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クルミットです♪
シーズン10第9話は、バイク集団が村にやって来る回です。記録走行中の死亡事件から、集団が抱える過去、ブレンダの友人と母親の確執、カフェの店主の秘密が一本につながっていきます。神父が自転車でオートバイに挑む展開もあります。
それでは109話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ブラウン神父 第109話 シーズン10第9話のあらすじ
バイク集団が村にやって来て、カフェに入り浸るようになる。ブレンダの友人は口うるさい母親から逃れたくて、集団のリーダーに惹かれていく。一緒に連れて行ってほしいと迫るが、すげなく拒まれる。
集団の一人の若者は、教会でろうそくを灯していた。ブラウン神父はそのことが気にかかる。カフェでは、店員の青年がリーダーに見下されて衝突し、相手への殺意を口にする一幕もあった。
騒ぎを収めようと店主が持ちかけたのが、リーダーが毎日続けていた記録走行だ。この日は直前に若者がリーダーに代わって走り出す。若者は頭の高さに張られた有刺鉄線に突っ込み、命を落とす。
現場はカフェから1マイル以上離れていた。神父は店で流れていた曲をブレンダとディヴァイン夫人に歌わせながら、畑を歩いてみる。そして、犯人はカフェにいた誰かで、本当の標的はリーダーだったと考える。
リーダーは店員の青年を名指しし、サリバンは手の切り傷を理由に青年を逮捕する。ただ、その傷がガラスで切ったものだと周囲も知っていて、根拠は薄い。青年は神父に、友人を守ってほしいと頼む。
友人に疑いの目が向いたとき、ブレンダがチャーチルを引き合いに出して笑い飛ばす場面が好きです。村でできた初めての友達をかばいたい気持ちが、冗談の形で出ていました。
神父がこだわったのは、若者がなぜろうそくを灯したのかという点だった。店員の青年によると、若者はグロスターで出会った娘に夢中だったが、彼女の目はリーダーに向いていた。酒が入っていたある晩、リーダーが彼女を乗せて走りに出て、彼女は亡くなった。若者はそれ以来、罪の意識を抱えていたという。
警部補試験を4日後に控えて弱気になっていたグッドフェローは、神父に頼まれて調べを進める。若者とリーダーの名前が、身元不明の若い女性が絡む交通事故の記録に残っていたこと、遺体に看護師のピンがあったことが分かる。
一方、友人の母親が「集団に家の窓を割られた」と訴え出る。神父はこれ以上の衝突を止めるため、リーダーに勝負を挑む。神父が勝てば集団は村を去るという条件で、神父は自転車、リーダーはオートバイで走ることになった。
友人はこの窓の件で逮捕される。しかし神父は、割れたガラスが家の外に散っていることに気づく。そして、リーダーへの反感をあおろうとした母親自身の仕業ではないかと問いただす。
勝負の途中、神父は農夫にトラクターで道をふさいでもらい、リーダーの先に出る。そこで路面にまかれたオイルを見つける。店主の娘が看護師を目指していたことを思い出した神父は、事故の女性は店主の娘だったと推理する。店主も、酔った若者がその娘の話をしていたことを認める。
神父は自分の体で道をふさぎ、リーダーは罠の手前で止まる。命を救われたリーダーは、ゴール前で神父に勝ちを譲った。店主は若者を殺したと告白する。リーダーは去り際に、亡くなった二人に言えるなら謝りたいと漏らす。
賭けに乗っていたサリバンが、ちゃっかり神父の勝ちに張って8シリング得していたのには笑いました。犯人を先に挙げられても機嫌がいい理由がこれというのが、いかにも彼らしいです。
友人の母親は、自分も若い頃に家を飛び出し、村の外から来た若者との間に娘を授かったと打ち明ける。後悔はしていないが、同じ道をたどってほしくなかったのだと語る。娘は、一緒に家に帰ろうと応じる。
ブラウン神父 第109話 シーズン10第9話の感想まとめ
今回の核は、被害者の入れ替わりでした。最初は若者が狙われた事件に見えて、実は標的はリーダーだったというずらし方が、素直に効いています。教会のろうそくという小さな行動から過去の事故にたどり着く流れも、神父らしい入り方だと思います。
好きだったのは、曲を歌わせて時間を確かめる場面です。1マイル以上の距離を、店で流れていた一曲の長さで測るという発想が面白いですね。最後に神父が、店主は曲が終わる前に店へ戻ったと整理するところで、ちゃんと回収されていました。
店主は序盤で神父に家族と疎遠だと話していて、娘の名前もそこで出ていました。看護師のピンと、娘の看護師志望の話がつながるのは、振り返ると筋が通っています。一方で、店員の青年の逮捕は根拠が薄すぎて、捜査の山場としては少し弱く感じました。
勝負の使い方もうまいです。神父は勝つためではなく、罠より先に着くためにトラクターまで手配し、最後は自分の体で道をふさぎます。勝負は神父の勝ちですが、勝ちを譲ったのはリーダー自身です。謝りたいという一言も、その流れの先に置かれていたように思えました。
友人と母親の話は、窓の件がやや強引でした。それでも、母親自身がかつて家を飛び出した側だったと明かされて、口うるさい理由が見えてきます。娘を亡くした店主と、娘を手放すまいとする母親が同じ回に並ぶことで、どちらの選択も重く感じられました。
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