ブラウン神父 第7話 あらすじ シーズン1「悪魔の塵」 血のついたパジャマと14歳の少女が望んだ駆け落ち

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今回は、皮膚の病気を理由に村で避けられてしまう、14歳の少女のお話です。科学者である父親の仕事と結びつけられ、少女は周囲から怖がられるようになっていました。

体の具合が悪いときに、人からまで遠ざけられるなんてつらいですね。そんな少女が姿を消し、捜索中には血のついたパジャマまで見つかります。

少女に何があったのかを追うブラウン神父。その一方で、村の人の心ない態度にも、はっきりと怒りを示します。

ここからは、失踪の真相と結末にも触れていきます。
それでは7話を一緒に見ていきましょう!

ブラウン神父 シーズン1「悪魔の塵」のあらすじ

村で暮らす14歳の少女は、皮膚に症状が出ているために、住民たちから避けられています。父親は科学者で、その仕事が病気の原因だと思われていました。

広まっていたのは、少女が放射線の影響で病気になったという話。そばにいる自分たちまで危険になるという不安が、少女に向けられていたのです。

少女が何か悪いことをしたわけではありません。それでも、病気への恐れから仲間外れにされてしまいます。

まだ14歳の子に、これはきついです。皮膚の症状だけでも嫌なのに、周りから避けられることまで我慢しなくちゃいけないなんて。

原子力についての集会では、ある女性が父親を非難する声を上げます。少女が村に危険をもたらすのではないかと訴え、周囲の人たちまで騒ぎに巻き込んでしまいました。

父親の仕事への不安が、その娘にまで向かってしまう。少女の立場で聞いていると、逃げ出したくなるような話です。

怖い気持ちはあっても、みんなの前で娘のことまで持ち出すのはやめてほしい! 自分が危ないかどうかばかりで、少女の気持ちが置いていかれています。

ブラウン神父は、この女性の振る舞いを見過ごしません。ところが女性は、聖書にある病人を追い出す記述を持ち出し、自分の言動を正当化しようとします。

神父に対して、聖書を理由にすれば認めてもらえると思ったのでしょうか?

