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クルミットです♪
今回は、将軍への誕生日プレゼントが、殺人のアリバイに使われるお話です。小さな兵隊人形を並べた模型の裏で、財団のお金をめぐる不正と裏切りが進んでいました。
仕事を任せていた相手に、お金も家庭も踏みにじられる将軍。そのうえ誕生日のお祝いまで利用されるなんて、気の毒になります。
そんな大佐を追い詰めるのが、本と箱の大きさという身近な食い違い。コロンボが気づくところに、今回もつい感心してしまいました。
それでは47話を一緒に見ていきましょう!
刑事コロンボ シーズン8第4話「迷子の兵隊」のあらすじ
退役した将軍が所有する財団では、一般の人が参加する軍事訓練を行っています。期間は2週間で、軍隊の訓練を体験したい人や、いざというときの自衛に備えたい人が集まる場所です。
その運営を任されているのが、退役した大佐でした。訓練場では曹長が参加者を厳しく指導し、その参加費が財団の活動を支えています。
しかし、大佐は財団のお金を不正に流用していました。特別な事業のための資金という名目で、アフリカへの違法な武器取引に回し、自分の懐にも入れていたのです。
そして、将軍の若い妻とも不倫関係にありました。将軍の身近にいながら、仕事でも私生活でも裏切りを重ねています。
運営を任されている立場で、ここまで好き勝手にするなんて。将軍のお金を自分のもののように扱う大佐に、じわじわ腹が立ちます。
将軍も、大佐への不信感を募らせていました。そこで、訓練を指導する曹長に調査を頼みます。
曹長は不正の証拠をつかみ、報告書をまとめました。ところが、それを将軍に報告せず、大佐本人のところへ持ち込んでしまいます。
目的は、不正でもうけたお金の分け前でした。秘密をばらされたくなければ自分にも渡せと、大佐を脅したのです。
そこは将軍に知らせてくれないの? せっかく不正を止められるところまで来たのに、お金を要求するほうへ進んでしまうのが残念でした。
大佐は、その要求を受け入れる代わりに曹長を殺します。犯行に利用したのは、夜間の軍事訓練だった。
その日は将軍の誕生日で、屋敷ではパーティーが開かれていました。大佐は屋敷を抜け出すと、顔を隠すためのスキーマスクをかぶり、訓練場へ向かいます。
そして曹長の胸を刺し、命を奪いました。それだけでは終わらず、遺体を地雷の上に置いて爆発させ、訓練中の事故に見せかけます。
脅した曹長にも困ったものですが、こんなふうに殺されていいわけがありません。遺体まで爆発に巻き込むやり方が、きつかったです。
大佐は屋敷に戻り、将軍への贈り物を準備していたように装います。それは、アメリカの南北戦争の戦いを兵隊人形で再現する模型でした。
南北戦争は、アメリカが南部と北部に分かれて戦った内戦です。将軍の模型には大勢の小さな兵士が並び、その配置にも手間がかかります。
大佐は、犯行の時間にはその人形を並べていた、と説明できるようにしていました。模型作りに必要な時間を、自分のアリバイに使ったのです。
訓練場から響く爆発の振動で、模型の兵士がひとつ倒れる場面もあります。将軍は兵士をひとり失ったという意味のことを口にしますが、実際に曹長が殺された直後だった。
将軍は何も知らずに模型を見ているんですよね。すぐ近くにいる大佐のしたことを思うと、誕生日の場面なのに落ち着きません。
捜査に来たコロンボは、曹長が森の中にとどまり、爆発に巻き込まれたという状況を気にかけます。検視でも胸の刺し傷が見つかり、事故という説明は通らなくなりました。
爆発させれば、それ以前に何をしたかまで隠せる。大佐はそんなつもりで細工をしたものの、傷は残っていたのです。
コロンボが引っかかったのは、大佐の振る舞いにもありました。曹長の部屋で、大佐が床についた泥を拭いていたのです。
普段の大佐は、偉そうで人を見下すような態度を取る人物。そんな人が、自分で床の汚れを掃除しているという小さな違和感でした。
泥は、大佐が曹長の遺体を動かした際につけたものでした。本人は痕跡を消そうとしていますが、コロンボには掃除をする姿そのものが引っかかります。
普段からそんなにまめに掃除をする人だった? 大佐の態度を見ていると、コロンボが気にするのも納得です。
一方、大佐と将軍の妻の関係も、捜査のそばで見え隠れします。コロンボが大佐の部屋を訪ねていると、妻が車でやって来ました。
