法医学者マダム・エール 第6話 あらすじ シーズン2第2話「ペスト」

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ボルドーの港に停泊する船で見つかった遺体は、ペストで亡くなっていた。感染したアレクサンドラは、容疑者の家族と同じ邸宅に隔離される。結末まで触れるので、未視聴の方はご注意ください。

それでは6話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS11で放映中です!10月10日から毎週土曜あさ9:59~に移ります

マダム・エール 第6話「ペスト」のあらすじ

ボルドーの港に停泊する船で、サミュエルの幼なじみジェレミーの遺体が見つかる。体には膿疱があり、指先などが黒ずんでいた。アレクサンドラ(アレックス)はこれを見て、死因をペストと診断する。

船に入ったアレックスとテオ、サミュエルも感染し、船の周囲には立入禁止区域が設けられた。ジェレミーと最後に接していた家族も、一家が所有するワイナリーで隔離される。三人も同じ邸宅に移り、検査で家族全員が保菌者と分かって抗生剤が処方された。

法医学者が自ら感染して現場に閉じ込められるという、異例の出だしだ。

アレックスは、ジェレミーが偶然感染したのではなく、誰かが菌を持ち込んだと見る。犯人は家族の中にいると考え、アントワーヌらと連絡を取りながら調べを進める。家族は女主人カティス、弟リュックと妻エミリー、ジェレミーの子テティスとユリス、家庭教師アンジェラの六人だった。

最初に疑われたのは、生化学に詳しい娘のテティスだ。ジェレミーの家の近くで、実験に使われたとみられる猫の死骸が見つかったことも疑いを強めた。ユリスは航海に出たくなかった上、家庭教師との交際を父に反対されていた。

容疑者六人それぞれの事情が少しずつ見えてくる構成だ。

調べるうちに、ジェレミーは無責任だが誰からも好かれる人物だったと分かる。弟リュックは真面目で学力もあったが、兄が家業を継がなかったために農家になるしかなかった。さらにリュックの妻エミリーは、昔ジェレミーと交際していた時期があった。

隔離中には、ジェレミーからの感染ではない発症者も出る。真相は、化学に造詣の深いリュックがジェレミーを感染させたというものだった。母が兄ばかりかわいがることへの不満に、妻との過去の関係の発覚が重なり、耐えられなくなったという。リュックは妻のエミリーにも感染させていた。

抗生剤が効き、隔離されていた全員が解放される。リュックは刑務所に入ることになった。エミリーはペストから回復し、カティスは失意に沈む。テオと親しくなっていたテティスは、父の遺志を継いで旅を続けることにした。

マダム・エール 第6話「ペスト」の感想まとめ

今回面白いのは、アレックスが捜査の外側ではなく、隔離の内側に置かれている点です。普段は解剖室を飛び出して動く人ですが、今回は邸宅から出られません。そのぶん家族の会話や関係を間近で拾うしかなく、容疑者との距離が近い捜査になったと思います。

猫の死骸とテティスの生化学への関心は、いかにも怪しい手掛かりです。アレックスがまず娘を疑ったのは自然ですが、結末の犯人は別の人物でした。派手な疑いをいったん置き、家族の経歴や昔の関係へ視点が移っていく流れが、このシリーズらしいところです。

犯人のリュックは、六人の中でいちばん目立たない弟でした。成績が良かったのに、兄の代わりに農家になった人です。動機はペストという大きな題材とは対照的に、家の中で積もった不満でした。その矛先が兄だけでなく妻にも向いていた点が重いです。

隔離中にジェレミーからではない発症者が出る展開も、事件の見え方を変えます。標的が一人だけではなかったと気づかせる出来事でした。テオとテティスがいつの間にか親しくなっていたことは、重い事件の中の小さな息抜きでした。

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