ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
白い大猫が出ると噂される村で、行方不明の若者と牧師の死が重なる。疑われるのは、戦場でブラウン神父の命を救った元伍長。友情と真実のあいだで神父が選んだ道をたどる回だ。
それでは104話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ブラウン神父 第104話 シーズン10第4話のあらすじ
ウェドロック村の湖で、泳ごうと服を脱いだ若い男に公爵夫人と呼ばれる画家が腹を立て、彼の服を茂みへ投げ捨てる。彼女は悲鳴を聞いて駆けつけ、白い虎のような獣に襲われたと訴える女性を見つける。女性は村の屋敷に住む教授の元妻だった。
ブレンダが初めて淹れたコーヒーを、神父とディヴァイン夫人が気を遣いながら口にする場面は、重い事件の前の小休止として楽しいです。
ディヴァイン夫人が読んだ記事でこの騒ぎを知ったブラウン神父は、旧友である村の牧師から、教会委員の息子が行方不明だと助けを求められる。神父はディヴァイン夫人、ブレンダと村へ向かう。息子の服は破れた状態で見つかり、近くには白い獣の毛が落ちていた。
教会委員の男を見た神父は、第一次世界大戦で自分の命を救った元伍長だと気づく。戦死したと思っていた戦友は捕虜として終戦を迎え、妻を亡くしたあと新しい暮らしを求めて村の教会委員になり、息子と牧師館に住んでいた。
礼拝の時刻になっても牧師が教会を開けない。大きな猫のうなり声がして神父が確かめに走ると、牧師が血だまりの中に倒れていた。遺体の首には引っかき傷、後頭部には傷があり、扉の近くにも白い毛が残っていた。
公爵夫人は、前日に教会委員が墓地で牧師を殴るのを見たとサリバンに証言する。息子の日記の最後にも、父に知られたらただでは済まないという趣旨の記述があった。サリバンは教会委員を逮捕するが、神父は夫人の証言を疑い、警察に本当のことを話すよう迫る。
ディヴァイン夫人とブレンダは、教授と元妻の会話を耳にする。追及された元妻は、息子が自分との関係を終わらせ、ジゴロとして稼ぐためにロンドンへ行くと告げていたと明かした。元夫に頼まれて、このことを黙っていたという。
教授は、茂みで見つけた服を破り、元妻の古いコートの毛や動物の死骸を置いたのは、獣の本を売るための宣伝だったと認める。元妻の襲撃も演出だった。ただし二人とも、牧師の死には関わっていないと主張した。
公爵夫人は、牧師に周囲の噂を理由に距離を置くよう言われ、その顔を引っかいたと打ち明ける。夫人が証言を撤回し、教会委員は釈放された。神父は息子を見つけると約束する。
牧師はアマチュアの動物学者だったのに、大猫に殺されたなら皮肉だ。ディヴァイン夫人のこの言葉で、神父はひらめく。教会の霊廟を調べると、うなり声を流すテープレコーダーと白い毛、そして隠された息子の遺体が見つかった。
神父は、犯行現場で遺体が見つかった直後に教会委員がその場を離れたこと、霊廟の鍵を持てる立場だったことを突きつける。回想では、ロンドン行きをめぐる口論の末、父につかまれて振り向かされた息子が手すりを越えて転落していた。父は、息子を傷つけるつもりはなかったと訴える。
教会委員は、理解してもらい、心の安らぎを得たいと願って牧師に打ち明けたことを認める。その牧師も手にかけ、獣の爪痕と白い毛で大猫の仕業に見せかけていた。黙っていてほしいと懇願されるが、神父は拒み、悔い改めを勧める。かつて命を救ったように今度は自分を救ってほしいとすがられても、神父は彼をサリバンに引き渡す。
後日、教授の疑いは晴れた。神父は、自分が知っていたのは伝説のような戦争の英雄の姿だけで、本当の彼を知らなかったと打ち明ける。そして、数日前からブレンダが見かけていた野良猫を公爵夫人のもとへ連れていき、夫人はすぐに引き取った。
獣の伝説に振り回された村の話が、本物の猫一匹で静かに閉じる。この結び方がきれいです。
ブラウン神父 第104話 シーズン10第4話の感想まとめ
今回いちばん面白かったのは、白い獣の偽装が二重になっている点です。教授は本の宣伝のために獣騒ぎを仕立て、犯人はその騒ぎに乗って牧師の死をごまかした。神父が、教会で見つかった白い毛に教授が驚いた様子に目を留めたことで、二つの偽装が切り分けられていく流れが気持ちいいです。
公爵夫人の嘘の証言も、事件を一度ねじれさせる役割を果たしています。ただ、彼女が牧師に抱いていた思いが明かされると、嘘の理由が人間くさく見えてきます。ディヴァイン夫人が自分も夫を亡くしたと語って寄り添う場面は、彼女の持ち味がよく出ていました。
解決の決め手が、牧師の趣味が動物学だったという何気ない事実なのもうまいです。ディヴァイン夫人の一言から神父が気づき、うなり声の正体にたどり着く。獣の存在を信じるかどうかではなく、声がどこから鳴っていたかに目を向けた発想の転換が効いていました。
そして重いのが、命の恩人を自分の手で警察に渡すという選択です。息子の死が事故だったことは神父も信じたうえで、二件目の殺人は見逃さない。この線引きがはっきりしていたぶん、本当の彼を知らなかったと認める最後の言葉が苦く響きました。ブレンダの、古い仲間を突き出すのはつらいだろうという受け止め方も、この回の後味をうまく言い表していると思います。
🔍 Google検索でこのブログを見つけやすくする
いつも読んでくださってありがとうございます。Googleの「優先ソース」にこのブログを登録しておくと、続きの話を検索したとき、私の記事が見つけやすい場所に出てくるようになります。毎日ドラマを追いかけている方にはけっこう便利なので、よかったら使ってみてください。
※Google公式の機能で、登録後もこのページに戻ってきます。いつでも解除できます。 ボタンが表示されない場合はこちらから登録できます。
コメント