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クルミットです♪
今回は、秘密結社の入会儀式で起きた事件です。新しい仲間になるはずの人物が、儀式のワインを飲んで命を落としてしまいます。
そして検死でわかる、被害者が隠していた秘密。そこから捜査は、男性の姿で街へ出る女性たちにも広がっていきます。
被害者が誰かを恐れていたことが、ずっと引っかかるお話でした。結末まで触れながら、事件を追っていきますね。
それでは29話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン3第3話「秘密クラブ」のあらすじ
秘密結社フリーメーソンで、新しい会員を迎える儀式が行われます。独自の作法や儀式を持ち、男性たちが集まる結社です。
その場には、トーマス・ブラッケンリード警部とジョージ・クラブツリー巡査も参加していました。実は二人とも、ここの会員だったのです。
ブラッケンリードだけでなく、クラブツリーも会員なんですか? 捜査の前に、身近な二人の秘密を知ってしまいました。
ブラッケンリードにとって、この集まりには妻抜きで男性同士の付き合いを楽しむ面もあります。しかし、その日の儀式では殺人事件が起きてしまいます。
入会する人物が、頭蓋骨を使った杯でワインを飲んだあとに急死。仲間入りをするための儀式が、その人の最期になってしまったのでした。
あの杯でお酒を飲むだけでも、私はためらいそうです。これから迎えてくれる人たちの前で命を落とすなんて、気の毒すぎます。
ウィリアム・マードックが捜査に入り、結社の内側を調べ始めます。被害者は生前、何者かにつけられ、その相手を恐れていたようでした。
最初は毒物による死が疑われます。そしてジュリア・オグデンが検死を進めると、思いがけない事実がわかりました。
男性として生活していた被害者は、検死で身体の性別が女性だと判明します。素顔を隠し、別の人物として日々を過ごしていたのです。
驚きましたが、気になるのは誰かにつけられていたこと。暮らしの秘密と、命を狙われた理由がつながっているのか、そこが心配になります。
捜査でまず疑いが向いたのは、結社の会計係でした。ある会員が、被害者に結社の帳簿を調べてもらおうとしていたと話します。
被害者は、その会員の家に招かれる間柄でもありました。帳簿を調べるよう頼まれていたとなれば、お金に関する問題が事件の原因として疑われます。
ただ、被害者が誰かを恐れていたことも気になります。マードックは結社の中だけでなく、被害者の普段の暮らしにも目を向けていきます。
帳簿の話が出ると、つい会計係が気になってしまいますね。でも、頼んだ側の話をそのまま信じていいのか、私は少し引っかかりました。
被害者の家には、不審な男が現れます。その男を追ううちに、マードックは被害者とつながりのある女性たちに行き着きました。
彼女たちは何かを隠しています。そこでジュリアも身分を隠して調べ、女性たちの集まりの実態を探ります。
表向きは、女性のバスケットボールチーム。その裏では、ある女性を中心に、男性の服を着て出かける仲間たちが集まっていたのです。
彼女たちは男装し、男性が集まる会員制のクラブにも入っていました。女性の姿では得にくい自由を、男性の姿になることで味わっていたわけです。
当時は、女性というだけで仕事や社会での機会が限られていました。仲間の一人は、男性の姿をしているだけで敬意を払われることを喜んでいます。
服装が変わっただけで、周りの扱いまで変わるのは腹が立ちます! そんなふうに普通に扱ってもらえるのがうれしいなんて、普段はどれだけ我慢していたのかと思ってしまいます。
女性たちの男装はとても自然で、男性として通用していました。一方、被害者は日常そのものを男性として過ごしていた人物です。
仲間たちが楽しんでいたことと、被害者自身の暮らし。その両方をたどりながら、捜査は進んでいきます。
被害者の持ち物では、たくさんの靴も話題になります。クラブツリーは、その靴の多さから女性だと気づくべきだったという趣旨のことを口にしました。
