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クルミットです♪
今回は「刑事マードックの捜査ファイル」第10話をお届けします。
街で尊敬を集める裕福な慈善家が、無残に殺害される事件が起きました。
しかし捜査を進めていくと、とても信じられないような暗い闇が暴かれていきます。
貧しい子どもたちを救うはずの場所の裏側で、一体何が起きていたのでしょうか?
誰にも言えない苦しみを抱え、守るべき存在のために立ち上がった女性の姿に胸が痛みます。
それでは10話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン1「高慢の反抗」 のあらすじ
夜のニカワ工場の敷地内で、男性の遺体が発見されます。
亡くなっていたのは、工場の経営者であるハワード・ロックウッドでした。
彼は慈善資金を集める華やかなパーティーから自宅へ戻った直後に命を奪われたのです。
ロックウッドは街でも評判の裕福な慈善家として知られていました。
イギリスの貧しい子どもたちをカナダへ移送し、就労を支援する施設「ベイカー・ハウス」に多額の寄付を行っていたのです。
それだけでなく、彼は自らその施設から養女を引き取って育てていました。
誰からも恨みを買うような人物ではないと、周囲の人々は口を揃えて語ります。
当時のカナダには、イギリスの貧困児童を労働力として移住させる「ホーム・チルドレン」という制度がありました。
慈善という名目を掲げながらも、実際には厳しい労働に直面する子どもたちも多かった時代です。
立派な慈善家がなぜこんな場所で命を落としたのか、最初から嫌な胸騒ぎが止まりませんでした
現場には、まるで暴れる馬に踏み荒らされたかのような偽装が残されていました。
単なる不慮の事故に見せかけようとしたのでしょうか?
しかし遺体を検視したジュリア・オグデン医師とマードックは、決定的な違和感に気づきます。
後頭部に刻まれていた致命傷は、馬の蹄によるものではありませんでした。
鋭いシャベルによって背後から力任せに殴打された痕跡だったのです!
現場に残された足跡の小ささや傷口の位置の低さから、犯人はかなり小柄な人物だと判明します。
マードックとジュリアは、まさか子どもたちの犯行ではないかと考えました。
子どもが犯人かもしれないなんて、マードックたちにとっても信じたくない現実でした
そこでマードックは、工場で働いている子どもたちから事情を聴こうと試みます。
ところが子どもたちは警察の姿を見た瞬間、怯えた表情を浮かべて蜘蛛の子を散らすように逃げてしまいました!
どうしてそこまで大人を怖がって頑なに口を閉ざすのでしょうか?
逃げ回る子どもたちの姿を見て、トーマス・ブラッケンリード警部は冷ややかな目を向けます。
ブラッケンリード警部自身も、イギリスの貧しい家庭で苦労して育った過去がありました。
自分には与えられなかった新天地でのチャンスをもらいながら、盗みに手を染める子どもたちが許せなかったのです。
恵まれた機会を無駄にして犯罪に走っているように見えたのでしょうか?
しかし、子どもたちが置かれた過酷な境遇を知るにつれて、警部の頑固な心も少しずつ解きほぐされていきます。
一方、警察署ではマードックが新しい発明品を誇らしげに披露していました。
「サーカムスコープ」と名付けられた、潜望鏡のような仕組みの装置です。
物陰に隠れたまま安全に遠くを監視できる便利な道具だと、マードックは熱心に説明します。
相棒のジョージ・クラブツリー巡査も、その言葉に深く納得していました。
窓から身を乗り出してコルセット姿で絨毯を叩く女性を、その装置でちゃっかり覗き見しながら頷いたのです!
重苦しい事件の合間に女性を覗き見しちゃうジョージ、さすがに笑ってしまいました
本筋の捜査に戻ると、怪しい小柄な男の存在が浮上してきます。
その男の身長は137センチほどしかありませんでした。
男はまともな仕事もしていないのに、酒や贅沢な暮らしを満喫していたのです。
なぜそれほどの大金を持っていたのでしょうか?
