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クルミットです♪
今回は、未来へ行ってきたと話す男性が登場します。いつものマードックなら、まずは科学で説明できる仕掛けを探すところですよね。
ところが、その男性は事件を先回りして止めてしまうんです。話を疑っていたマードックまで、やがてタイムマシンを信じることに!
新しい世紀が近づくなか、ジュリアの私生活にも大きな変化が訪れます。未来の話に驚かされつつ、誰かを送り出す側の寂しさがじわっと残る回でした。
それでは65話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン5第13話「未来へ」のあらすじ
クリスマスの翌朝、橋の上で男性に暴行したとして、ギデオン・ターナーが警察署へ連行されます。しかし、ギデオンは暴行の容疑を認めません。
本人の説明では、相手の男性は自殺しようとしていたとのこと。そこで体当たりをして、命を救おうとしたというのです。
本当に助けようとしたのなら、連行されるのはつらいですね。体当たりした理由まで、ちゃんと聞いてあげてほしい!
そんなギデオンが語り始めたのは、自分は未来へ行ったという話でした。しかも、午前10時に起こる殺人を阻止すると言い出します。
そして、署から逃走。ギデオンは路上で男性が殺されるのを防ぎ、未来を知っているという主張に、ますます注目が集まることになります。
大きなことを言うだけなら、まだ聞き流せます。しかし、目の前で事件を防がれてしまうと、簡単には片づけられません。
人が助かったのは良かったです。でも、起こる前に知っていた理由が分からないままなのは、ちょっと落ち着かないなあ。
ウィリアム・マードック刑事は、ギデオンの時間旅行を疑っています。不可思議な出来事にも、現実的な科学の説明があると考え、調べていきます。
そこでギデオンを精神科の病院へ連れていき、医師に診てもらうことにしました。その病院で会ったのが、ジュリア・オグデンです。
ジュリアは精神医学に関心を持っていました。人の心や、その不調について学ぶ分野に、彼女の関心が向いているのです。
一方、時間旅行の話の中心には、タイムマシンを扱う教授がいました。装置を本物だと信じる人が増えるにつれ、教授はかなりのお金を得ている様子です。
未来へ行けるという話が広がり、それが利益にもつながっているとなると、マードックも調べずにはいられません。
未来を見たい気持ちは分かります。でも、教授がしっかりもうけていると聞くと、私は少し身構えてしまいました。
ところが、マードック自身も装置を体験すると、考えが変わってしまいます。自分の未来を見たと感じ、時間旅行は本物だと信じるようになったのです。
ジョージ・クラブツリー巡査も、装置は本物だと主張。二人の話を聞いたトーマス・ブラッケンリード警部は、顔を手で覆ってしまいます。
マードックまで信じてしまうの? 警部が顔を覆いたくなるのも分かるけれど、疑っていた本人まで納得するなんて、これは困ります。
しかし、タイムマシンには仕掛けがありました。体験者が姿を消したように見えたのは、鏡を使って周囲の目を欺いていたためです。
そして、体験者が見た未来も本物ではありません。電気ショックと、催眠によってかけられた暗示で、未来へ行ったかのような幻覚を見せていたのでした。
装置の外から見ている人には、体験者が消えたように見える。体験した本人には、未来を見てきたという実感が残る仕組みだったのです。
マードックが信じたのも、自分でその幻覚を体験したからでした。本人にとっては、確かに見たと思えるものだったんですね。
鏡だけでなく、人の意識にまで手を加えていたとは! 未来を見たい人の期待につけ込んでいたと思うと、教授には腹が立ちます。
この一件では、マードックの友人で、ギデオンを診た医師の病気も明らかになります。彼が患っていたのは、ハンチントン病でした。
そして、その医師は冷凍保存されることになります。体を凍らせ、未来に解凍されることを待つという方法です。
医師の義理の兄弟は、未来なら病気を治せるようになっているかもしれないと望みをかけていました。治療できる日が来ることを願っての冷凍保存です。
未来なら治せるかもしれない。その望みにすがりたくなる気持ちは分かるけれど、凍らされた医師のことを思うと、やっぱり心配になりました。
事件の傍らでは、大みそかの舞踏会に向けた悩みも進んでいました。警察主催の舞踏会は、参加者がダンスを楽しむ社交の場です。
クラブツリーは、そこへ医師を誘おうとして気をもんでいます。時間旅行の話には乗れても、一緒に出かけてほしいと伝えることには、なかなか勇気が出ません。
クラブツリー、まずは誘ってみてほしい! 断られたらと思うとためらう気持ちも分かるから、急かしすぎずに応援したくなります。
ブラッケンリードには仕事の誘いがあり、それを受けるかどうか考えています。部下たちの時間旅行騒ぎに頭を抱える警部も、自分のこれからを考える時期に来ていました。
そして、ジュリアとパートナーの医師との関係にも、別れが訪れます。
相手の医師は、ジュリアが自分といても、本当には幸せではないと感じていました。その気持ちに気づき、愛する人と一緒になるよう、彼女に伝えます。
ジュリアを自分のそばにつなぎとめようとはせず、二人は別々の道を歩むことになりました。彼女の気持ちを受け止めたうえでの別れです。
そんなふうに送り出されたら、ジュリアもつらいと思います。相手が優しいぶん、これで良かったと簡単には喜べません。
新しい世紀を前に、時間旅行の装置は偽物だと分かりました。その一方で、病気を治せる未来を待つ医師がいて、今の関係を終わらせる二人もいたのでした。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン5第13話「未来へ」の感想まとめ
いちばん心に残ったのは、ジュリアの相手の医師が、愛する人と一緒になるよう伝えたところです。ジュリアの気持ちを責めずに送り出すのが、かえって切なかった。
好きな相手が自分といて幸せではないと気づくのは、それだけでも苦しいこと。そこから別れまで受け入れるのは、私にはすぐにできそうにありません。
ジュリアには幸せになってほしいです。でも、この場面では送り出す医師のほうが気になってしまいました。
相手の幸せを願えば、自分の寂しさも消えるというわけではないですから。別れを告げたあと、その人の気持ちはどこへ向ければいいの?
ジュリアも、優しくされたから楽になるとは限らないと思います。責められずに別れるほうが、あとから何度も思い返してしまいそうで、少し苦しくなりました。
冷凍保存された医師のことも、気持ちが残っています。未来で病気が治るよう願う義理の兄弟を見ていると、その望みを簡単に否定する気にはなれません。
ただ、治療できる未来が来ると確かめられたわけではないんです。医師の体を凍らせて待つという選択は、やっぱり重かった。
タイムマシンの件では、マードックまで信じてしまったことに驚きました。あれだけ疑っていても、自分で未来を見たと思えば、気持ちが変わってしまうんだなあ。
二人を前に顔を覆うブラッケンリードには、少し笑ってしまいました。警部のあの反応があると、こちらもいつもの調子に戻れる気がします。
クラブツリーの舞踏会へのお誘いも、こういう回にはほっとする悩みでした。本人には大きな問題でしょうが、まず一緒に踊れるよう応援したい!
それでも、最後に思い返すのはジュリアの別れです。愛する人のところへ行くよう伝えた医師には、どうしても肩入れしてしまいます。
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