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クルミットです♪
今回は、奥さんと船旅に出かけたコロンボが、船の中で起きた殺人事件を調べるお話です。せっかくのお休みにも事件とは、ゆっくりしていられませんね。
犯人は、病人を装って自分の居場所をごまかす会社経営者。そのうえ、被害者と以前付き合っていた男性に罪を着せようとするのが腹立たしい!
医務室にいるはずの男と、犯人扱いされるピアニスト。コロンボが小さな食い違いを拾っていくところを、結末までたどります。
それでは27話を一緒に見ていきましょう!
刑事コロンボ シーズン4第4話「歌声の消えた海」のあらすじ
コロンボは、奥さんがくじで当てた船旅に同行しています。同じ客船には、中古車販売業を営む経営者が、裕福な妻と乗り込んでいました。
この経営者は、船旅の常連。以前の航海で船のラウンジに出演する歌手と知り合い、不倫関係になっていたのです。
しかし、歌手は二人の関係を妻に知らせると脅し、お金を要求していました。経営者は口を封じるため、彼女を殺そうと準備を進めます。
脅してお金を取ろうとするのも嫌ですが、そこで相手を殺すほうへ進むなんて。奥さんと一緒に乗っているのに、何をしているんですか。
経営者は、自分の部屋の予備の鍵を受け取る際、船内の部屋を開けられるマスターキーの形を確認。そして、その形を覚えて予備の鍵を加工します。
歌手の部屋へ入り込むための準備だった。
次に経営者が利用したのは、船の医務室です。薬品を吸い込んで心臓発作のような症状を起こし、プールで具合が悪くなったふりをします。
そのまま医務室に運ばれ、ベッドで休むことになった経営者。殺人の時刻に病人として寝ていれば、自分は疑われないという計算でした。
具合が悪いと言われたら、周りはまず助けようとしますよね。その心配まで利用するのが嫌だなあ。
経営者は見張りの隙をつき、乗組員の制服を着て医務室を抜け出します。向かったのは歌手の客室で、彼女が公演の休憩中に戻ってくるのを待ち伏せ。
歌手が部屋に戻ると、経営者は枕を銃に当て、背後から彼女を撃ちます。銃声を抑えるために使った枕から、羽毛が飛び散ってしまいました。
弾丸は歌手の心臓を貫き、彼女は命を落とします。経営者は殺害だけで終わらず、別の人物へ疑いを向ける細工にも取りかかるのでした。
狙われたのは、船のバンドで演奏するピアニスト。歌手と以前付き合っていたものの、彼女に捨てられた男性だった。
経営者は口紅を使い、鏡にピアニストの名前の頭文字を書きつけます。被害者が死ぬ間際に、犯人を知らせようとしたように見せかけたのです。
銃の購入を示す領収書も、ピアニストの書類に紛れ込ませます。そして凶器の銃は、洗濯物のかごへ隠しました。
別れた相手だから、殺人もするはずだと決めつけられたらたまりません。関係のない人の人生まで壊そうとするのは、あんまりです!
経営者は医務室へ戻る途中、本物の乗組員とすれ違う際に盆で顔を隠します。医師たちに不在を知られる前に、ベッドへ戻ることに成功。
病人として休んでいる間に、別の場所で歌手が殺された。その形だけは整いました。
犯行に使った手袋や、鍵の加工に使った道具は、後に人目を避けて海へ捨てます。自分につながる物は、きちんと処分していた経営者です。
事件を受け、船長は乗客のコロンボに捜査を頼みます。船はすぐに港へ着くわけではなく、陸から捜査員を呼ぶこともできません。
こうして、休暇中のコロンボが事件を調べることになりました。
奥さんとの旅行中なのに、お仕事が来てしまったコロンボ。でも、ピアニストのためにも、ここにいてくれて良かったです。
ピアニストには、歌手に捨てられた事情があります。鏡の文字や銃の領収書まで出てくれば、疑われるのも避けられません。
しかし、コロンボは目の前の証拠をそのまま受け取りませんでした。まず引っかかったのが、被害者の残したものとされる鏡の文字です。
船医によると、歌手は心臓を撃たれ、ほぼ即死しています。撃たれてから口紅を手に取り、文字を書く時間はなかったことになります。
犯人の名前を伝えるはずの文字が、誰かの細工ではないかという疑いにつながった。
そして、銃の領収書にもおかしな点があります。ピアニストが保管していたほかの領収書は、税金の計算で経費として扱うためのものでした。
演奏の仕事をする人が、その中に銃の領収書を入れておくのは不自然です。しかも、人を殺した銃の購入記録を、わざわざ手元に残しておくことになります。
