ブラウン神父 第116話 あらすじ シーズン11第6話 推理作家を偲ぶ催しで暴かれた、新作小説の本当の書き手

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今回の舞台は、自殺とされた推理作家を偲ぶ文学の催しです。賞を争う若手の一人が襲われ、ブラウン神父は盗作の噂と一冊の新作小説の謎を追っていきます。

それでは116話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で10月15日からシーズン2をリピート放送中です!(木・金曜よる9時)

ブラウン神父 第116話 シーズン11第6話のあらすじ

物語は、名の知れた推理作家が屋上のバルコニーから転落する場面から始まる。この死は自殺とされ、今回の出来事はそれからちょうど1年後のことになる。

屋敷の女主人の邸宅では、地元の推理作家を祝う恒例の週末の催しが開かれていた。今年は亡き作家に捧げられており、最優秀の新作推理小説には彼の名を冠した羽根ペンの賞と75ポンドの賞金が贈られる。会場にはブラウン神父、ディヴァイン夫人、ブレンダの姿もある。

賞を争う中心は、かつて同じ大学で学んだ二人の青年だ。一人は審査員でもある女主人が後援する青年。もう一人は新作を出品した息子で、高名な推理作家で閣僚でもある父親に押し切られて参加していた。会場には、新しい作家を探す文芸エージェントの女性も来ている。

父親に促され、息子は新作の際どい一節を朗読する。これに女主人は飲み物をこぼすほど動揺し、息子は壇上から逃げ出してしまう。戻るのを拒む息子に、父親の叱責は手荒なものになった。その直後、ブレンダは女主人が息子に、自分に恥をかかせる気かと詰め寄る場面を目撃する。息子は思い当たる節がない様子だった。

催しの余興として殺人劇が仕込まれているのが面白いところです。本物の事件と芝居が同じ会場で並ぶので、何が本当なのか分かりにくくなっています。

余興が進む中、ブラウン神父は姿の見えない息子を探し、手当てが必要な状態の彼を見つける。サリバンとグッドフェローは浮浪者による強盗と見たが、神父はもっと暴力的な人物の仕業を疑う。その後、神父は息子が意識のないふりをしていたことを見抜く。息子は襲われたときのことを覚えていないと言い、盗まれたのは懐中時計だけらしかった。

続いて、女主人が賞の羽根ペンの紛失に気づく。一方、小麦粉の足跡をたどったブレンダとディヴァイン夫人は、襲われながらも息のある文芸エージェントを発見した。

悲鳴を上げて逃げる女性と、それを追う料理人役の男。グッドフェローが男を取り押さえてから余興だと知る一幕は、つい笑ってしまいました。

神父は女主人の後援を受ける青年に話を聞く。大学時代、息子は学生文学賞を受け、青年はそれを恨んでいた。盗まれた懐中時計は、その賞に付いていたものだった。青年は時計を盗んだことは認めたが、襲撃への関与は否定する。それでもサリバンは賞金目当ての犯行と見て、青年を逮捕した。

翌日、文芸エージェントは催しに戻ってきたが、襲撃については何も語れなかった。ディヴァイン夫人の話をきっかけに、神父は署で青年に会う。青年によれば、大学時代には息子が自分の作品を盗んだという噂があり、父親が乗り出して収まったという。息子が今年の賞を受けた後、父親は神父に噂の真偽をはっきり答えなかった。ただ、前日の朗読を聞いて新作に疑いを持ったことは認める。

女主人は、小説に登場する男爵夫人のモデルが自分だと打ち明ける。若い頃の奔放な振る舞いを描いたもので、父の死がきっかけだったという。その過去を知っていたのは、亡き作家だけだった。神父は、小説の題名にギリシャ語で狼を意味する語が入っていると気づく。亡き作家の姓も狼を意味することから、本当の書き手は彼ではないかと考えた。

女主人の秘密と題名の一語が、亡き作家という一点で結びつく流れはきれいでした。

それでも、エージェントが狙われた理由は分からないままだった。ディヴァイン夫人が朗読箇所を読み返したことで、神父は偽りの立場にいる人物がいると気づく。確かめに向かった神父は、文芸エージェントが息子を殺そうとしている現場に出くわした。

彼女は、自分が亡き作家の娘だと明かす。回想で示されたのは1年前の出来事だった。作家が手すりを越えて落ちたとき、息子はその場にいた。そして、原稿をめぐるもみ合いが転落につながっていた。最後に女主人は賞を亡き作家に贈り、ブラウン神父は彼の墓に祝福を与える。

ブラウン神父 第116話 シーズン11第6話の感想まとめ

今回いちばん印象に残ったのは、題名の一語から書き手にたどり着く手掛かりです。女主人の過去を知っていたのは誰か、という女主人の秘密と重ねることで、盗作の疑いが一気に具体的な形になりました。

大学時代の盗作の噂を先に示したのも効いています。前にもやったかもしれない、という下地があるので、新作への疑いに説得力が出ます。父親が噂をきっぱり否定しない場面も、息子を追い込んできた家庭の空気を感じさせて、なかなか苦いものでした。

女主人の後援を受ける青年は、時計を盗み、恨みもあり、逮捕までされます。いかにも怪しい人物を前に出しておいて、本筋は別のところにあるという組み立てでした。時計を盗んだことと襲撃とを切り分けて扱っているので、彼を犯人と思い込むと見事に外されます。

結末で、襲われた側だった文芸エージェントが亡き作家の娘として姿を現すのは驚きでした。1年前の転落が、原稿の奪い合いの末のものだったと分かると、冒頭の場面の意味ががらりと変わります。

余興の殺人劇やグッドフェローの早とちりで軽く笑わせつつ、最後は賞を亡き作家に返し、墓への祝福で締めくくる。作品の本当の持ち主に名誉を戻すという、この回らしい収め方だったと思います。

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