実はこの男、ロックウッドを脅迫して大金を巻き上げていたのです!
男を追及したことで、善人と思われていたロックウッドの恐ろしい正体が暴かれます。
ロックウッドは支援していた孤児たちを利用し、裏で組織的な馬泥棒を仕切っていました。
それだけにとどまりません。
なんとロックウッドは過去に、自分の実の娘に性的虐待を加えた末に殺害していたのです!
小柄な男はその決定的な弱みを握り、口止め料を脅し取っていました。
そしてロックウッドの毒牙は、施設から引き取った養女にまで伸びようとしていたのです。
慈善家の仮面をかぶった悪魔じゃないですか、あまりの酷さに怒りで手が震えました!
では、一体誰がロックウッドをシャベルで殴り倒したのでしょうか?
すべての事実を知り、彼に制裁を下したのはロックウッドの妻でした。
妻は夫が養女に手を出そうとしている事実に気づいてしまったのです。
そして、かつて実の娘を虐待して死なせたのも夫だったと知りました。
これ以上、幼い女の子を怪物の犠牲にするわけにはいきません。
妻は娘の未来と尊厳を守り抜くため、シャベルを握りしめて夫に立ち向かったのです。
真相を突き止めたマードックたちにとっても、彼女を逮捕するのは本当に胸が痛む仕事でした。
しかし、自分の人生を投げ打ってまで守ってくれた母の想いを知り、養女は固く閉ざしていた心を開きます。
悲劇的な結末ではありましたが、養女は義理の母に対して深い愛情を寄せるようになったのです。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン1「高慢の反抗」 の感想まとめ
ロックウッドという男の底知れない卑劣さに、見終わった後もしばらく怒りが収まりませんでした。
表向きは慈善家ぶって多額の寄付をし、名士面をしていたわけですよね?
孤児たちを使って馬を盗ませていただけでなく、実の娘を虐待して殺していたなんて許せません!
そのうえ新しく引き取った養女にまで手を出そうとしていたなんて、本当に虫唾が走ります。
子どもを守るべき立場の人間が、弱い子どもを食い物にしていた事実に胸が押しつぶされそうでした。
夫をシャベルで殴り倒した奥さんの胸中を思うと、本当にやりきれません。
実の娘を奪われ、今度は養女まで汚されそうになったときの絶望感はどれほどだったでしょうか?
もう警察や法に頼っている時間なんてなかったのだと思います。
娘を守るために自ら手を下すしかなかった奥さんの覚悟は切なすぎますね。
マードックたち警察も、事件の背景が分かっていたからこそ逮捕するのが本当に辛そうでした。
法を執行する立場としては捕まえなければいけませんが、決して責められない犯行です。
それでも、自分を守るためにすべてを犠牲にしてくれた母の愛に気づき、養女が心を開いてくれたことだけが救いでした。
血のつながりはなくても、あの子にとっては間違いなく本物の母親だったのです。
そしてブラッケンリード警部の変化も強く心に残りました。
最初は「自分だって貧しかったのに、支援を受けながら盗みをするなんて甘えている」と子どもたちを突っぱねていましたよね。
でも、彼らが置かれていた本当の地獄を知ったとき、警部の表情が柔らかくなっていきました。
厳しいけれど、根底には情に厚い優しさがあるのがブラッケンリードの素敵なところです。
重苦しい空気の中で唯一クスッと笑えたのが、ジョージの潜望鏡の場面でした!
マードックの真面目な発明品を、まさか向かいの女性を覗くために使うとは思いませんよね?
マードックも「監視に役立つ」と言った手前、怒るに怒れなくなっていたのがおかしかったです。
あのおバカな一幕がなかったら、最後まで気持ちが持たなかったかもしれません。
連行されていく奥さんを見つめる養女の澄んだ瞳が、いつまでも心に残ります。
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