ところが、コロンボの古い愛車に気づくと、そのまま引き返してしまいます。大佐の部屋には、彼女の携帯用歯ブラシもありました。
コロンボは、その歯ブラシを持ち出しています。大佐の金銭的な不正だけでなく、将軍の家庭に関わる秘密まで捜査に絡んできます。
古い車といえば、愛犬に車の番を頼むコロンボの姿には、少し気持ちが和らぎます。ちゃんと守れたらお菓子をあげると約束しながら、車がなくなっても愛しているからあげる、と付け足すのでした。
結局お菓子はもらえるんですね! 犬に話しかけるコロンボの優しさに、ここはほっとしました。
曹長がまとめた不正の報告書は、大佐が金庫に保管していました。自分にとって危険な証拠なのに、すぐには処分していなかったのです。
その後、大佐は秘書に報告書を処分するよう指示します。しかし、大佐のいないところで秘書がコロンボと出会い、原本がコロンボの手に渡ってしまいました。
そして報告書は、将軍にも渡ります。調べるよう頼んだ曹長から届かなかった不正の証拠を、将軍はようやく知ることになりました。
ここで報告書が残っていて良かった! 曹長が途中でお金を要求してしまったせいで、将軍には何も届かずに終わるところでした。
家庭のほうでも、将軍は妻の告白を受け止めます。妻は、大佐との不倫を打ち明けました。
将軍は、年の離れた妻には自分では満たせないものがあると承知し、それも受け入れるつもりだったと話します。妻への愛情があったからこその言葉でした。
その思いを知った妻は、夫の側に立ちます。大佐が将軍を脅そうとしても、彼女は夫を支持する姿勢を崩しません。
将軍の受け止め方には、少し胸が詰まりました。妻が大佐のほうへ戻らず、夫の味方になってくれたのは良かったです。
そしてコロンボは、大佐のアリバイを支えていた荷物に注目します。鍵になるのは、犯行当日に届いた本と兵隊人形でした。
大佐の説明では、人形が届いたのは遅い時間です。そのため、夜になってから模型を組み立てる必要があり、曹長が殺された時間も屋敷にいたことになります。
しかし、本が入っていたとされる箱には問題がありました。届いた冊数の本を収めるには、箱が小さすぎたのです。
コロンボは、実際にはその箱に兵隊人形が入っていたと見抜きます。本が入っていたのは、後から届いた、人形の荷物とされる大きな箱のほうでした。
大佐は箱の表示を入れ替え、人形が届いた時刻をごまかしていたのです。人形は朝のうちに手元にあり、日中から模型を準備する時間がありました。
つまり、夜ずっと模型を組み立てていたという説明は成り立ちません。先に作業を済ませておけば、屋敷を抜け出して曹長を殺し、戻ってくることができたのでした。
本が入りきらない箱だったとは! 人形がいつ届いたかばかり気にしていたので、箱の大きさまで見ていたコロンボに感心しました。
こうして、大佐が用意したアリバイは崩れます。将軍への贈り物を利用して作った嘘は、その贈り物を運んだ箱から見破られました。
最後に映る模型には、兵隊たちに交じって小さなコロンボの人形もあります。あの姿がちょこんと並んでいるのを見ると、つい頬が緩みます。
刑事コロンボ シーズン8第4話「迷子の兵隊」の感想まとめ
一番心に残ったのは、本の冊数と箱の大きさから、模型のアリバイが崩れるところです。箱を見て、中身が本当に全部入るかまで考えるコロンボが良かった!
私は兵隊人形を並べる作業のほうに気を取られていました。細かい作業だから時間がかかる、と聞いたら、そのまま受け入れてしまいそうです。
でも、人形が朝から届いていたなら話は変わります。大佐が隠したかった時間のずれがわかると、誕生日の準備をしていた姿まで腹立たしくなりました。
将軍の妻への態度も、じわっと残っています。不倫を打ち明けられた将軍の言葉は優しかったけれど、聞いているこちらは切なかったです。
そんな夫の前で、妻がきちんと大佐から離れてくれたことには安心しました。大佐に脅される場面で夫の側に立ったのは、うれしかった!
大佐には、床の泥を拭くところから最後の箱まで、隠そうとしたことを順番に見つけられた気分でいてほしいです。将軍の信頼をあそこまで利用した人なので、アリバイが崩れたところはすっきりしました。
そして、最後の小さなコロンボ。兵隊たちの中にあの姿が交じっているのがかわいくて、ついもう少し眺めていたくなりました。
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