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クルミットです♪
シーズン10第5話はフランボウが登場する回です。昔の盗品が盗み返され、現場には彼の印が残されていきます。今回は怪盗が濡れ衣を着せられる側に回り、神父が無実の証明に動きます。
それでは105話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ブラウン神父 第105話 シーズン10第5話のあらすじ
美術商が殺された現場で、赤いFの刺繍が入った白いハンカチが見つかる。フランボウの印を見たサリバンは大がかりな捜索を始める。ブラウン神父が彼と接触することを警戒し、グッドフェローを神父の見張りにつけた。
やがてフランボウ本人が告解室に現れ、今回は無実だと神父に訴える。25年前に自分が盗んだ品々が各地で盗み返され、現場に自分のハンカチが残されているという。残る金のブレスレットが近くの競売に出品されると知り、彼は罠と承知のうえで神父と会場へ向かう。
ディヴァイン夫人が神父の格好をしてグッドフェローの目を引きつけ、神父とフランボウは競売会場へ抜け出す。夫人の変装はのちに見破られ、サリバンはフランボウが会場にいると知る。匿名の通報もあり、サリバンは競りが終わった直後に到着した。
昔の獲物が次々に盗み返され、怪盗が自分の昔の盗みから次の現場を読む。この発端がまず面白いです。フランボウが追われる理由を自分の過去が作っている点も、皮肉が効いていました。
競りが終わると、競売人が警備員の背中を刺す。駆けつけたフランボウを見ると、競売人は彼が来たと騒ぎ立て、ハンカチを残して逃げた。フランボウは外で競売人に組みつくが逃げられ、地面にはブレスレットだけが残る。フランボウは逮捕されるが、その前にブレスレットをひそかに神父へ託した。
サリバンはハンカチを見て、迷わずフランボウを犯人と決めつける。一方、神父は遺体の手に金髪が残っていることに気づく。傷は左利きの者によるもので、フランボウは右利き、競売人は左利きだ。髪の特徴からかつらだとも見抜くが、ロンドン警視庁への復帰がかかるサリバンは取り合わない。
グッドフェローも独自に調べを進める。競売人の連絡先にかけるとクリーニング店につながり、ほかの競売会社も誰ひとり彼を知らなかった。
神父はディヴァイン夫人、ブレンダと古い新聞を調べる。ブレスレットを売りに出した資産家は、株式市場の暴落で困窮し、売却の2週間後に自ら命を絶っていた。残された12歳の息子は今37歳になる。調べている場に二人組が押し入ってブレンダを刃物で脅し、神父は二人と引き換えに連れ去られた。
その後、弁護士を名乗る男がフランボウに面会に来る。正体は資産家の息子で、競売人もこの男の変装だった。男は、父の死や孤児院で過ごした年月、母の形見のブレスレットを奪われたことでフランボウを恨んでいた。隠し場所を言わなければ神父を殺すと迫る。だがフランボウは場所を知らなかった。
ブレスレットを託された神父しか隠し場所を知らないので、牢の中のフランボウをいくら脅しても答えは出てきません。この食い違いが後半の追いかけっこを生んでいて、うまい仕掛けだと思いました。
グッドフェローはさらに、競売人が競りの間ずっと手袋をしていたという証言と、髪が金髪のかつらのものだという結果も得るが、サリバンはフランボウの護送を優先する。フランボウは護送車の中でホチキスの針を使って手錠を外し、サリバンの拳銃を奪って彼を殴り、脱走する。ディヴァイン夫人とブレンダは、散歩から戻った神父の靴にラベンダーの染みがあったことから、ブレスレットは近くのラベンダー畑にあると割り出した。
畑に隠れていた三人の前に、犯人たちが神父を連れて現れる。ブレンダのくしゃみで見つかり、フランボウが姿を見せた。共犯の女性はブレスレットを奪って車に乗り込む。フランボウは息子の首を絞めるが、殺せば相手と同じになると神父に止められ、夫人の車で逃げ去った。
駆けつけたサリバンに、神父は息子こそ追っていた殺人犯だと告げる。共犯の女性は捕まり、ブレスレットも戻った。一方、フランボウの行方はつかめず、警視総監はサリバンとの面会を取り消す。夫人の車は20マイル離れた森で見つかり、グッドフェローが届けて夫人を喜ばせた。
ブラウン神父 第105話 シーズン10第5話の感想まとめ
今回いちばん印象に残ったのは、手掛かりの出し方がとても素直なことです。利き手と傷の位置、遺体の手に残ったかつらの毛。神父は早い段階で答えに近いものを出しているのに、サリバンだけがそれを見ようとしません。謎解きよりも、出世の機会を前にした人がどこまで目をつぶれるかを見せる回だったと感じました。
その分、サリバンの最後はかなり苦いです。手柄にするはずだったフランボウにホチキスの針一本で逃げられ、拳銃で殴られ、警視総監との面会まで消えてしまう。神父の指摘に耳を貸していれば違う結末もあったはずで、自業自得とはいえ少し気の毒にもなりました。
犯人の動機は、フランボウの盗みが知らないところで残した傷そのものです。息子の恨みを聞いたフランボウは、どうせ競売に出ていた品だと言い返しますが、それで割り切れる話ではありません。だから、ラベンダー畑で首を絞める手を神父の一言で止めた場面には、彼がまだ一線を越えない人だという描き方が見えました。
一方で、ディヴァイン夫人とブレンダの活躍が楽しかったです。神父になりすましてグッドフェローを引きつけ、靴の染みから隠し場所のラベンダー畑まで割り出す。最後に愛車が森で見つかって夫人が大喜びするのも、重い動機の話のあとにちょうどいい息抜きでした。
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