しかし、ブラウン神父の返事は厳しいものでした。少女は女性が引き合いに出した病気ではなく、そんな態度はキリスト教の教えにかなうものでもないと、きっぱり伝えます。

思いやりがなく、寛容さを欠き、人を決めつけている。神父は女性の言動をそう責め、深く失望したことも隠しません。

ここで神父がちゃんと怒ってくれて、少しほっとしました。少女に向けられたひどい言葉を、そのままにしないでくれて良かったです。

そんな状況の中、少女が一晩のうちに姿を消してしまいます。ブラウン神父も捜索に加わり、行方を追うことになります。

そして、捜している途中で見つかったのが、血のついたパジャマでした。少女が連れ去られ、命まで奪われたのではないかと疑われる事態に。

行方がわからないだけでも心配なのに、血の痕跡まで出てきてしまった。無事でいてほしいという気持ちのまま、神父の捜索を追うことになります。

血のついたパジャマは見たくなかったです。村でつらい思いをしていた子だからこそ、これ以上ひどいことが起きていてほしくありません。

ブラウン神父は、少女と関わりのある人たちに目を向けます。彼女の失踪を調べると、疑う理由のある人物が何人も浮かんできます。

少女を取り巻いていたのは、村人たちの偏見だけではありませんでした。両親の干渉も強く、少女はその暮らしから離れたいと望んでいたのです。

家族の中には、出生にまつわる秘密もあります。科学者である父親は、少女の実の父親ではありません。

実の父親は、家族と付き合いのある別の男性でした。母親が結婚する前に、その男性と関係を持っていたことが明らかになります。

家族の中にも、こんな事情があったんですね。ただ、この秘密だけで少女の失踪をわかった気にはなれません。本人がどうしたかったのかが気になります。

この騒ぎでは、放射線を出す赤い皿も見つかります。放射線への恐れが広がっているところへ、実際に反応のある品物が出てくるのです。

けれど、この皿が少女の失踪を解く決め手になるわけではありません。気になるものが見つかっても、それだけでは少女の行方につながらず、捜索は続きます。

一方、ブラウン神父と少女の治療を担当する医師は、石綿による肺の病気の兆候にも行き当たります。石綿はアスベストとも呼ばれ、吸い込むことで肺に害を及ぼすものです。

少女に向けられていた放射線の疑いとは別に、体を傷つけるものの存在もわかってきます。

赤い皿まで出てくると、私もそちらが気になってしまいます。でも、少女を見つける手がかりにはならない。落ち着かないですね。

そして、少女の失踪には、思いがけない真相がありました。誘拐されて殺されたように思えたこの騒ぎは、少女自身が仕組んだものだったのです。

少女は生きていました。何者かに命を奪われたわけではなかったとわかります。

生きていてくれて良かった! まずはそこに安心しました。あのパジャマが見つかった後だったので、自分で仕組んだと知っても、すぐには腹が立ちませんでした。

少女が望んでいたのは、両親の干渉から逃れること。そして、自分の治療を担当する医師と駆け落ちすることでした。

彼女は医師に恋をしていたのです。失踪騒ぎの裏には、親元を離れ、好きな人と一緒になりたいという願いがありました。

お医者さんとの駆け落ちまで考えていたんですね。家から離れたい気持ちはわかっても、血のついたパジャマが見つかるほどの騒ぎには、さすがに待ってと言いたくなります。

しかし、医師は少女と同じ気持ちではありません。少女が望んでいるような恋愛感情を、彼は抱いていなかったのです。

ブラウン神父は、そのことを少女にはっきり伝えます。医師は彼女の思いに応えてはいないと、曖昧にせず告げるのでした。

少女は神父の言葉を受け、仕組んだ芝居をやめます。駆け落ちを願って起こした騒ぎは、相手の気持ちを知らされることで終わりを迎えました。

これは言われるほうもつらいです。でも、彼も同じ気持ちだと思ったままでは、少女はやめられなかったのかもしれません。神父の言葉が痛いところに届いてしまった感じでした。

そして、少女の皮膚の症状についても原因がわかります。放射線による病気ではなく、父親との接触でうつったいぼでした。

村で怖がられていた話とは違う原因だったのです。少女を遠ざける理由にされていた疑いは、事実ではありませんでした。

すると、集会で父親を非難した女性は、放射線の病気という話は誰かから聞いただけだと、慌てて言い繕います。自分もそう言っていたことから、逃げようとするような態度です。

そこを人のせいにするのはずるい! 誰から聞いた話でも、集会で声を上げたのは自分です。少女が受けた嫌な思いまで、なかったことにはできません。

ブラウン神父は、女性の言い逃れをそのまま受け入れません。少女に対してどんな態度を取ったのか、忘れていないことを示します。

少女の無事がわかり、失踪の理由も明らかになりました。それでも神父は、騒ぎが収まったからといって、女性のしたことまで済ませてはくれないのです。

ブラウン神父 シーズン1「悪魔の塵」の感想まとめ

いちばん心に残ったのは、集会で少女への不安をあおった女性を、ブラウン神父が厳しく叱った場面です。あそこは神父の怒りにうなずいていました。

聖書を持ち出されたときも、話を濁さなかったのが良かったです。病気を怖がる人たちの前で、少女の側に立ってくれる大人がいてくれた。それだけで少し安心できました。

少女の自作自演には驚きましたが、生きていたとわかったときのほうが気持ちは大きかったです。血のついたパジャマの後では、まず無事だったことにほっとします。

ただ、好きな医師との駆け落ちを考えていたと知ると、何とも言えない気分にもなりました。少女が思い描いていた逃げ先は、相手と約束したものではなかったんですよね。

親元から離れたくて、好きな人のところへ行きたい。その気持ちだけでここまでしてしまった少女が、少し危なっかしくて、気の毒でもありました。

医師には同じ気持ちがないと伝える神父は、少女にとって聞きたくないことを言う人でもあります。あの場で期待を持たせず、はっきり伝えるのはつらい役目だったと思います。

そして、どうしても引っかかるのは、いぼだとわかった後の女性の言い訳です。原因が違ったとわかったなら、最初に少女へ謝ってほしくなります。

誰かから聞いたという説明をされても、集会で少女の父親を責めたことは消えません。そこはうやむやにしないでほしい!

少女を避ける声をあおった女性に、最後まで言い逃れを許さなかったブラウン神父に、私はほっとしました。

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