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クルミットです♪
今回は、父親を斧で殺したと自白する娘、シャーロットの事件です。ところが、本人には殺した時の記憶がありません。
取り調べの途中で現れる、まるで別人のような姿。何が起きているのかわからず、おびえるシャーロットが気の毒で、犯人を知りたい気持ちより心配が先に来ました。
ここからは、事件の真相と結末にも触れていきます。
それでは31話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン3第5話「引き裂かれた心」のあらすじ
自宅の書斎で、男性が斧で殺害されます。その日は、被害者の誕生日でした。
現場に駆けつけたウィリアム・マードック刑事が見つけたのは、凶器の斧を持つ娘のシャーロット。彼女は「パパを殺した」と自白します。
家には被害者の妻と息子、2人の農場労働者がいました。しかし、殺害の瞬間を目撃した人はいません。
シャーロット自身も、その時のことを覚えていないと話します。記憶が抜け落ちることがあり、それを悪魔に取りつかれるせいだと信じているのです。
覚えていないのに、自分が殺したと思っている? 斧を持っているシャーロットも、自分のことが怖くなっていそうで心配です。
マードックが問い詰めると、シャーロットの態度が突然変わります。おびえていた彼女とは違う、気の強い人格が現れたのでした。
マードックは、同じ体に複数の人格がいると考え、精神科医ロバーツに協力を求めます。
一方、トーマス・ブラッケンリード警部は納得しません。シャーロットが処刑を逃れようと、演技をしているのではないかと疑っています。
演技と決めつけるのは、まだ待ってほしい! 本人が説明できないからって、嘘をついているとは限らないですよね。
ロバーツは、催眠を使って記憶を探る方法を提案します。ジュリア・オグデン医師も、その場に立ち会うことになりました。
すると、シャーロットはジュリアを見て、今度は3歳の少女の人格へと変わります。
幼い人格は、誰が父親を殺したのか知っていると認めます。しかし、兄と秘密にする約束をしたため、犯人を話そうとしません。
その相手を呼ぶ幼い頃の呼び名は、家族からは空想上の友達の名前だと思われていました。
こんな時にも、お兄ちゃんとの約束を守ろうとするんですね。幼い子のままで秘密を抱えている姿が、つらかった。
マードックの指示で、ジョージ・クラブツリー巡査が家族の記録を調べ始めます。そこで、シャーロットの母親には以前の結婚で生まれた息子がいたとわかりました。
母親は前の夫を亡くし、家を相続していました。その1年後に被害者と再婚し、シャーロットと弟が生まれたのです。
年の離れた兄は、酒に酔った義父から暴力を受け、13歳で家を出ていました。弟は、その兄がいたことさえ知りません。
そして、シャーロットも父親から暴力を受けていました。地下室に閉じ込められることもあったのです。
弟はそこへ食べ物を運び、父親が見ていない隙に姉を出してあげていました。留置されているシャーロットのもとにも、慰めに訪れます。
弟が姉のことを気にかけてくれていて良かった! でも、父親に隠れて食べ物を届けなきゃいけないなんて、家の中で安心できないのが悲しいです。
捜査を進めるうちに、シャーロットが地下室をひどく怖がっていることがわかります。そこには、幼い頃の恐ろしい記憶が残っていました。
地下室の床を調べると、コンクリートの下から遺体が見つかります。マードックは、家出した兄が殺されて埋められたのではないかと考えました。
しかし、ジュリアが骨を調べた結果、遺体は女性と判明します。埋められていたのは、シャーロットの実の母親だったのです。
シャーロットが3歳の時、人形を取りに地下室へ下りると、父親が殺した母親の遺体を切り刻んでいました。幼いシャーロットは、その場面を見てしまったのでした。
母親の遺体は床の下に埋められ、上からコンクリートで隠されていました。一緒に埋まっていたのは、シャーロットの人形だったのです。
3歳の子が、そんなところを見てしまったなんて。地下室に行きたがらない理由がわかって、胸が詰まりました。
ジュリアの顔は、亡くなった母親とそっくりでした。彼女を見て幼い人格が現れたのも、母親の記憶と結びついていたためです。
では、今この家で母親として暮らしている女性は誰なのか。彼女は、父親が教会で出会って再婚した相手でした。
父親は彼女に、前妻は別の男と逃げたと説明していました。そして、前妻名義の土地を売るためという理由で、前妻と同じ名前に変えさせていたのです。
家を出ていた兄は不在で、下の子供たちは実母をはっきり覚えていない年齢でした。母親を殺した父親は、別の女性を妻に迎えて暮らし続けていたのです。
母親を殺しておいて、別の女性に同じ名前まで使わせるなんてひどい! 子供たちに暴力を振るいながら、自分はその家に居座っていたことにも腹が立ちます。
そして、今回父親を斧で殺した犯人が明らかになります。農場労働者の一人として働いていた男が、シャーロットの兄だったのです。
兄は以前にも家に戻り、母親は出ていったと聞かされていました。母親が戻っていないか確かめたくて、別人の名前で農場に入り込んでいたのでした。
しかし、そこにいたのは母親の名前を名乗る別の女性。義父の酒癖も暴力も変わらず、妹のシャーロットまで殴られていました。
兄は斧で義父を殺し、再婚相手の妻に罪を着せようとしたのです。妹に疑いが向くようにするつもりはありませんでした。
もし捜査がシャーロットを犯人と疑ったまま進むなら、自首するつもりだったとも明かします。兄は家を出た時、妹と弟を残してしまったことを悔やんでいました。
兄自身も、暴力から逃げたかった13歳の子だった。妹たちを置いてきた後悔まで抱えていたと知ると、簡単には責められません。
幼い人格が守っていたのは、この兄との約束でした。空想上の友達だと思われていた相手は、実際にそばに戻ってきていたのです。
シャーロットの疑いは晴れ、ロバーツのもとで治療を受けることになります。一方、兄は投獄されます。
家族が受けてきた仕打ちを知ったブラッケンリードは、兄が死刑を免れるよう、裁判所に寛大な判断を求めることにします。
シャーロットが治療を受けられることになって、ほっとしました。最初は演技だと疑っていた警部も、兄を助けようと動いてくれて良かったです。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン3第5話「引き裂かれた心」の感想まとめ
いちばんつらかったのは、地下室で母親に起きたことがわかった場面です。人形を取りに行っただけの3歳の子が、あんなものを見てしまうなんて。
その後もシャーロットは、母親を殺した父親と同じ家で暮らしていました。地下室に閉じ込められるたびに怖かったと思うと、きつかった。
最初に斧を持って自白したところだけなら、シャーロットが犯人だと思ってしまいます。マードックが記憶の抜けや態度の変化を見過ごさず、ロバーツを頼ってくれて本当に良かった!
兄が妹を助けたかった気持ちはわかります。ただ、再婚相手に罪を押しつけようとしたことは、やっぱり引っかかりました。
それでも、ようやく戻った家で妹まで殴られていたと知った兄を思うと、捕まって終わりでは寂しいです。ブラッケンリードが死刑を避けようとしてくれたことには救われました。
シャーロットには、もう父親を怖がらずに過ごしてほしい。ロバーツのもとへ行けるとわかって、ようやく少し安心できました。
そして、地下室の姉に食べ物を運んでいた弟のことも忘れられません。父親の目を盗んで姉を外へ出してあげていた、その行動がうれしくて切なかったです。
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