ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
今回は、屋敷の監視カメラを使って殺人の時刻をごまかす「ビデオテープの証言」です。
警備員が画面で事件を目撃しているのに、その時間、犯人は外出中。録画した映像を使い、自分を疑えないように準備した社長に、コロンボが小さな食い違いから近づいていきます。
1975年の作品ですが、屋敷には音で開くドアや監視設備がそろっています。その便利な設備を、妻の母を殺すために使う夫が腹立たしいんです。
そして最後は、犯人が追い詰められても、すっきりした気持ちにはなれませんでした。
それでは28話を一緒に見ていきましょう!
刑事コロンボ シーズン4第5話「ビデオテープの証言」のあらすじ
電子機器会社の社長は、新しい機械に夢中で、多額のお金をつぎ込んでいます。会社を所有している義母は、それが利益の落ち込みにつながっていると不満を抱いていました。
義母が問題にしているのは、経営だけではありません。社長が、娘である妻を裏切って浮気していることも知っていたのです。
そして義母は、翌朝までに社長を辞めるよう迫ります。従わなければ、浮気を娘に知らせるという条件でした。
会社のお金を使ったうえに、妻まで裏切っているなんて。義母が怒るのも無理ないですよね。
しかし社長は、義母に迫られてから初めて殺人を考えたわけではありません。すでに窓に細工をし、侵入者の仕業に見せる準備を進めていたのでした。
家には、車いすで暮らす妻のための昇降機や、手をたたく音で開くドアがあります。監視カメラの映像を、警備員が離れた場所で確認できる設備も備わっています。
屋敷の中を見張るための仕組みを、社長は自分の犯罪に利用します。警備員が何を見ているかまで、手元で操作できるわけです。
警備員がいる家でも、映像を送る側にこんなことをされたら困ります!
社長はまず、誰もいない書斎を録画しておきます。そして犯行の際には、その映像を警備員のモニターへ流し、部屋で起きていることを隠しました。
警備員が無人の書斎を見ている間に、社長は義母を銃で撃ちます。逃げようとする義母を背後から撃ち、その様子は別に録画されていました。
逃げる義母にまで銃を向けるところがつらい。ここまで準備していた夫の冷たさに、ぞっとしました。
次に社長は、殺人の録画が時間を置いて流れるようにタイマーを設定します。自分が家を出てから、警備員に事件を目撃させるためです。
窓の外には足跡も残し、泥棒が侵入したように見せかけていました。侵入口と犯行時刻の両方を偽装した社長は、画廊のパーティーへ向かいます。
画廊では、持参した招待状を渡して入場。そして屋敷の警備員のモニターには、義母が撃たれる映像が流れます。
警備員が見たのは、少し前に起きた殺人の録画でした。しかし、その場で起きている事件だと受け取れば、すでに外出している社長にはアリバイができます。
殺人を見た人まで、自分のアリバイを支える側にしてしまうんですね。録画を使う手順が嫌なくらい周到です。
捜査に来たコロンボは、風邪をひいています。それでも、侵入者が残したとされる痕跡には、早くから引っかかっていました。
窓の外には花壇があるのに、室内には足について入るはずの土などが見当たりません。窓から入ったという説明と、部屋の状態が合わないのです。
足跡の深さにも問題がありました。殺人のあと、慌てて窓から飛び降りたなら、出ていく足跡は入ってくる足跡より深くなりそうなのに、同じ深さになっています。
映像の仕掛けに気を取られていたので、花壇の足跡は見落としていました。コロンボは足元までちゃんと見ている!
