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クルミットです♪

今回はロンドンの切り裂きジャックを思わせる、不気味な連続殺人事件が起きます。
スコットランド・ヤードから刑事がやって来るのですが、最初から嫌な予感しかしませんでした。

傲慢な態度で怒鳴り散らす男に、マードックはどう立ち向かうのでしょうか?
マードックとジュリア先生のぎこちない社交ダンスのレッスンにも注目です。
それでは15話を一緒に見ていきましょう!

刑事マードックの捜査ファイル シーズン2第2話「ヘビとハシゴ」 のあらすじ

マードック刑事は、持ち運びができる紫外線ライトの箱の発明に夢中になっていた。
箱の中で紫外線を当てれば、昼間でも証拠の蛍光反応を確かめられる画期的な装置です。

そこへブラッケンリード警部が現れ、恐竜展の舞踏会のチケットを手渡します。
たまには仕事から離れて息抜きをしてこいという、警部なりの温かい気遣いですね。
マードックがチケットを辞退する間もなく、若い女性の惨殺死体が見つかったとの急報が入る。

現場に駆けつけると、被害者のアルバータ・モファットは無残に腹を切り裂かれていた。
しかも遺体からは手際よく内臓が抜き取られています。
壁に残されていたのは、「私を止めてみろ」という血文字のメッセージ。

そこへ、ロンドンからエドワード・スカンロン刑事が現れた。
スカンロンは大英帝国中を追ってきた殺人犯ハーラン・オーギルの仕業だと主張する。
その男こそが、あの悪名高い切り裂きジャックの正体だというのです。

スカンロンは勤務中にチェッカーで遊んでいた巡査たちを頭ごなしに怒鳴りつける。
検死を担当するジュリア・オグデン医師に対しても、捜査の邪魔だの無関心だのと暴言を浴びせ散らす始末。
これには温厚なマードックも強い怒りを覚えた。
スカンロンに対し、ジュリアへきちんと謝罪するよう毅然と求めます。

初対面でいきなり怒鳴り散らすなんて、本当に腹が立ちます!

その夜、マードックは社交ダンスの個人レッスンに通い始めます。
慣れないステップを一生懸命に踏む姿は、どこか微笑ましい光景でした。

しかし翌日、早くも二人目の犠牲者となるグロリア・アバクロンビーの遺体が発見される。
遺体安置所で、犯人がなぜこれほど残酷な行為に及ぶのか悩むマードック。
ジュリアは、先進的な考え方を持つ精神科医のロバーツ先生を紹介してくれる。
当時の精神医学はまだ始まったばかりで、心の病を診る医師は「エイリアニスト」と呼ばれていた時代。

マードックは勇気を振り絞り、ジュリアを恐竜展の舞踏会に誘う。
するとジュリアは「喜んで」と優しく微笑んで応じてくれた。

一方、犯行に使われたと思われる馬車が発見されます。
マードックは自作の箱型紫外線ライトを使い、車内に残された目に見えない証拠を調べ上げた。
ジョージ・クラブツリー巡査やスカンロンに、新しい光による科学捜査の仕組みを説明します。

警察署に戻ると、スカンロンが先日のお詫びだと言って巡査たちにプレゼントを差し出してきた。
それは「ヘビとハシゴ」というイギリス伝統のボードゲーム。
ハシゴを登り、ヘビに阻まれながらゴールを目指すすごろく遊びです。
あれほど横柄だった男が急に親しげに贈り物を配るなんて、何だか奇妙だと思いませんか?

精神科医のロバーツ先生によるプロファイリングが始まります。
犯人は働く女性に対して異常に深い憎悪を抱いているとのこと。
子供時代のトラウマによって二つの世界を作り出し、普段は「正気の仮面」をかぶっているという。
まるで『ジキル博士とハイド氏』のような二重人格。

自立した力のある女性を殺害することで、失われた自尊心を無理やり補っているのでしょうか?
「相手の女性が強大であればあるほど、犯人にとっての効果は大きい」と医師は語ります。

現場の血文字について、マードックは挑発ではなく助けを求める叫びではないかと指摘しました。
凶暴なハイド側の暴走を、誰かに止めてほしいと願っているのではないかと思います?
ロバーツ先生もマードックの意見に深く同意します。

いくら心に闇を抱えているからって、罪のない女性を手に掛けるなんて許せません!

その夜、マードックがダンス教室を訪れると、なんと新しいパートナーとしてジュリアが現れた。
思いがけない偶然に、二人とも言葉を失ってしまう。
ステップを踏み間違えたマードックがジュリアの体をぎこちなく抱きとめるなど、息が詰まるような空気。
それでも二人は黙ったまま、静かにワルツを踊り続けます。

マードックが躊躇いがちに「事件の話を聞いてもいいですか」と口を開く。
せっかくのダンスなのに事件の話題なの?とジュリアは少し寂しそうな表情を浮かべます。
でも彼女はすぐに気を取り直して、犯人がどうやって街で犠牲者を選んでいるのか、大切な推理を話してくれました。

その後、警察署にプロファイルとよく似たのぞき魔のベイリーという男が連行されてきます。
男は関与を頑なに否定し、取調室で隙を突いてヒギンズ巡査を人質に取り、外へ出せと暴れ回る。
するとスカンロンがためらいもなく銃を抜き、ベイリーを一発で撃ち殺してしまった!
人質を救うためとはいえ、あっさりと容疑者の命を奪った行動に背筋が寒くなります。

スコットランド・ヤードもトロント警察も、これで事件は解決したと信じ切っていました。
しかしマードックの心には、どうしても納得できない疑問が残る。
殺された女性たちの間には、何の接点も見つかっていません!

