初の騒ぎを知っているだけに、次の失踪もまともに取り合ってもらえない。発行人は、その状況をあてにしていました。
捜査を邪魔するところまで、あの騒ぎを利用するなんて嫌な男だなあ。一度だまされたコロンボが動きにくいことまで分かっているのが、余計に腹立たしい。
しかし、コロンボは共同経営者の新たな失踪にも疑いを持ちます。上司から屋敷に近づくなと命じられる前に、現場へ向かいました。
気になったのは、彼女の毛皮のコートでした。
彼女は毛皮のコートを着て出かけたことになっています。ところが、残されたコートはどれも保管用のビニール袋に入っているのに、持ち出した一着の袋は見当たりません。
コロンボは、その袋に遺体を入れたのではないかと考えます。服そのものだけでなく、それをしまっていた袋に目を向けたのでした。
コートの袋までは気にしていなかったなあ。あれだけ恥をかかされても、残っている物を一つずつ確かめてくれるのがうれしい。
そして、共同経営者が腕に着けていたポケベルが、最後の手がかりになります。ポケベルは、離れた相手からの呼び出しを音などで知らせる機器です。
彼女と発行人は、腕時計のように着けられるものを使っていました。コロンボは、彼女のポケベルがほかの場所にないことから、遺体に着いたままだと考えます。
家中を再び壊して捜す必要はありません。彼女のポケベルを呼び出せば、隠された場所を音で確かめられるのです。
コロンボが電話で呼び出すと、音が聞こえたのは、工事でふさがれた浴室の壁の奥。そこに彼女がいました。
壁を壊したコロンボは、隠されていた遺体を発見します。もう捜索はできないと考えていた発行人の犯行が、こうして明らかになりました。
鳴ってくれてよかった! あの小さな機器を腕から外していなかったことが、最後にコロンボを助けたんだね。
刑事コロンボ シーズン9第2話「だまされたコロンボ」の感想まとめ
一番心に残ったのは、浴室の壁の奥からポケベルが鳴る場面です。あそこでは、ようやく居場所が分かったという気持ちになりました。
最初の捜索では、庭も池も壁も調べて空振り。その苦労を見ていたので、呼び出しの音が聞こえたときは、ほっとしたなあ。
もちろん、見つかったのは亡くなった彼女だから、喜んでばかりはいられません。それでも、壁の裏に隠されたままで終わらなくてよかったです。
共同経営者が帰ってきた場面は、コロンボが気の毒だった。本人が無事だったことには安心したけれど、その後ろで笑う発行人を見ていると、こちらまで嫌な気分になる。
警察を動かして、あそこまで屋敷を調べさせて、それを宣伝に使うなんて。付き合わされた人たちの疲れも考えてほしい!
共同経営者も、あの悪ふざけには加わっていました。それなのに、株を売る話をやめなかったことで、発行人に殺されてしまったのが重い。
一緒に計画を進めた相手でも、自分の暮らしを守る邪魔になれば殺してしまう。発行人の身勝手さには、最後まで腹が立ちました。
コロンボは、そんな二人にだまされても、彼女の失踪を追う手を止めませんでしたね。自分を笑いものにした人のためにも動いてくれる、その姿がうれしかった。
最後まで頼りになったのは、コートの袋を気に留め、腕のポケベルを思い出すコロンボだった。壁の奥の音を聞いて、その壁を壊してくれたコロンボには、本当にありがとうと言いたくなりました。
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