一方、妻は寝ている間に大きな音を聞き、目を覚ましていました。そのとき社長は、階下から電話で、夢を見たのだと妻を納得させています。
妻の話でコロンボが気にしたのは、目覚めたときに部屋の中が見えたことでした。本来なら暗くて見えない場所まで、見えていたというのです。
ここで関わってくるのが、音に反応するドアでした。銃声で寝室のドアが開けば、廊下の明かりが入り、部屋の中を見渡せます。
妻が聞いた音は夢ではなく、本物の銃声だった可能性が出てきました。それなら、警備員が映像を見た時刻より前に、殺人が起きていたことになります。
便利なドアが、こんなところで役に立つとは! 妻が覚えていた部屋の明るさを、聞き流さなくてよかったです。
コロンボは確かめるために、書斎で土を入れた箱へ向けて銃を撃ちます。銃が苦手で、耳を押さえながら顔をしかめる様子も見せました。
しかし社長は、ドアには以前にも不具合があったと説明します。妻もその説明を受け入れ、音とドアの動きだけでは、社長を追い詰められません。
妻が夫の説明を信じてしまうのが苦しい。聞こえた音も、見えた部屋も、本当なのに。
コロンボは、社長が訪れた画廊でもアリバイを確かめます。並んでいる現代美術の値段に驚きながら、壁の高い位置にある四角いものに目を留めました。
作品名を尋ねたところ、それは換気口でした。展示品ではなかったんです。
あの換気口のやり取りには、ちょっと笑いました。高い作品が続いたら、壁にあるものを何でも確かめたくなりそうです。
母を失った妻は、会社の経営に関わりたいと考えます。屋敷の中で過ごすだけの暮らしを、これからも続けたいわけではありません。
ところが社長は、仕事の世界には厳しい相手がいるからと、妻を家にとどめようとします。妻の安全を理由にしながら、その希望を遠ざけていきます。
会社に関わりたいという妻の気持ちまで、夫が決めてしまうの? そこは本人の話を聞いてほしいです。
妻は夫を深く慕っています。コロンボの犬にも優しく接し、犬のほうもすぐになつきました。
夫を信じる妻がいる一方で、捜査はまだ決め手を欠いています。監視映像の時刻を崩すには、ドアの不具合という説明では片づけられない証拠が必要でした。
そのきっかけになったのは、テレビで流れるフットボールの試合です。プレーが再生されるのを見たコロンボは、屋敷の録画を比べる方法を思いつきます。
そして二つのモニターを使い、殺人の映像と、そのあと警備員が駆けつけたときの映像を確認。書斎の机にある、小さな違いを見つけました。
義母が撃たれる映像には、机の上に画廊の招待状が映っています。ところが、警備員が部屋へ入ってきた映像では、なくなっていたのです。
招待状、そこに置いたままだったの? 機械をあれだけ動かしておいて、机の上に残してしまったんですね。
その招待状は、社長が画廊へ入るときに渡したものでした。警備員が殺人を目撃したとされる時刻には、すでに画廊へ持っていっている品です。
それが殺人の映像には残っている。つまり、その映像が撮られたのは、社長が招待状を持って屋敷を出るより前だったことになります。
入場するときに渡した一枚が、ここでつながった! これでは、映像を見せた時刻をごまかしても通りません。
招待状を忘れて取りに戻ったという説明でも、社長は逃れられません。机へ行くには、すぐそばに倒れている義母を見過ごせないからです。
義母が殺されていたことを知らず、普通にパーティーへ出かけたという話は成り立たなくなりました。自分で残した録画から、社長の嘘が崩れていきます。
そして妻は、愛する夫が母を殺したという事実を知ります。夫は妻に何も言えず、妻は泣き崩れました。
事件を解いたコロンボも、その姿をつらそうに見つめています。
刑事コロンボ シーズン4第5話「ビデオテープの証言」の感想まとめ
いちばん心に残ったのは、夫が犯人だと知った妻の姿です。母を亡くしたばかりなのに、今度は信じていた夫まで失ってしまう。その夫が母を殺した人だなんて、きつかった。
妻が途中で夫の説明を受け入れるところも、結末を知るとつらくなります。自分で聞いた音があっても、夫が夢や故障だと言えば信じてしまう。それだけ身近な人だったんですよね。
会社に関わりたいという希望を、夫が抑えようとした場面にもイライラしました。家の設備を整えてくれていても、本人がしたいことを聞いてくれないのは嫌です。
妻には、自分の考えで外へ出てほしかった。犬を優しく迎える様子を見ていたぶん、最後にあの人が泣くのはこたえました。
招待状を見つける場面は、やっぱりうれしかったです。机の上の一枚と、画廊で渡した一枚が同じものだと分かれば、社長の説明のおかしさがすっとつながります。
機械の操作を全部理解しなくても、招待状がそこにあるのは変だと分かる。コロンボが確かなところまでたどり着いてくれて、そこはほっとしました。
でも、犯人の言い逃れができなくなるほど、そばにいる妻にも事実がはっきりしてしまうんです。社長にはちゃんと捕まってほしいのに、妻の顔を見るのがつらい。
泣いている妻を見つめるコロンボまで悲しそうで、あの最後は事件が解けても喜べませんでした。
🔍 Google検索でこのブログを見つけやすくする
いつも読んでくださってありがとうございます。Googleの「優先ソース」にこのブログを登録しておくと、続きの話を検索したとき、私の記事が見つけやすい場所に出てくるようになります。毎日ドラマを追いかけている方にはけっこう便利なので、よかったら使ってみてください。
※Google公式の機能で、登録後もこのページに戻ってきます。いつでも解除できます。 ボタンが表示されない場合はこちらから登録できます。
コメント