帰国の準備を進めるスカンロンは、「被害者は全員、余所から来た者だった」と呟く。
その一言から調べを進めると、被害者全員がYWCAに滞在していた事実が判明します。
身寄りのない女性や働く女性たちが身を寄せる安全な宿泊施設。
誰にも邪魔されず、一人で真面目に生きようとする女性ばかり狙うなんて酷すぎませんか?

夢を持って街にやって来た女性たちの命を奪うなんて、本当に卑劣すぎます!

その頃、スカンロンは検死室のジュリアのもとを訪れていました。
今までの無礼を謝りたいと言って、夕食を一緒にどうかと誘いかける。
ジュリアは「素敵なお誘いですけれど」と前置きしつつ、仕事が山積みだからと丁寧に断った。
このときのジュリアの判断が、のちに命を救うことになるとは、このとき誰が予想できたでしょうか?

一方、YWCAを訪ねたマードックは、警察官が以前に宿泊台帳を調べに来ていた事実を知る。
強い胸騒ぎを覚えたマードックは、あの犯行の馬車をもう一度入念に調べ直す。
車内から検出された指紋は、スカンロンが署に寄付したゲーム盤の指紋と一致する。
スカンロンは警察手帳を悪用して女性たちを安心させ、馬車に乗せて命を奪っていたのです。

本国スコットランド・ヤードに電報で照会すると、信じがたい事実が判明した!
本物のスカンロン刑事は数か月前、エジプトのカイロですでに殺害されていたという。
この男は刑事を殺して身分を奪い、スカンロンになりすましていた殺人鬼ハーラン・オーギル本人だったのです。

そこへクラブツリーが駆け込んできて、男が宿を出て「医者に行く」と言っていたと告げる。
マードックの脳裏に、恐ろしい予感が走ります。
知的で、独立心にあふれ、社会で活躍する力強い女性。
犯人が次に狙う標的は、ジュリア・オグデン医師しかいません!

暗い検死室で一人カルテを整理していたジュリアの背後に、忍び寄る影。
振り返ったジュリアは、現れた男の狂気を目にして彼こそが真犯人だと悟る。
男は冷酷な目でナイフを構え、ジュリアへと襲いかかってきました。
ジュリアは必死に逃げ惑うものの、密室の中でじりじりと追い詰められていく。
逃げ場を失ったその瞬間、ジュリアの目に作業台の解剖バサミが映る。

逃げてジュリア先生、早く誰か助けに来てと息が止まりそうでした!

マードックたちが扉を蹴破ったとき、部屋には異様な静けさが漂っていた。
床にはオーギルが仰向けに倒れ、その心臓にはハサミが深く突き刺さっています。
そばには、ショックで立ち尽くし、激しく肩を震わせるジュリアの姿。

瀕死の男は「オグデン先生に、ありがとうと伝えてくれ」と呟き、息絶えた。
ジュリアは震える声で自分の行為を弁明しようとします。
マードックはそんなジュリアを優しく抱きとめ、「正当防衛です」と静かに語りかける。

ジュリアを無事に家まで送り届けた後、マードックは一人でダンス教室へ戻る。
あんな恐ろしい事件の直後に、彼女がレッスンに来られるわけがありませんよね。
しかし、教室の扉が静かに開き、そこにはジュリアが立っていました。

「今夜ばかりは、誰かに抱きしめてもらいたい」とジュリアは小さく語りかける。
二人は寄り添い、手を取り合ってゆっくりとステップを踏み始める。
傷ついたジュリアの体を優しく包み込むように、二人は静かにワルツを踊り続けた。

刑事マードックの捜査ファイル シーズン2第2話「ヘビとハシゴ」 の感想まとめ

検死室でジュリアがハサミを手に取り、自らの力で殺人鬼を撃退した場面が一番強く心に焼き付きました。
土壇場でナイフに立ち向かい、自分の命を守り抜いたジュリアの勇気には本当に胸を打たれます。

直前にスカンロンから夕食に誘われたとき、仕事を理由にきっぱり断ったのも大正解でしたね。
もしあの誘いを受けて二人きりで食事に出ていたらと思うと、ゾッとしませんか?
あんな危険な男がずっと警察のふりをして隣にいたなんて、怖すぎますよね。

本物の刑事をカイロで殺害して成りすまし、警察手帳を悪用して女性たちを馬車に誘い込んでいた手口には怒りが込み上げました!
偉そうに部下を怒鳴り散らしていたのも、すべて周りを威圧して正体を隠すための演技だったのでしょうか?
最後に心臓を刺されて倒れたとき、「ありがとうと伝えてくれ」と言い残したのも不気味でたまりませんでした。
凶暴なハイド側の自分を止めてほしかったのかもしれませんが、あまりにも身勝手な最期の言葉だと思いませんか?

事件が終わった後、ダンス教室にジュリアがやって来たラストシーンにはじわっと救われた。
あんな凄惨な目に遭った直後に、マードックの腕の中に安らぎを求めて姿を見せてくれたのですね。
ぎこちなく始まったステップが、最後にはお互いの温もりを確かめ合うような深いワルツへと変わっていく姿がとても美しかったです。
言葉少なにジュリアを抱きとめ、そっとリードしながら踊るマードックの背中に、じんわりと温かい優しさを感じた。

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