犯行に使った銃の領収書なんて、自分の書類に残しておく? そこを見過ごさずに立ち止まってくれて、ほっとしました。
船の周りには海が広がっています。証拠を処分する場所があるのに、銃は洗濯物のかごに隠され、領収書まで残っているのです。
ピアニストへつながる物が見つかるたび、コロンボはその残され方を確かめていきます。疑いをかける材料が多くても、それだけでは納得しません。
一方、コロンボが経営者へ目を向けるきっかけになったのは、医務室の外に落ちていた羽毛でした。
歌手を撃つときに使われた枕の羽毛が、犯人の服に付着して運ばれていたのです。医務室で寝ている人と殺人現場が、小さな羽毛でつながります。
制服まで用意していたのに、羽毛がついてきてしまったんですね。本人が気づかないまま医務室まで戻っていたと思うと、ここは気になります。
船には鑑識の専門家も、十分な捜査設備もありません。コロンボは鉛筆の芯の粉を使って、銃に指紋が残っているか調べます。
弾丸を調べるためには、マットレスへ向けて試し撃ちをする方法も取ります。手元にある物を使いながら、確認できることを一つずつ増やしていくコロンボ。
銃を扱う場面では、自分は銃が苦手だとして、経営者に試し撃ちを頼んでいました。
鉛筆まで捜査に使うんだ! 道具が足りない船の中でも、ちゃんと調べようとしてくれるのが頼もしいです。
そして、コロンボは船の医療用手袋がなくなっていることに着目します。犯人が銃を撃つときに使った手袋が、まだ見つかっていません。
銃を残した一方で、手袋だけは処分されている。その食い違いも、ピアニストを犯人とするには気になるところです。
そこでコロンボは経営者に、ピアニストを逮捕するには手袋が必要だと話します。発砲した際の火薬の跡がついた手袋を見つければよい、と持ちかけたのでした。
経営者は、その話を受けて動きます。新たなゴム手袋と、船内の手品で使われる銃を手に入れ、機関室へ向かいました。
機械の音に銃声が紛れる場所で、手袋をはめて発砲。これで、火薬の跡がついた手袋を用意したことになります。
まだピアニストに罪をかぶせるつもりなんだなあ。そこまでして証拠を足そうとする姿には、じわじわ腹が立ちます。
経営者は、その手袋を消火ホースの中へ隠します。入港前の消防訓練で乗組員に見つけさせるつもりです。
思惑どおり、手袋は発見され、コロンボのもとへ渡ります。経営者が用意した、ピアニストを追い詰めるための証拠でした。
しかし、コロンボが調べたのは、火薬の跡ではありません。手袋の内側に残った指紋だったのです。
そこから見つかったのは、経営者自身の指紋。誰がこの手袋を扱ったかが、はっきりしてしまいます。
調べるのは、そっちだった! 火薬をつけようと一生懸命だった男が、自分の指紋を残していたとは。
ピアニストを犯人にするため、自分で用意して隠した手袋。その内側に残った指紋が、経営者を追い詰める決め手となりました。
刑事コロンボ シーズン4第4話「歌声の消えた海」の感想まとめ
いちばん残ったのは、やはり手袋の内側を調べる最後の場面です。火薬の跡が必要だという話を聞いていたので、内側から指紋が出たところは嬉しかった!
経営者は、手袋さえ見つかればピアニストに罪を着せられるつもりで動いていました。そのために銃まで用意したのに、調べられたのは自分が残した指紋です。
そこまでした手袋を、コロンボに渡すことになるなんて。ピアニストを陥れようとしていたぶん、経営者には同情できません。
今回は、無実のピアニストが疑われるのがつらかったです。歌手に捨てられたことを殺人の動機にされ、そのうえ自分の書類から銃の領収書まで出てくるのですから。
鏡の文字も領収書もある中で、コロンボが一つずつ疑ってくれたのはありがたかった。あれだけ物がそろっていたら、言い分を聞いてもらうことさえ難しそうで、落ち着きませんでした。
歌手も、お金を要求していたからといって、背後から撃たれていいわけがありません。休憩で自分の部屋へ戻ったところを待ち伏せされるのは、きつかったです。
経営者の準備は細かいのに、医務室の外に羽毛が落ちていたことも残っています。本人はベッドに戻れて安心していたかもしれませんが、コロンボはその小さな物を拾い上げました。
休暇中でも、疑われた人をそのままにせず調べてくれるコロンボ。最後に手袋の内側まで確かめてくれたことに、ほっとしました。
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