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クルミットです♪
今回は、修道院で二人の修道女が命を落とす「キリストの花嫁」です。ブラウン神父の目の前で起きた死をきっかけに、修道院の中にある薬品や、修道女たちの不仲が捜査の対象になっていきます。
神父を手伝うのは、推理小説が大好きな修道女。頼もしい協力者の登場ですが、事件の奥には、子どもと引き離された女性のつらい過去がありました。
今回は犯人の動機と結末まで触れていきます。
それでは6話を一緒に見ていきましょう!
ブラウン神父 シーズン1「キリストの花嫁」のあらすじ
ブラウン神父の目の前で、一人の修道女が亡くなります。その死の原因は、青酸系の毒による中毒でした。
神父は亡くなった修道女のために、最期の祈りをささげます。そこへやって来た警部は、また神父が事件の現場にいることに、うんざりした様子を見せるのでした。
目の前で亡くなられるなんて、神父もつらいですね。まずその人のために祈る姿に、少し気持ちが落ち着きます。
警部はブラウン神父を捜査から遠ざけようとします。しかし、修道院長から思わぬことを告げられました。
ここは女性だけの修道院なので、警部が中を歩くには、修道院を担当する司祭の付き添いが必要。その役を務めるのが、ブラウン神父です。
せっかく神父を追い払ったつもりの警部も、これには困ってしまいます。捜査の行く先に神父がいる状況は、そう簡単には変わりません。
付き添い役がブラウン神父! 警部には悪いけれど、この成り行きにはちょっと笑ってしまいました。
そして神父は、推理小説好きの若い修道女に助けられながら、事件を調べていきます。彼女は今回、初めて登場する人物です。
警察の聞き取りの場でも推理小説を手にしているほど、本が好きな修道女。実際の事件に関われることにも、かなり乗り気な様子を見せています。
神父にとっては、修道院の内側を知る協力者でもあります。警部が神父を遠ざけたがる一方で、こちらは捜査に加わる気が十分にあるのでした。
そんなに張り切って大丈夫? 本が好きなのは親しみやすいけれど、人が亡くなっているので、少し心配にもなります。
しかし、最初の死を調べている間に、二人目の修道女まで亡くなってしまいます。こちらも同じく、毒による死だった。
二人が口にしていたのは、毒を付けられたキャンディーでした。普段なら何げなく食べるものが、命を奪うために使われていたのです。
キャンディーに毒だなんて! 口にする前に気づくのは難しそうで、二人とも気の毒です。
修道院には、修道女同士の不仲もありました。そこへ毒物の問題が重なり、疑いを向けられる人が増えていきます。
捜査の中で警部が驚かされるのは、修道院に保管されている薬品の量です。若い修道女が棚を開けると、そこには薬品の瓶が十二本も並んでいました。
薬品は、修道院で造るワインから、混じっている金属成分を取り除くために使うもの。修道院でそんな作業までしていたとは、警部も驚きを隠せません。
しかも、棚には鍵をかけていませんでした。修道院だから施錠しないという考えで、薬品に手を伸ばせる人を絞るのも難しくなります。
十二本もあって、鍵もなし! お互いを信じて暮らしていた場所で、こんな事件が起きたことが悲しいです。
二人目の被害者は、インドから戻ってきた修道女でした。規律に厳しく、インドでは規律を緩める危険を見てきたと話していた人物です。
彼女は修道院長のやり方を甘いと考え、院長を辞めさせようとしていました。そのために利用しようとしたのが、院長の過去だった。
院長には、結婚していないときに子どもを産んだ経験があります。亡くなった修道女は、その秘密を使って院長を脅そうとしていたのです。
そんな過去まで持ち出して、辞めさせようとするなんて。規律を口にしていても、これは意地悪にしか思えません。
院長にとって、秘密を握る修道女の存在は重いものでした。ただ、事件の理由は、その二人の関係だけでは終わりません。
やがて明らかになるのは、殺された修道女が以前、未婚の母親たちから赤ちゃんを無理に引き離していたことです。結婚せずに出産した女性たちが、自分の子を奪われていました。
犯人の女性も、その一人でした。赤ちゃんを取り上げられたうえに、精神病院へ入れられていたのです。
その指示を出したのが、二人目に亡くなった修道女。女性が狙っていた相手は、最初から彼女でした。
子どもを奪われたうえに、病院へ入れられるなんて。女性の過去が分かったところは、きつかったです。
