ブラウン神父 第40話 あらすじ シーズン4第5話 消えた教皇の十字架とフランボウの娘

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シーズン4第5話は、フランボウが盗みの手助けを頼みに来る異色の回です。誘拐された娘の命、教皇からの贈り物、教皇庁の出世争いが一つの十字架をめぐって絡み合います。ネタバレありでまとめます。

それでは40話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で10月15日からシーズン2をリピート放送中です!(木・金曜よる9時)

ブラウン神父 第40話 シーズン4第5話のあらすじ

教皇からエリザベス女王への戴冠祝いとして、エメラルドとルビーの十字架がロンドンへ運ばれることになった。途中のグロスターでは、新任の司教が披露の会を開く。ブラウン神父はフランボウが狙ってくると読み、顔を見分けられる自分を見張り役に加えるよう司教に申し出た。

ところが現れたフランボウは、今回は助けが要ると言う。会ったことのない娘が誘拐され、身代金として十字架を求められていた。犯人は、かつて彼が見捨てた元相棒だ。盗む間だけ目をつぶってほしいと頼まれ、シドとマッカーシー夫人は親子の芝居を疑う。一方、フェリシアは人質写真の娘の目に、怯えではなく反抗を読み取った。

披露の会には教皇庁から二人の枢機卿が来ていた。代々教皇庁に仕える家柄の警備責任者と、奇術師を父に持つ儀典長である。会場にはアイルランドの司教に成りすましたフランボウも紛れていた。しかし聖遺物箱を開けると、十字架はすでに消えていた。マロリー警部補は内部の犯行を疑う。

宝石は盗まれていないのではないか、とブラウン神父は考えた。フランボウに6時まで待つよう頼み、司教館へ向かう。箱には仕掛けがあり、十字架は館から出ないまま消えたように見せかけられていた。ブラウン神父は十字架を持ち帰るが、誰がどうやったのかは明かさない。

盗む間は目をつぶるだけのはずだった見張り役が、結局は自分の手で十字架を持ち出す羽目になります。この皮肉な展開が楽しいです。

一方、娘は髪に火をつけて見張りをおびき寄せ、自力で逃げ出していた。7時に受け渡し場所へ着いた二人に、娘は銃を向けて父を問いただす。だが元相棒は縛りから抜け出していた。銃を手に現れて十字架を奪い、指を撃たれた仕返しに娘の手を撃とうとする。

フランボウとブラウン神父が飛びかかって娘を守ったが、フランボウは腕を撃たれた。元相棒を殺そうとする父を、ブラウン神父と娘が止める。娘は十字架を教会に返すなら父の弟子になると申し出た。ブラウン神父は娘を巻き込むなと訴えたが、フランボウは娘を連れて車で去った。

途中で車を止めたフランボウは、娘に銃を突きつけて十字架を取り上げる。そして娘など欲しくなかったと突き放し、学業に戻らせようとした。ところが後で袋を開けると、中身は十字架の形にねじ曲げたスプーンだった。

冷たい芝居で縁を切ろうとした父を、娘が一枚上回っていたという落ちが痛快です。誘拐から自力で抜け出した手並みが、ここでもう一度効いてきます。

ブラウン神父は儀典長の枢機卿に、奇術師の息子なら箱の細工はお手の物だと迫った。狙いは、警備責任者を失脚させて国務長官の座を得ることだった。追及された枢機卿は告解を行い、その秘密を守る義務でブラウン神父の口を封じる。

十字架は、ブラウン神父宛ての荷物として警察署に届いていた。経緯を問われたブラウン神父は告解の秘密を理由に語らない。ただ、教皇は警備責任者の枢機卿を高く評価してよいとだけ告げた。この枢機卿は、のちに国務長官に任命された。

ブラウン神父 第40話 シーズン4第5話の感想まとめ

今回いちばん面白かったのは、告解の秘密の使われ方です。儀典長は告解でブラウン神父を縛ったつもりでした。ところがブラウン神父は真相を伏せたまま、手柄を警備責任者に回します。儀典長が口を挟めば自分の罪を認めることになるので、黙るしかありません。相手の策をそのまま返す手際がお見事でした。

手掛かりの置き方もうまかったです。紹介の場面で、儀典長の父が名高い奇術師だったことが話題になります。何気ない世間話に見えたこの話が、消えた十字架の謎を解く鍵になりました。手口も出世争いの動機も教皇庁の人間関係から出てくるので、真相に素直に納得できました。

娘の描き方も好きです。父の到着を待たずに脱出し、最後は父の芝居の裏をかきます。フランボウが冷たい言葉で娘を遠ざけたのは、ブラウン神父に娘を巻き込むなと言われた後の選択でした。私には、悪役を演じてでも娘を自分の世界から外したかったように見えます。袋の中身はスプーンで、結局は娘に一本取られる形になりました。

十字架を警察に送った人物は、台詞では名指しされません。ただ、スプーンの件を考えると、つい娘を思い浮かべてしまいます。最後にフランボウにもついに良心が、という会話が交わされます。親子の顛末を知って聞くと、少し可笑しく、少し温かい締めくくりでした。

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