刑事コロンボ 第7話 あらすじ シーズン1「パイルD-3の壁」 遺体の出ない基礎工事、建築家が戻った夜に待っていたコロンボ

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今回は、未来の都市を造ろうとする建築家と、その資金を止めようとした実業家のお話です。

自分の夢のために人を殺し、その人のお金を使い続けようとする犯人。身勝手な話ですが、遺体を隠すためにコロンボの捜査まで利用しようとするから困ります。

工事現場を大がかりに掘り返すことになり、コロンボの額には汗が。いつもの調子で見ていた私も、今回は少し心配になりました。

ここからは結末まで触れていきます。
それでは7話を一緒に見ていきましょう!

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刑事コロンボ シーズン1「パイルD-3の壁」のあらすじ

裕福な実業家が、8週間にわたるヨーロッパ出張から帰ってきます。そこで知ったのは、自分の留守中に進められていた大規模な都市開発の計画でした。

計画を手がける建築家を支援していたのは、実業家の若い妻。建築家は彼女の後押しを受けて、自分の理想とする未来の都市を造ろうとしていました。

しかし、資金を握っているのは夫のほうです。帰国した実業家は、自分のお金が勝手に使われていることに激怒します。

帰ってきたら、自分のお金で街を造る話が進んでいたなんて。これは落ち着いて聞けません!

実業家は建設現場へ乗り込み、建築家の顔を殴ります。そして計画の中止を告げ、妻にも近づかないように言い渡しました。

現場では高層のオフィスビルの工事が始まり、基礎のコンクリートを流す段階まで来ています。建築家にとっては、ここで資金を止められたら計画が続けられません。

建築家は実業家の死をほのめかすようなことまで口にします。しかし、実業家は自分が死んでも自由にお金を使えるわけではないと説明するのでした。

死後、財産の大部分は信託に移される仕組み。信託とは、財産を決められた条件に従って管理する制度です。

若い妻が受け取れるのは、その財産から生じる利息だけ。夫を殺して妻に財産を継がせても、建築家の望みどおりにはなりません。

計画を断られただけで、相手の死にまで話が進むの? この建築家、自分の都合ばかりで嫌になります。

そこで建築家が考えたのは、実業家を殺したうえで、その死を隠すことでした。長い海外旅行に出かけたように見せれば、死亡に伴う財産の扱いも変わらずに済むというわけです。

建築家は牧場で、実業家の車の後部座席に潜んでいました。実業家が車内の物入れに手を伸ばしたところで、その姿が現れます。

そして銃を突きつけ、実業家を物置へ追い込みます。殺害後は遺体を隠し、実業家の車を空港へ運んで、海外へ出発したように装いました。

自分の夢を続けるために、相手の命もお金も奪うなんて。立派な街の計画を見せられても、もう腹が立つばかり!

夫が姿を消しても、若い妻は再びヨーロッパへ行ったのだと受け止めます。一方、前妻は、実業家が殺されたのではないかと警察に訴えました。

前妻には、そう思う理由がありました。実業家は外国へ行く前には、いつも彼女へ電話をしていたのです。

今回は、その連絡がありません。離婚して年月がたっていても、二人の付き合いは続いていました。

前妻は若い妻のことも知っていて、実業家が若い女性との結婚を好むことも承知しています。それでも、自分と実業家とのつながりには確かな思いがある様子でした。

いつもの電話がない。それを気にしてくれる人がいて良かったです。別れたあとも続いていた付き合いに、じわっときました。

前妻の訴えを受け、コロンボが調べ始めます。ただの旅行として片づけるには、実業家の失踪には気になる点がありました。

実業家は心臓にペースメーカーを入れていました。心臓のリズムを整える機器で、その電池を交換するため、かかりつけの医師を訪ねる予定だったのです。

ところが、その診察にも来ていません。実業家の性格からして、旅先の知らない医師に任せるとは考えにくいことも分かります。

連絡をしなかっただけなら、気まぐれで済むかもしれません。しかし、自分の心臓に関わる予定まで放り出したとなると、話が違ってきます。

これは前妻も心配になりますね。コロンボが普段の暮らしまで確かめてくれるのが、ありがたかった。

やがて、捜査の焦点になっていくのが建設現場です。建物の基礎に遺体が埋められている可能性が持ち上がります。

ここで建築家は、現場を調べるようにコロンボを繰り返しけしかけます。遺体を隠している本人が、わざわざ捜索へ向かわせようとするのです。

基礎を掘り返すには、作業員や機械が必要になります。すでに進んでいる工事に手を入れるのですから、簡単には済みません。

それでもコロンボは捜索に踏み切ります。現場では、コンクリートの基礎を掘り下げる大がかりな作業が始まりました。

調べるならどうぞ、という建築家の態度が嫌でした。人の命がかかっているのに、コロンボを困らせる余裕まであるなんて!

