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クルミットです♪
今回は、刑事コロンボの第16話、シーズン3第1話「毒のある花」です。
しわを消すクリームが完成すれば、傾いた会社を立て直せる。そんな望みをかけていた女社長が、身近な研究員の裏切りを知ってしまいます。
仕事だけでなく、昔の恋まで持ち出されるやり取りが嫌な感じでした。けれど、腹が立ったからといって、彼女のしたことは許せません。
そして今回、コロンボが気にするのは手のかゆみ。自分もかゆがりながら捜査する姿に、ついこちらまで手が気になってきました。
それでは16話を一緒に見ていきましょう!
刑事コロンボ シーズン3第1話「毒のある花」のあらすじ
高級化粧品会社を経営する女社長は、売り上げの落ち込みに悩んでいます。ライバル会社の社長からは買収を狙われ、会社を守るためにも新しい商品が必要でした。
そこで望みを託していたのが、しわを消す新しいクリーム。これが商品になれば、会社を立て直せるかもしれません。
しかし、その配合を知る研究員は、秘密をライバル会社に売ろうとしていました。女社長にとって、この研究員はかつて恋人だった男性でもあります。
研究員は自分だけが正確な配合を知るようにしており、残るクリームも自宅に置いていました。会社の命運に関わるものを、一人で握っていたのです。
会社が苦しいときに、頼りにしていた人が競争相手と取引していたなんて。女社長が腹を立てるところまでは、分かるんですよね。
女社長は研究員の家を訪ね、クリームの配合を手に入れようと交渉します。雑誌に金額を書いて示しますが、相手は笑って取り合いません。
金額を上げても、返事は変わらず。研究員には、彼女に売り渡すつもりがありませんでした。
それでも交渉を続ける彼女に、研究員は恋人としての関係を戻すことや、事業の共同経営者にすることまで持ちかけます。
女社長がそこまで受け入れると、今度は態度をひっくり返します。彼女がどこまで譲歩するか、試していただけだったのです。
そこまで言わせておいて、最初から断るつもりだったなんて! 昔の関係まで使って相手を傷つける言い方には、私もイラッとしました。
怒りを抑えられなくなった女社長は、研究員を顕微鏡で殴り殺してしまいます。配合を取り戻すための交渉が、殺人に変わってしまったのでした。
彼女はできる限り現場の痕跡を隠し、残っていたクリームを持ち去ります。そして、ライバル会社の社長に疑いが向くように仕向けるのです。
あの嫌な言い方に腹が立っても、殴っていいことにはならないです。倒れた研究員を思うと、さっきまで女社長に寄せていた気持ちが引っ込みました。
捜査に入ったコロンボは、研究員の部屋に残されたものを調べます。そこには女社長の写真を貼ったダーツの的があり、二人の関係が気にかかります。
そして、金額の書かれた雑誌にも目を留めました。その雑誌は事件当日に届いたもので、書き込みも届いてから殺害までの間になされたことになります。
数字を書くのに使われていたのは、化粧用の黒いペンシルでした。女社長がその場でした交渉が、捜査の手掛かりとして残っていたのです。
金額を上げて書き直した、その雑誌が残っているのが気になります。大事なクリームを持ち出しても、交渉した跡までは消せていなかったんですね。
コロンボは女社長の周辺を調べ、ライバル会社の秘書にも話を聞きます。彼女はたばこをよく吸う女性でした。
ここでコロンボは、秘書の吸いすぎをたしなめます。ところが、そのあとで自分の葉巻を求めるのです。
コロンボ、自分も吸うんですね! 人のたばこを気にしたすぐあとで葉巻が出てくるところには、ちょっと笑ってしまいました。
この秘書は、勤め先の情報を女社長に流していました。研究員がライバル会社と進めていた取引についても知っています。
そして、研究員の死に女社長が関わったと疑い始めます。秘書はその疑いを利用して、黙っている代わりに自分を会社の幹部にするよう要求しました。
女社長の秘密を握れば、自分の立場を変えられる。秘書はそうして彼女に迫るのですが、女社長は口封じに動きます。
殺人を疑っている相手に、そんな要求をして大丈夫? 秘書の強気な態度を見ていると、会いに行くのを止めたくなりました。
女社長は、自分の美容施設に秘書を招きます。そこで秘書の持っていたたばこを、本人に気づかれないように捨ててしまいました。
たばこを探し始めた秘書に、女社長は毒を仕込んだ一本を渡します。相手がたばこを欲しがることを利用した、用意のある犯行です。
秘書はそのたばこを吸い、車で施設を出ます。山道を運転する途中で毒が効き、車を衝突させて命を落としてしまいました。
ここはきつかったです。秘書の要求にも賛成できないけれど、女社長が渡したたばこで命まで奪われるなんて。研究員を殴ったときより、彼女がずっと怖く見えました。
一方、コロンボと女社長には、共通する異変が起きていました。二人とも手がかゆくなり、繰り返しかいているのです。
女社長は、持ち帰ったしわ取りクリームが原因ではないかと疑います。会社を救うために欲しがっていたものが、今度は自分の肌をかぶれさせたのかもしれません。
コロンボも、自分のかゆみと女社長の様子を結びつけて考え始めます。
女社長もコロンボも手をかいていると、そちらばかり気になってきます。かゆいのは気の毒だけれど、同じ症状なのが引っかかる!
