ブラウン神父 シーズン5最終回(第60話) あらすじ シーズン5第15話 死刑囚監房に隠された純金メダルと、偽装殺人の誤算

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シーズン5の最終話は、フランボウが殺人罪で収監されている場面から始まります。無実を訴えていた彼は、法廷で一転して罪を認めます。宿敵の大胆な計画に、ブラウン神父も巻き込まれていきます。

それでは60話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で放映されるまであと7日です!

ブラウン神父 シーズン5最終回(第60話) シーズン5第15話のあらすじ

仕事仲間を殺した罪で拘置されているフランボウが、教誨師としてブラウン神父を指名する。口論の目撃や被害者の妻の証言、シャツに付いた血といった不利な材料がそろっている。ただし遺体は見つかっておらず、本人は罠だと主張する。そのうえで、有罪になったら告解を聞いてほしいと神父に頼む。

神父はマッカーシー夫人、バンティと一緒に妻を訪ねる。妻は口論を聞いていたものの、殺害の瞬間は見ていないと認める。窓の外で夫が森へ引きずられていくのを見て、川まで後を追ったという。二人は妻の話を疑い、家を張り込むことにする。

ところが審理でフランボウは罪を認め、できるだけ早い絞首刑を言い渡される。一方、張り込んでいた二人は、死んだはずの夫が家で妻と話しているのを確かめる。報告を受けた神父は、筋書きを書いたのはフランボウ本人だと見抜く。

狙いは、刑務所を設計した宗教美術の収集家が持っていた純金の大天使のメダルだった。収集品のうち、このメダルだけが行方不明になっていた。フランボウは競売で手に入れた収集家の文書から、死刑囚監房に隠されていると推測する。そこで仲間に死を装わせ、自分から死刑囚になったのだ。翌朝には仲間が生きて出頭する手はずだった。

告解の願いは、監視の看守を遠ざけるための口実だった。フランボウはマルコ福音書16章16節を手掛かりに煉瓦を数え、収集家の文書にあった装置で壁からメダルを取り出す。ところが処刑の日時が翌朝10時に早められる。

告解の秘密を、監視を外す道具に使ってしまうのがフランボウらしいです。利用されたと怒りながら、結局その場に付き合ってしまう神父との距離感も楽しいところでした。

計画を狂わせたのは仲間の妻だった。面会に来た妻はメダルを要求し、問い詰められて夫を殺したと認める。遺体の場所を警察に知らせて無実を証明する代わりにメダルを渡せ、という取引だったが、フランボウは拒んで脱獄を宣言する。

一方、家を再び探っていた二人は、妻に銃を突きつけられて人質になる。妻は刑務所にいる神父に電話をかけ、処刑後の遺体からメダルを取ってこいと脅す。神父は所長に、真犯人は妻で遺体は庭にあると訴えるが、取り合ってもらえない。

これに先立ち、処刑まで残り30分と迫ったところで、フランボウは予備の計画を実行するため神父に協力を求めていた。所長の秘密を突いて揺さぶり、人質を取って鍵を奪うと、神父と一緒に地下の汚水溜めへ逃げ込む。途中で加わったかつての仲間の囚人にメダルを奪われるが、神父が地下道でひそかに偽物とすり替えていた。

友人の命がかかった場面で、神父がこっそり本物を手元に残していたのが痛快です。宿敵の作戦に乗りながら、自分の目的は手放していませんでした。

事情を聞いたフランボウは妻のもとへ向かう。神父がメダルを渡したあと、フランボウが形勢を逆転させる。彼女こそ死刑にふさわしいのではと問うフランボウを、神父は命を奪う権利は誰にもないと止める。サイレンが近づくと、フランボウはバンティに銃を預けて逃げ去る。

妻は駆けつけた警察に連れて行かれる。逃げたフランボウは看守に撃たれるが、首に下げていたメダルが弾を止める。ずぶ濡れになった彼は、水浴びをしていた男女に出くわし、男の服と車を奪って逃走する。神父のもとには感謝の手紙を添えたメダルが届く。自分にとってはもう傷物だが、慈善に役立ててほしい、という内容だった。

ブラウン神父 シーズン5最終回(第60話) シーズン5第15話の感想まとめ

今回いちばん面白いのは、フランボウが無罪を勝ち取ろうとせず、あえて罪を認めて死刑囚監房に入る発想です。偽装した死者が翌朝出頭すれば済むという計算は大胆です。ただ、最後の一手を他人に預けた時点で危うい計画でもありました。

その危うさを突いたのが、仲間の妻の欲でした。偽装だったはずの殺人が本物になり、罪をかぶる相手はすでに有罪を認めた男です。死亡時期で無実を証明してやるという取引には筋が通っています。それでも自分を見捨てかねない相手に命を預けず、フランボウが脱獄を選んだのは納得できました。

神父の立ち位置も今回ならではです。利用されたと怒りながら、所長に無実を訴え、脱獄にも手を貸します。一方で、人質の二人を救うためにメダルをすり替えておき、妻を前にしたフランボウには命を奪うなと告げます。この線引きのはっきりした態度が好きでした。

結末でメダルが弾を止め、そのまま神父の手に渡るのも皮肉が効いています。死者を天へ導くと信じられた品が、死刑を逃れた男の命を救い、最後は慈善のために差し出されるわけです。張り込みから人質まで体を張ったマッカーシー夫人とバンティの粘りも印象に残りました。

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