ブラウン神父 第86話 あらすじ シーズン8第6話 占い師のビンゴ予言と被害者の腕輪

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マッカーシー夫人の妹ロイジンが紹介した占い師が、教会の慈善ビンゴの当選番号を予言する。夫人が大当たりを引く一方で、詐欺に気づいた女性が殺される。予言と殺人という二つの謎を、ブラウン神父がほどいていく回だ。

それでは86話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で10月15日からシーズン2をリピート放送中です!(木・金曜よる9時)

ブラウン神父 第86話 シーズン8第6話のあらすじ

ケンブルフォードに、マッカーシー夫人の妹ロイジンが15年ぶりに現れる。結婚に失敗したので、立ち直るまで姉の家に置いてほしいという。ただしロイジンは借金を抱えていて、1週間以内に返さなければならない状況にあった。

ロイジンが姉に紹介したのは、意気投合したという占い師トラファルガーだった。呪いを解くお祓いも手がける男で、マッカーシー夫人ははじめから信用しない。それでも彼は茶葉を読み、ハンブルストン教会の慈善ビンゴで出る当選番号を予言してみせる。

夫人は数字の予言を悪魔の仕業だと嫌っていた。ところが当日配られたカードには予言どおりの数字が並び、夫人は730ポンドを手にする。屋根修理の資金を集めるサミュエルには、当たったら半分渡すと約束していた。夫人はその場で半額を渡し、残りを妹に回した。

当たったことを喜ぶより先に後ろめたさが来るのが、いかにもマッカーシー夫人です。賞金を手元に置いておきたくないという気持ちは、このあとの展開にも絡んできます。

会場にはアナとピーターの夫婦も来ていた。アナはブラウン神父に、詐欺を見つけたが通報すべきか迷っていると相談し、翌朝に改めて話す約束をする。しかしアナは自宅で、傘の先で心臓をひと突きにされた遺体となって見つかった。

長く幻聴に悩まされてきたピーターが凶器を持っていたことから、マロリーは彼を逮捕する。一方でブラウン神父はサミュエルを訪ねて話を聞き、彼が何かを隠していると感じ取る。

ロイジンは、姉が自分に回したはずの賞金までサミュエルに返してしまったと知って激怒する。そして教会に集まった人々の前で、ビンゴの番号は占い師から手に入れたものだと暴露してしまった。

姉が抱えていた後ろめたさを、よりによって人前でぶちまける妹。悪気より勢いが先に立つタイプで、騒ぎを大きくする才能だけは本物です。あらすじを追っているだけでもハラハラします。

手掛かりになったのは腕輪だった。トラファルガーは母の形見だと言ってロイジンに腕輪を贈っていた。ブラウン神父は、それがアナがいつも身に着けていた品だと気づく。

ピーターは幻聴の呪いを解いてもらおうと、トラファルガーに高額な料金を払い続けて全財産を失っていた。人に話せば効かなくなるとも言われていた。これを占い詐欺だと見抜いたアナを、トラファルガーは口止め料で黙らせようとした。しかし受け取りを拒まれ、その場で彼女を殺したのだった。

神父に突き止められたトラファルガーは、ロイジンを置き去りにして馬で逃げ出す。だが自転車で追ってくる神父に焦り、木の枝をよけきれずに落馬して、そのまま捕らえられた。

ビンゴの的中にも別の種があった。ポスターを届けに来たサミュエルが、ロイジンの持っていた予言の数字のメモを見て覚えていた。そして半分を約束してくれた夫人にその数字のカードを渡し、玉にも細工をしていたのだ。

屋根の修理代のためにやり過ぎたと悔やんだサミュエルは、残りの賞金を夫人に返したようだ。夫人はそのお金を、またしても男選びに失敗した妹にすべて渡し、借金を返して出直せるようにする。ブラウン神父はピーターを病院へ連れて行き、きちんとした治療を受けられるよう手を貸した。

ブラウン神父 第86話 シーズン8第6話の感想まとめ

今回いちばん面白かったのは、ビンゴの予言が二重の仕掛けになっていたところです。占い師の力に見えた的中は、実はサミュエルがメモを見て仕込んだものでした。いかさまの予言を本物にしてしまったのは、屋根の修理費に追い詰められた世話役の焦りだった、という種明かしがうまいです。

腕輪の手掛かりも効いていました。母の形見という甘い言葉で贈られた品が、そのまま被害者とのつながりを示す証拠になります。ロイジンにとっては新しい恋の記念のはずが、犯人を指す決め手に変わるわけです。彼女の男を見る目のなさが、ここでも裏目に出ています。

犯行の構図はかなり苦いです。人に話すと効かなくなるという口止めがピーターを周りから切り離し、財産を吸い上げる仕組みになっていました。それを見抜いて神父に相談しようとしたアナは、約束した相談を果たせないまま殺されます。さらに残された夫が疑われて逮捕されるので、被害者の側ばかりが重ねて傷つく流れがつらいところです。

結末では、自転車で馬を追う神父の追跡に少し笑いつつも、マッカーシー夫人の選択が印象に残りました。悪魔の誘いのようだと手放したがった賞金が、巡り巡って妹の借金返済と出直しの資金になります。夫人の頑固さと気前のよさが、同じ一つのお金で両方出た回だったと思います。

最後に神父がピーターを病院へ連れて行くのも、この回の締めとして納得できました。お祓いにすがるしかなかった人を、ちゃんとした治療につなぎ直しています。詐欺の被害を受けた側への手当てまで描いて終わるのが、今回の事件によく合っていました。

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