ちなみに、クラブツリーもマードックも、持っている靴は二足です。
靴が多いから女性って、クラブツリー、その決め方はちょっと待って! でも二人とも二足と聞くと、あの量に驚いたのはわかる気がします。
その後、マードックとブラッケンリードは結社を訪れ、容疑者の似顔絵を会員たちに見せます。すると、その絵に上から血が落ちてきました。
血は上の階から滴っていました。そこには、別の人物の遺体があったのです。
似顔絵に血が落ちてくるところは、さすがにぎょっとします。最初の事件を調べている場所で、もう一人亡くなっているのがきついです。
やがて、帳簿の話をしていた会員と、その妻の関係が事件につながります。この会員は、被害者を自宅に何度も招いていました。
妻は被害者の秘密を知り、二人は親しくなっていきます。しかし夫は、被害者が女性であることを知らず、男性だと思っていました。
そして、妻が自分に隠れて被害者と浮気をしていると疑ったのです。犯人は、この夫でした。
自分でも家に招いていた相手なのに、妻と親しくなったら殺してしまうんですか? 夫の疑いだけで命を奪われた被害者が、あまりにつらいです。
入会儀式で使う杯には、砕いたピーナッツが内側に塗りつけられていました。被害者はそれによって、命にかかわるアレルギー反応を起こしたのです。
死の原因は、当初疑われていた毒物ではありません。犯人は被害者のアレルギーを利用し、儀式で口にする杯に細工をしていました。
ピーナッツが仕込まれていたなんて! 入会のために飲む杯なのに、そこに命を奪うものを塗っておく手口が嫌です。
被害者をつけていたのは、夫が雇った私立探偵でした。妻と被害者の関係を疑った夫が、その行動を調べさせていたのです。
ところが探偵は、夫が被害者を殺したことを知ってしまいます。そして、その事実を使って夫を脅していました。
夫はこの探偵も殺害。結社で見つかった二人目の遺体は、その探偵だったのです。
最初の殺人は妻への疑いから、二度目は自分を脅す相手を消すため。二人の命を奪ったのは、同じ男でした。
被害者の暮らしを調べさせておいて、その人を殺し、今度は探偵まで。自分が困るたびに相手の命を奪う夫に、じわじわ腹が立ってきます。
夫が、被害者は女性だったと知るのは殺害したあとです。妻と親しくしていた相手について、そんな大きなことも知らないまま、取り返しのつかないことをしてしまいました。
帳簿をめぐる疑いも、女性たちの秘密もあった事件。しかし、二つの殺人の犯人として明らかになったのは、妻を疑い、探偵から脅されていた夫だったのです。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン3第3話「秘密クラブ」の感想まとめ
一番残ったのは、男性の服を着ることで、周囲から敬意を払われると喜ぶ女性の話です。本人は同じ人なのに、相手の態度が変わってしまうのが引っかかりました。
男性の仲間に交じって、行きたかった場所へ入れる。その時間がうれしい気持ちはわかります。
でも、女性の姿のままでも普通に迎えてくれたらいいのに。男装して出かける彼女たちを見ていると、そんなことを思ってしまいました。
ジュリアが女性たちの中へ入って調べるところも良かったです。マードックが結社を調べる一方で、こちらの集まりにも事情があるとわかってきました。
靴の数を気にするクラブツリーには、少し気持ちがゆるみます。マードックまで二足というのが、なんだかおかしくて。
ただ、犯人がわかったあとは後味が悪かったです。妻と親しくなった相手を疑い、本人のことを十分に知らないまま殺してしまう夫には、イライラします。
被害者が男性だと思っていたことも、殺したあとで秘密を知ったことも、夫のしたことを軽くはしません。疑われた側には、自分の暮らしを続ける時間さえ残されなかったんですよね。
探偵を殺したことにも、うんざりしました。最初の殺人を知られたあとも、自分を守るためにもう一人の命を奪っているのですから。
仲間として迎える儀式の杯にピーナッツを塗りつけた夫の行動は、やっぱり許せません。
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