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クルミットです♪
シーズン9の初回は、マロリー警部補が無実の容疑者に罪を着せる側に回る回。屋敷の主人の殺害事件の裏で、警部補自身が脅迫されていました。久しぶりにシドも戻ってきます。
それでは91話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ブラウン神父 第91話 シーズン9第1話のあらすじ
ダーリントン邸で、屋敷の主人フィリップ・ダーリントンが心臓を刺されて死亡する。遺体を見つけたのは長男ローレンスで、起きたあとに父の遺体を発見したという。マロリー警部補とグッドフェローが現場へ向かい、家族を慰めるためにブラウン神父も同行した。
週末に結婚したばかりの妹アラベラも、夫チャールズ・ハクストンとオックスフォードから帰ってくる。兄妹はどちらも事件の夜は眠っていたと話す。ローレンスは屋敷に、アラベラは夫とオックスフォードにいたという。
マロリーは、前夜に被害者と屋敷で二人きりだったローレンスを犯人と決めつけ、寝室から見つかったナイフを根拠に逮捕する。しかし、そのナイフはマロリー自身が置いたものだった。グッドフェローはその場面を見ていた。
本人に詰め寄っても言いがかりだと退けられたグッドフェローは、ブラウン神父に助けを求める。神父はローレンスから話を聞き出す。人目のあるレストランで父に信託財産の権利を求めたこと、そう踏み出す後押しをしたのが3か月前に現れたチャールズだったことだ。
凶器を仕込んだのが警部補本人だと序盤で明かされるので、謎は「誰が」より「なぜ」に移ります。上司の不正を見て黙っていられなくなるグッドフェローの動きにも無理がありません。
グッドフェローはマロリーを尾行し、誰かからの電話を受ける姿を見ていた。さらに、繊維と残留物の証拠写真が保管室から消えていると神父たちに打ち明ける。三人がマロリーの自宅に入ると、室内は荒れていて写真を燃やした跡があった。寝込んでいるはずの家族の姿もなかった。
問いただされたマロリーは、妻と子どもたちが2人組の男に銃で脅されて連れ去られたと明かす。誰にも話さず指示を待つよう命じられていたという。男たちの車がオックスフォードで盗まれたものだと署で調べたことも知られ、殺人が起きたら被害者の息子に罪を着せろとナイフを置いていかれたのだった。
シドが刑務所関係の伝手で調べると、ダラム刑務所で10年服役し3か月前に出所したビルという男が、マロリーを脅した男と同じ傷とタトゥーを持っていた。ビルと同房だったダミアンは裕福な女性を狙う詐欺師で、その正体がチャールズではないかと浮かび上がる。
シドは元受刑者仲間を装ってダミアンに近づき、足止めする。その間にローレンスは釈放された。だが司祭館で人目を避けているよう言われたローレンスは、抜け出してパブへ向かう。シドが見つけて連れ戻そうとするが、その場を見たダミアンは車で走り去った。
正体を伏せたまま詰めていく段取りが、守られている側のちょっとした外出で崩れるのが皮肉です。閉じこもっているよう言われたローレンスの不満も分かるだけに、もどかしい場面でした。
ビルは他人の罪で服役したことで、マロリーに個人的な恨みを抱いていた。ダミアンから知らせを受けて逃げようとしたビルは、銃撃戦の末に逮捕される。ダミアンもアラベラの協力で追い詰められた。だが2人とも、マロリーの家族の居場所は明かさなかった。
ブラウン神父はマロリーの告解を聞き、ビルの説得も試みる。無実の者に罪を着せ、罪のない家族を死に追いやろうとするのは、ビル自身が受けた過ちと同じことだと説くが、成果はない。最後は、マロリーが機転を利かせて残していた本物の証拠品から監禁場所が飛行場だと分かり、家族は無事に救出された。
ブラウン神父 第91話 シーズン9第1話の感想まとめ
今回いちばん印象に残ったのは、マロリー警部補が証拠を捏造する側に回るという筋立てです。家族を人質に取られていた事情が分かると見え方は変わります。それでも、無実のローレンスを逮捕した事実は消えません。その重さが、神父に告解する場面にもにじんでいるように感じました。
グッドフェローの立ち位置もよかったです。上司の不正を見ても、いきなり表沙汰にはしません。まず本人に問いただし、通じないと神父に相談します。尾行で電話の件をつかみ、証拠写真の消失を神父たちに伝えたのも彼で、捜査の最初の糸口はグッドフェローが握っていました。
家族の居場所につながったのが、マロリー自身が残していた本物の証拠品だった点も効いています。写真を燃やして従ったように見せながら、手掛かりは手放していなかったわけです。一方でブラウン神父の説得はビルに届かず、言葉だけでは片づかない展開になっていたのが印象的でした。
久々のシドは、刑務所関係の伝手で身元を割り出し、元受刑者仲間を装ってダミアンに近づく役回りでした。彼でなければ成り立たない動きです。ビルの恨みの出発点がマロリーの10年前の過ちにあることを思うと、家族が無事に戻った結末にも少し苦さが残ります。
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