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クルミットです♪
第8シーズン第3話は、バンティが資産家の男性を殺した罪で裁判にかけられる回。裁判が進むのと同じころ、ブラウン神父とグッドフェローが物証を一つずつ拾い、真相に迫っていきます。
それでは83話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ブラウン神父 第83話 シーズン8第3話のあらすじ
物語は、陪審が有罪の評決を告げる法廷の場面から始まり、そこから時間をさかのぼる。パーティー明けの朝、司祭館のソファで寝ていたバンティのもとへ、マロリー警部補が逮捕に来る。パーティーを開いた屋敷の主人が、自宅の庭で撲殺されているのが見つかったのだ。
遺体のあった場所には彼女のストールが残っていた。最後に主人と一緒にいたのも彼女だという証言がある。署でバンティは、主人に無理にキスを迫られ、木の枝で殴ったと認めた。この供述によって、殺人罪で正式に起訴される。本人は殴ったのは一度だけだと言うが、その後の記憶ははっきりしない。
冒頭でいきなり有罪の評決を見せられるので、ここからの捜査はずっと「間に合うのか」という気持ちで追うことになります。本人まで自分の記憶を疑っているのがつらいところです。
裁判では、検察官がバンティの過去の素行を並べ立てる。対する弁護人は家族の友人だが、酒に頼っていて精彩を欠く。神父は証拠として出された被害者のスーツに、引きずったような草の筋があることに気づき、遺体は動かされたと考える。しかしマロリー警部補は、裁判が始まった今では手遅れだと取り合わない。
神父とグッドフェローは、パーティーの後に賞品のジャガーに乗って去った取り巻きの男を、ブリストルまで訪ねる。主人の口座からは半年にわたり、毎月20ポンドが引き出されていた。やがて主人の弟の妻が、主人はオックスフォードで女子学生に訴えられたことがあると明かす。その女子学生は男の妹で、昨年自ら命を絶っていたと分かる。
妹は主人との間の娘を残していた。男は主人を脅して毎月金を払わせ、その全額を姪のために貯めていた。神父は、時間をかけた彼の復讐と、激情に任せた今回の犯行とは性質が合わないとみて、彼を犯人から外す。
怪しい人物として名前の挙がった取り巻きの男が、実は姪の将来のために金を貯めていた。それが分かる場面で、事件の見え方ががらりと変わりました。
弁護人は神父に、自分が以前無罪にした放火犯が再び火を放ち、一家が亡くなったことを打ち明ける。そのうえで、証拠の保管場所を神父に教える。神父は被害者の靴下に血が付いているのに、ズボンの裾には付いていないことに気づく。さらに庭師が芝刈りをしていたと聞き、マロリー警部補らと刈った芝の山を探す。
評決は有罪だった。その直後、マロリー警部補が新しい証拠を持って法廷に駆け込む。神父は、主人の弟の妻が事件の翌日に手袋をしていたことを挙げる。遺体を引きずった際に剥がれた爪が芝に落ちていたこと、靴下の血は彼女の血液型だろうということも指摘する。
弟の妻は、主人がバンティの後を追うのを見て止めようと後を追ったと話す。しかしバンティが自分で反撃するのを見て、自分も同じようにしたと認めた。過去に彼女自身も主人から同じ目に遭っていたことがうかがえる。この新証拠を受けて、バンティは控訴までの保釈を認められた。
ブラウン神父 第83話 シーズン8第3話の感想まとめ
今回うれしかったのは、草の筋、靴下の血、芝の中の爪と、物証を一つずつつないで真相にたどり着く流れです。ズボンの裾には血がないのに靴下にはある。その違和感から、遺体を引きずった人物の血へと考えを進めるところは、神父らしい観察だと思いました。
手袋の件は、署で弟の妻と初めて会った場面に手掛かりがあったと後から明かされる作りで、振り返ると納得がいきます。犯人の動機も、バンティを助けたい気持ちと、自分が受けた仕打ちへの怒りが重なっていて、ただ責める気にはなれない結末でした。
法廷パートでは、検察官がバンティの奔放さを武器に攻めてきます。それに対して弁護人が最終弁論で、行儀の悪さと殺人は別の話だと切り返すのが痛快でした。酒に逃げていた彼が自責の念を打ち明け、保管室の場所を遠回しに教えるくだりも味があります。
一方で、弟の妻はバンティが裁かれていくのを黙って見ていました。最後の悔い改めをすんなり受け止めきれない気持ちも残ります。評決が取り消されたわけではなく、控訴までの保釈という形なのも、ぎりぎりの勝利という感じでした。
それなのに当のバンティは、シャンパンは控えると言ったそばから、今夜だけは祝うと言い出します。あの懲りなさで締めてくれたおかげで、重い回の後味が少し軽くなりました。
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