女社長は、研究員の家から持ち帰ったクリームを調べさせ、配合を突き止めようとしていました。研究員が亡くなった今、残された中身が頼りです。
しかし、窓の外には家を捜索しに来た警察の姿がありました。クリームを発見されれば、研究員の家から持ち出したことにつながってしまいます。
しかも、その中身が本当にしわを消すクリームなのか、かゆみの原因なのか、彼女には判断がついていません。
女社長は容器を裏の窓から投げ捨てます。容器は海辺の岩に当たって割れ、残されていたクリームも失われました。
あんなに欲しがっていたクリームまで、捨ててしまうの? 割れてしまったら、もう取り戻せません。自分を守るために放り出すところが、なんとも後味の悪い場面でした。
そしてコロンボは、二人のかゆみの原因を明かします。原因はクリームではなく、研究員の顕微鏡にあったスライドガラスでした。
スライドガラスは、顕微鏡で調べるものを載せる薄いガラスです。そこには、触れると皮膚がかぶれる植物の成分が付いていました。
顕微鏡が凶器に使われた際、そのガラスも割れていました。コロンボは現場を調べているときに破片に触れ、手がかぶれてしまったのです。
女社長にも同じ症状が出ていることから、コロンボは二人が同じものに触れたと突き止めます。
彼が破片に触れたのは現場の捜査中です。一方、女社長が触れたとすれば、殺害が起きたころの現場ということになります。
クリームを捨てても、手のかゆみは残っている! 自分までかぶれてしまったコロンボが、その原因を女社長に説明するところには、思わず納得しました。
女社長が疑って捨てた容器には、本当にしわ取りクリームが入っていました。かゆみの原因を取り違え、配合を調べるための最後の手掛かりまで失ってしまったのです。
殺害現場とのつながりを示された女社長は、警察に連れていかれます。会社を救おうとして始めた交渉の先で、二人の命が奪われ、クリームも残りませんでした。
刑事コロンボ シーズン3第1話「毒のある花」の感想まとめ
一番残ったのは、女社長がクリームの容器を窓から投げ捨てる場面でした。あれほど手に入れたがっていたものを、自分の手で壊してしまうのが、見ていて嫌だったんです。
しかも、かゆみの原因は別にありました。捨てたあとでそれを聞かされても、中身は戻ってきません。
研究員との交渉では、女社長が気の毒になる瞬間もありました。金額だけでなく、昔の恋まで持ち出されて、受け入れたところで笑われるのはきついです。
でも、秘書にたばこを渡す場面では、彼女への気持ちがすっかり変わりました。相手の習慣を知ったうえで準備しているのが怖かった。
秘書も、秘密を使って幹部の座を求めたりしなければ、とつい思ってしまいます。だからといって、殺されていい理由にはならないです。車を運転して帰っていく姿がつらかったです。
コロンボには、今回もちょっと笑わせてもらいました。秘書にはたばこの吸いすぎを注意しておいて、自分の葉巻は欲しい。そこは自分にも厳しくしてほしい!
そして、手のかゆみをただの不調で終わらせず、女社長と同じ症状だと気にしていたところが好きでした。捜査で触ったものをたどると、あの割れたガラスに行き着きます。
女社長は、クリームの容器なら手放せました。けれど、かゆくて手をかくことまでは我慢できません。
会社を救うはずだったクリームを岩に投げ捨てたあとも、女社長の手にかゆみが残っているのが、なんともやるせなかったです。
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