ブラウン神父 シーズン3最終回(第35話) あらすじ シーズン3第15話 逃亡者は告解室に。サリバン警部補、殺人容疑を晴らせるか

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シーズン3の最終話。いつも神父を煙たがるサリバン警部補が、殺人容疑で追われる身として告解室に現れます。最期の言葉に残された手掛かりと、出向してきた警部補の正体が鍵になる回です。

それでは35話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で10月15日からシーズン2をリピート放送中です!(木・金曜よる9時)

ブラウン神父 シーズン3最終回(第35話) シーズン3第15話のあらすじ

ラジオは、殺人容疑で移送中に逃走した男の大捜索を報じていた。その日、告解室で助けを求めてきたのはサリバン警部補だった。驚くブラウン神父に、警部補は事件のいきさつを語り始める。

発端は、自殺の名所として知られる森の絞首台跡で見つかった新聞記者の遺体だった。警部補と新人刑事は、手首の擦れや注射痕、それに森には不似合いなセキセイインコの羽に目を留める。記者は大きな暴露記事を売り込むつもりだと周囲に話しており、死亡当日の夜八時に誰かと会う約束があった。

聞き込み先の治安判事の屋敷では、妻が青いインコを飼っており、目にはあざがあった。新人刑事があざの理由を尋ねると判事は激怒し、警察本部長に苦情を入れる。警部補は停職となり、南アフリカから出向中だという警部補が後任に就いた。羽は一致したものの、検死医の所見を受けて事件は自殺として閉じられる。

その夜、新人刑事は警部補に電話をかけ、重要な物を見つけたと証拠保管室へ呼び出した。駆けつけた警部補が見たのは、刺されて瀕死の新人刑事だった。新人刑事は途切れ途切れの言葉と番号を残し、何かを隠した、誰も信じるなと伝えて亡くなる。

停職を恨んでいたと見られる人が遺体のそばにいたら、疑われるのも無理はありません。いつも捕まえる側の警部補が追われる側に回る逆転で、序盤から一気に引き込まれました。

審問では警部補が精神的に不安定だったという証言も出され、殺人罪で裁判にかけられることが決まる。警部補は移送車の下にしがみついて逃れ、無実を証明するために町へ戻ってきたのだった。

出向の警部補が部下を連れて教会に踏み込んだが、マッカーシー夫人が時間を稼ぎ、警部補は告解室をのぞいただけで引き上げた。合流したフェリシアとシドを交えて話すうち、新人刑事が握っていたフクロウのメダルが、フリーメイソンの分派とされるイルミナティの紋章だと神父は気付く。

フェリシアは、出向の警部補の記録が南アフリカの警察にないことを突き止める。警部補とシドは窓拭きを装って保管室に忍び込み、番号の証拠袋から記者の靴と、書類カバンの手荷物預かり証を見つけた。新人刑事の追悼カードからは、父親がフランス人だったことも分かる。

神父はカバンを手に森で検死医と会い、記者に自白剤を使って口を割らせようとした結果、死なせてしまったのは検死医だと指摘する。さらに、新人刑事の最期の言葉はフランス語で、殺したのは女性だと告げていたと明かした。

警部補がドイツ人の名前と読んだ言葉が、追悼カード一枚でフランス語に読み替わる流れが見事でした。少し前にさらりと出た刑事の素性が、ここで決め手になります。

神父の後をつけていた警部補は、森で治安判事の妻に見つかる。妻は記者を屋敷へおびき寄せたことを認め、警部補が神父を撃って自殺したように見せかけると告げると、検死医に二人の見張りを命じた。検死医は逃げる二人を撃てず、その後命を落とす。

二人の前に現れた出向の警部補が逮捕したのは、判事の妻のほうだった。彼は本部長らを内偵していた公安部の捜査官で、すり替えたカバンを使った作戦で妻の言葉を録音していた。本物のカバンには、組織の汚職や共謀を記した日記が入っていた。

復帰した警部補は、新人刑事の葬儀で弔辞を述べる。判事は殺人の従犯、本部長は司法妨害で起訴された。警部補は神父たちへの評価は変えないと言い放ちながらも、シドの件の証拠は紛失扱いにして告訴を取り下げた。

ブラウン神父 シーズン3最終回(第35話) シーズン3第15話の感想まとめ

今回いちばん効いていたのは、警部補が神父たちの手を借りざるをえない状況そのものです。うさん臭い連中とは組まないと言い張りながら、フェリシアの人脈やシドの侵入の腕、マッカーシー夫人の機転に支えられていく。その意地の張り方が最後までぶれないのが楽しかったです。

出向の警部補の正体は、見返すと手掛かりがきちんと置いてあるんですね。告解室をのぞいて謝っただけで引き上げたことと、正直者を思わせる偽名です。神父にそこを突かれ、今後は名前を慎重に選ぶと返すくだりには思わず笑いました。

検死医の扱いも印象に残りました。記者を死なせた張本人でありながら、神父は彼を人殺しではないと見て、撃たないほうに賭けて走ります。その読みは当たりましたが、検死医自身は助かりませんでした。彼の安らかな眠りを祈る言葉が添えられる短い場面に、苦い余韻が残ります。

締めは、相変わらずの憎まれ口のあとで、シドの証拠をこっそり紛失扱いにする警部補です。巡査部長が一拍遅れて話を合わせるところも含め、借りはきっちり返す人だと分かる終わり方でした。停職から逃亡、復帰まで、警部補が主役を張った一話として満足度の高い回です。

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