ブラウン神父 第61話 あらすじ シーズン6第1話 赤ずきん殺人の再捜査とクリスマス劇『シンデレラ』

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シーズン6の幕開けはクリスマス回です。シドが休暇で村に戻り、神父たちは素人劇団のクリスマス劇に駆り出されます。その一方で、7年前の殺人事件で自白した青年は本当に犯人なのかという再捜査が始まります。

それでは61話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で10月15日からシーズン2をリピート放送中です!(木・金曜よる9時)

ブラウン神父 第61話 シーズン6第1話のあらすじ

クリスマスを控えたケンブルフォードに、シドが南アフリカから帰ってくる。フェリシアからの手紙と、マッカーシー夫人へのプレゼントを携えていた。一方、森では白骨遺体が見つかる。7年前に姿を消し、赤ずきん殺人と報じられた主演女優スカーレットとみられた。

この事件では地元の青年ベニーが自白し、服役していた。ところが検視では頭蓋骨に損傷がなく、凶器も見つからない。マロリー警部補が神父の付き添いで面会すると、字の読めない彼は警官の書いた供述書に署名していただけだった。自白で口にした悪いこととは、配達先の劇場でのぞきを責められた件だった。

母親は、絞首刑を避けるため、減刑と引き換えに息子に罪を認めさせたと明かす。さらに、劇団の関係者が当時聴取されなかった点を突く。その劇団による今年のクリスマス劇『シンデレラ』には、神父とマッカーシー夫人、バンティもオーディションから参加していた。

シンデレラ役を志望したバンティは妖精の名付け親役に選ばれる。その役を読んだ夫人はプロンプターに回された。神父と、付き添いで来ただけのシドは、牛の着ぐるみの前後を担当する。主演はローズとコーネリアス博士だ。

『リチャード三世』の独白まで披露した神父の役が、台詞のない牛の後ろ半分。前回演じたピラト役まで持ち出され、村での評判が知れて笑いました。

ローズの夫で元警視のスタージェスは、事件を蒸し返すなとマロリー警部補に釘を刺す。結局、警部補とグッドフェロー巡査部長は劇の意地悪な姉役に収まる。衣装箱からはスカーレットが失踪当日に着ていたマントが見つかり、ポケットにはローズの住所があった。

巡査部長は、事件の夜の配達先の証言記録が一つ抜き取られていると気づく。その後の稽古中、舞台監督のダグラスが事故で昏睡に陥る。母親で演出家のプルーデンスによれば、戦争神経症を抱える息子は失踪の夜、明け方に泥まみれで帰宅し、記憶をなくしていた。

続いて、ロープの番号に食い違いが見つかる。ベニーによれば、抜き取られた証言の主はスタージェス家のメイドだった。その夜、彼は薬を取り違えて届け、ローズに叩かれたという。交通整理に回すとスタージェスに脅された警部補は、神父に協力を頼む。やがて白いヘロインとみられる薬と、マントにあったものと同じローズの宛名ラベルが見つかる。

嘘を聞くとリンゴを落とす劇中の真実の木。稽古ではリンゴが早く落ちて仕切り直しになっていた小道具が、最後の対決の場所になるのは気が利いています。

真実の木のセットで、神父はコーネリアス博士と向き合う。スカーレットは、ベニーの取り違えで届いたローズ宛ての白いヘロインをコカインと思って吸い、死んでいた。二人に薬を流していた博士は、遺体を見つけて証拠を処分した。その姿を、記憶の飛んだ状態のダグラスに見られていた。

博士は何も立証できないと言い放つが、話はマロリー警部補と巡査部長に聞かれていた。博士は殺人未遂、不法な埋葬、違法薬物の供給で訴追される。上演当日はバンティが喉の不調を理由に降り、夫人が妖精役を務めた。ベニーも釈放され、クリスマスイブに家へ戻る。

ブラウン神父 第61話 シーズン6第1話の感想まとめ

真相が殺人ではなく、薬の取り違えによる死だったという着地が今回の肝です。字を読めないことが、ベニーが警官の書いた供述書に署名させられた理由になり、同時に真相の出発点にもなっている。彼の弱さが二度使われる構図は、皮肉で苦いと感じました。

コーネリアス博士の言い分は、この話でいちばん冷たい部分でした。無実の青年が服役しても構わないと言い切る相手を、神父がただの売人だと切り返す流れはすっきりします。ただ、博士は最後まで悔い改めません。決め手が背後で聞いていた警察の耳だったのは、現実的な落とし方です。

マロリー警部補の動き方も印象に残ります。元警視に脅されても引かず、ベニーを自分の息子と比べて気にかけ、最後は親子のクリスマスの支度にまで手を貸す。神父との共闘をクリスマス休戦になぞらえるやり取りも、二人の距離感に合っていておかしかったです。

劇のほうでは、バンティが自分の下手さを悟り、仮病で役をマッカーシー夫人に譲った選択がよかったですね。オーディションで役を逃した夫人が、本番で妖精の名付け親を務める流れは、それ自体がシンデレラの筋書きのようです。プロンプターに衣装係まで任され、名前も間違えられ続けていた分、報われた感じがします。

一方で、ダグラスは昏睡のまま物語が終わります。記憶が戻りかけたせいで狙われ、自分が殺したのではと怯えていた彼が、少なくとも殺人者ではなかったと分かった。その一点が救いとして残る結末でした。

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