作業が進んでも、遺体は出てきません。底に近づくにつれ、コロンボは額の汗をぬぐい、落ち着かない様子を見せます。

多くの人を動かして掘り返したのに、何も見つからない。その場にいるコロンボの立場を思うと、見ているこちらまで居心地が悪くなるところでした。

そして、最後まで掘っても遺体はありません。捜索は空振りに終わります。

あの汗のぬぐい方には、私まで困ってしまいました。コロンボ、今回はちょっと大変なことになったよ、と心配したのに!

実は、建築家が望んでいたのは、この結果でした。遺体は最初から、基礎の中にはなかったのです。

警察が徹底的に調べ、何もないと確かめた場所。建築家は、そこへあとから遺体を運び込もうとしていました。

再びコンクリートを流せば、遺体は建物の下に隠れます。一度捜索が済んでいるため、警察も同じ場所を疑わないと考えたのでした。

一度調べた場所なら、もう警察は来ない? コロンボに掘らせるところから準備していたなんて、嫌なことをよく考えます。

その夜、建築家は隠していた遺体を車のトランクに積み、建設現場へ向かいます。ところが途中でタイヤがパンクし、白バイ警官まで現れました。

トランクには、見つかってはいけない遺体が入っています。建築家にとっては、ここで車を止められるだけでも厄介な状況です。

それでも、その場で犯行が発覚することはなく、建築家は現場へたどり着きます。そして、捜索の終わった基礎へ遺体を隠そうとしました。

そこで待っていたのが、コロンボと警官たちです。建築家は遺体を運んできたところを押さえられ、逮捕されます。

コロンボ、ちゃんと待っていたんですね! あんなに心配したあとだったので、姿が現れたところでほっとしました。

コロンボは、建築家にだまされて掘っていたわけではありません。空振りの捜索を利用し、あとから遺体を埋めようとする計画を見抜いていました。

現場での困った顔も、汗をぬぐう姿も演技だったのです。建築家は自分の思いどおりに進んだと信じて、遺体を運んできてしまいました。

そしてコロンボは、実業家の車で気づいたことを明かします。ラジオがクラシック音楽の放送局に合っていたのです。

実業家が好んで聴いていたのは、カントリー音楽でした。アメリカで親しまれている音楽の一つで、彼はそればかり聴く人だったそうです。

一方、建築家はクラシック好き。事務所にもレコードプレーヤーと、クラシックのレコードを置いていました。

建築家は実業家の車を空港へ運ぶ際、ラジオを自分好みの局に変えていたのです。そこに、実業家自身が出かけたという説明との食い違いが残っていました。

遺体を隠す場所まで考えた人が、ラジオは自分の好みに変えてしまうんですね。そんなところをコロンボが覚えていたのがうれしいです。

遺体はそれまで、実業家の牧場の馬小屋に隠されていました。建築家は、誰にも見つかっていなかったのだから、そのままにしておけばよかったと悔やみます。

しかしコロンボは、遺体はいずれ見つかるもので、元の隠し場所も安心できる場所ではなかったと指摘します。建築家が用意した最後の隠し場所で、事件は決着しました。

刑事コロンボ シーズン1「パイルD-3の壁」の感想まとめ

いちばん残ったのは、何も出てこない穴を前に、コロンボが汗をぬぐっていた場面です。あの困り方を見て、私はすっかり失敗したのだと思っていました。

人もお金もかけて調べたあとですから、引っ込みがつかない気持ちまで想像してしまって。夜の現場で待ち受けていたと分かったときは、安心するのと一緒に少しおかしくなりました。

建築家には最後まで腹が立ちました。実業家を殺して、その人のお金で自分の計画を続けようとするところが、どうしても嫌だった。

最後に悔やむのも、遺体を動かしたことなんですよね。そこまで自分の失敗の話なのかと思うと、被害者が気の毒になります。

だから、前妻が電話のないことを気にかけていたのが救いでした。離婚していても、その人がいつも何をするかを覚えている関係が、なんだかうれしかった。

ラジオの音楽もそうですが、本人がいなくなっても、いつもの習慣を知っている人は残っています。前妻の訴えをコロンボが受け止めてくれて良かったです。

それにしても、昼間のコロンボには心配させられました。あの穴の前で汗をぬぐう姿には、私もきれいにだまされました。

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