ブラウン神父 シーズン8最終回(第90話) あらすじ シーズン8第10話 真夏の赤いスカーフと塔の上の殺人、隠し部屋が守っていた屋敷の秘密

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塔のふもとで見つかった遺体が、8年前に屋敷で起きた使用人殺しを掘り起こす。捜査に来たロンドンの警部が殺人容疑で逮捕され、サリバン警部も村へ戻ってくる、事件が連鎖していく回です。

それでは90話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で放映されるまであと7日です!

ブラウン神父 シーズン8最終回(第90話) シーズン8第10話のあらすじ

下院議員である屋敷の主人が所有する塔のふもとで、男性の遺体が見つかる。亡くなったのは、かつて屋敷で働いていた元庭師の父親だった。屋上の扉は外側から椅子で塞がれていて、マロリー警部補は飛び降り自殺とみる。グッドフェローは、真夏なのに被害者が赤いスカーフを巻いていた点を不審に思う。

捜査にはロンドンから警部が加わる。この警部は8年前、屋敷の使用人の女性が庭の小屋で遺体となって見つかった事件で元庭師を逮捕していた。当時は元庭師のスカーフが凶器とされ、彼は有罪となって服役したが、3週間前に刑務所で首を吊っている。父親は息子の死をきっかけに、事件を調べ直していた。

ロンドンの警部は、神父を追い返そうとするマロリー警部補を止め、旧知のブラウン神父に助言を求める。やがて、遺体が見つかる前の朝に、主人の兄が市場で赤いスカーフを買っていたことが分かる。主人の兄は8年前の事件についても何か知っている様子を見せる。

翌日、警部は主人の兄と塔の上に行き、話を聞く。兄によれば、被害者は屋敷を訪れて問いただしており、真相を追う人が自殺するはずはないという。さらに、殺された使用人の女性はカーテンの裏を見たのだと語り、自分の家族は邪悪だと打ち明ける。その直後、警部は何者かに頭を殴られて気を失う。

意識を取り戻すと、主人の兄は刺されて死んでおり、警部の手には血のついた刃物があった。匿名の通報を受けて駆けつけたマロリー警部補によって、警部は殺人容疑で逮捕される。

捜査を引っ張っていた警部が、一転して容疑者の側に回ります。ここで事件の構図ががらりと変わるのが印象的でした。

警官が逮捕されたことで、サリバン警部が村に戻ってくる。サリバン警部は捜査の相棒にブラウン神父を指名し、すでにロンドンの警部に脇へ追いやられていたマロリー警部補はますます面白くない。ロンドンの警部は、ほどなく釈放される。

ブラウン神父、マッカーシー夫人、バンティは、バンティのつてで、屋敷で開かれる退役軍人のための資金集めパーティーに潜り込む。吊るされたカーテンの裏で施錠された部屋を見つけて中に入ると、そこは主人の亡き父をしのぶ部屋で、ファシズム系政党の旗や関連の書物が並んでいた。

3人は外から鍵をかけられて閉じ込められるが、バンティが窓から抜け出し、外で待機していた警察に事情を伝える。主人夫妻は、亡き父の遺言に従って部屋を残しているだけだと説明する。

犯人は縄ばしごで塔の外側を降りたと考えられ、登山部にいた証拠が見つかった主人が殺人容疑で逮捕される。主人は、8年前に使用人の女性が鍵を使ってこの部屋に入り、自分たちをナチスとののしって屋敷を飛び出したと話す。それが生きている彼女を見た最後だったという。

縄ばしごの推理がいったん主人に向かうので、真相はまだ先にあると分かっていても、気持ちよく揺さぶられます。

ブラウン神父は部屋の写真から、主人の父が落下傘連隊の隊長だったこと、そして塔の管理人も同じ写真に写っていることに気づく。神父がひとりで塔へ向かい、物置で縄ばしごを見つけたところに管理人が現れる。管理人は先代に何度も命を救われた恩から、一家を守るために、秘密を知った者たちを手にかけていた。

管理人は神父を屋上に連れて行き、飛び降りるよう迫る。神父は、部屋のことはもう明るみに出たと告げる。追いついたマロリー警部補が管理人ともみ合いになり、塔の下からロンドンの警部が管理人の肩を撃つ。それでも飛び降りようとした管理人をマロリー警部補が止め、管理人は逮捕された。

ブラウン神父 シーズン8最終回(第90話) シーズン8第10話の感想まとめ

今回いちばん効いていたのは、真夏の赤いスカーフという小さな違和感だと思います。グッドフェローの指摘から8年前の事件につながり、主人の兄が同じ色のスカーフを買っていたと分かって、疑いがそちらへ寄っていく。ところがその本人が塔の上で殺されるので、手掛かりの転がし方がうまいなと感じました。

ロンドンの警部が逮捕される中盤もおもしろかったです。過去の逮捕が誤りだったかもしれないと悩んでいた刑事が、凶器を握った状態で目を覚ます。かつて自分が逮捕した元庭師と同じく、状況だけで犯人と見なされる側に立たされるところに、皮肉な重なりがありました。

主人の兄が言い残したカーテンの裏という言葉が、隠し部屋の発見で意味を持つ流れもきれいです。登山部の証拠で主人が逮捕される場面は、縄ばしごの推理が一度別の人物に向く形になっていて、そのぶん、写真一枚から管理人へと視線を移すブラウン神父の気づきが引き立っていました。

動機が、命の恩人だった先代とその一家への忠誠だったことは、後味が重く残ります。守ろうとした秘密があの部屋だったと思うと、なおさらです。屋上でブラウン神父が、部屋のことはもう知られていると伝える場面は、隠すために重ねた犯行の意味を失わせる言葉で、決着として納得できました。

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