最初に亡くなった修道女は、本来の標的ではありませんでした。別の相手を殺すために用意された罠に、巻き込まれてしまったのです。
女性には、我が子を奪われた深い傷が残っていました。その苦しみで現実を正しく受け止められなくなり、悲しい思い込みにとらわれています。
ブラウン神父は、真相を知って深く心を痛めます。事件を起こした女性が、それまでにどんな目に遭っていたのかも、神父には見えていました。
最初の修道女には何の落ち度もないのに。女性の過去を聞くのもつらいし、巻き込まれた人のことも忘れられません。
そして事件は、別の赤ちゃんまで巻き込んでしまいます。ある女性が代母を務める女の赤ちゃんが、乳母車からいなくなってしまうのでした。
代母とは、子どもの成長を信仰の面から見守る役目を担う人のこと。赤ちゃんの姿が消え、代母の女性はひどく慌てています。
連れ去ったのは、犯人の女性です。その赤ちゃんを、かつて奪われた自分の息子だと信じ込んでいました。
女の赤ちゃんは、それまでも男の子に間違えられ、そのたびに代母の女性が腹を立てていました。しかし、今度の思い違いは、赤ちゃんが連れ去られる事態につながってしまいます。
赤ちゃんまで連れていってしまうなんて! 女性のつらさは分かっても、ここは早く見つかってほしい気持ちでいっぱいです。
神父は、慌てる女性に落ち着くよう伝えます。赤ちゃんには、よく通る大きな泣き声があるからです。
すると、遠くない場所から赤ちゃんの泣き声が聞こえてきます。神父の言葉どおり、その声が居場所を知らせる手がかりになりました。
ちゃんと泣き声が聞こえて、ほっとしました。こんなときは、大きな声で泣いてくれることがありがたいですね。
事件が解決したあと、修道院長は自分の過去を神父に打ち明けます。院長にも、犯人の女性と同じく、未婚で子どもを産んだ経験があったのです。
院長は、辞任について自分から司教へ伝えたいと申し出ます。司教は、教区をまとめる立場の聖職者です。
しかし、ブラウン神父は辞める必要はないと伝えます。院長はこの場所に必要な人であり、それを十分に示してきたと認めたのでした。
ここで神父が引き止めてくれて良かった! 昔のことを理由に、今いる場所まで失わずに済むのは、ほっとします。
一方、捜査を手伝った若い修道女の気持ちは、事件の初めとは変わっていました。推理小説を読み終えたときのような満足感が、少しも湧いてこないと神父に話します。
犯人も動機も分かったのに、喜ぶ気持ちにはなれない。ブラウン神父は、それが現実の殺人事件なのだと伝えます。
本を手に、事件への関心を隠せなかった修道女。最後に神父へ打ち明けたのは、解決しても晴れない気持ちでした。
ブラウン神父 シーズン1「キリストの花嫁」の感想まとめ
自分の息子だと信じて赤ちゃんを連れ去った女性のことが、いちばん心に残りました。別の子だと分からなくなるほど、奪われた我が子のことから離れられずにいたのが切ないです。
赤ちゃんを失っただけでもつらいのに、その後は精神病院へ。女性に起きたことを知ると、二人目の被害者に対しては、どうしても腹が立ちます。
院長の出産経験まで脅しに使おうとしていたところも、嫌でした。人の触れられたくない過去を、そこまで利用していい?
ただ、最初に亡くなった修道女のことを思うと、女性の悲しみだけを見ているわけにもいきません。自分に向けられたものでもない毒で命を落とすなんて、あまりにも気の毒でした。
この事情を知ったときの、ブラウン神父のつらそうな様子も残っています。犯人が分かっても、すぐに気持ちを切り替えられる事件ではありません。
そんな中で、院長を辞めさせず、その場所に必要だと伝えてくれたことはうれしかったです。脅しに使われそうだった過去を打ち明けても、神父は院長を追い出しませんでした。
推理小説好きの修道女にも、今回は親しみが湧きました。最初の張り切り方を少し心配していたぶん、最後に満足できないと話したときは、うなずきたくなります。
謎が解けたらすっきりするつもりで見ていた私も、同じところで立ち止まってしまった。赤ちゃんを奪われた女性も、巻き込まれて亡くなった修道女も、そのまま忘れるにはつらすぎます。
晴れない気持ちを打ち明けた修道女に、ブラウン神父が現実の殺人事件とはそういうものだと伝える場面が、静かで悲しかったです。
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