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クルミットです♪
『NかMか』の幕開け。カーターから妻にも言えない任務を受けたトミーは、オペラ劇場で伝言の相手に会うが、相手は目の前で倒れてしまう。夫妻は手掛かりを追い、やがて海辺の宿へ向かう。
それでは4話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
トミーとタペンス 第4話「NかMか(1)」のあらすじ
冷戦下のイギリスで、核兵器の開発に関わっていた科学者ギルバート・ワージングが、研究の成果とともに行方不明になった。クローマーの軍の基地から消えたという。軍の極秘部署「3階」のトップ、カーターは内部に情報漏れがあるとして、信頼できる相手にトミーを選ぶ。
カーターが命じたのは、妻のタペンスにも話せない任務だった。トミーはオペラ劇場で、ある人物から伝言を受け取ることになる。夫妻は着飾って劇場へ出かけた。
劇場でトミーは目的の人物とみた男に接触するが、男は直後に死んでしまう。死因は毒とみられ、しかもこの男は、トミーが会うはずだったハリソンとは別人だった。
伝言を受け取る前に相手が倒れ、しかも人違いだったという幕開けは、トミーの任務が最初から思い通りには運ばないことを、はっきり示している。
本物のハリソンらしいのは、劇場のバーでタペンスの目に留まった青年だった。彼は困った様子で傘を落とし、急いで立ち去る。夫妻はその傘を手掛かりに、老舗の傘店を訪ねた。
夫妻は化学教師のアルバートを学校に訪ね、シャツを調べてもらう。結果は毒物の痕跡で、劇場での死は毒によるものと裏づけられた。アルバートは、行方不明のワージングとケンブリッジで同窓だったという。
霧の中の追跡のさなか、タペンスは命を狙われる。のちに本物のハリソンから、会う場所と時間を指示するメモが届いた。夫妻は会いに行くが、ハリソンは目の前でトラックにはねられる。運転していたのは、劇場の近くにもいた金髪の女だった。
事情を聞きに来たカーターは、夫妻の行動よりも3階の情報漏れの出どころを気にかける。トミーは二人分の叱責を引き受けようとする。カーターから内密の指示を受けた後、トミーは妻にごまかそうとするが、タペンスは新しい任務があると見抜いた。
隠し事をされたタペンスが、おとなしく待っているはずがない。夫婦の読み合いが、この回の軸になっていると感じる。
新しい任務の舞台は、海辺の宿サンスーシ。ワージングを連れ去った人物がこの宿に泊まっており、暗号名NかMかのソ連の大物スパイとみられている。トミーは野鳥観察者を装って向かうが、タペンスもまた宿の客たちに取り入っていた。
宿の客はいずれも怪しい顔ぶれで、トミーは探っているところをスプロット夫人に見とがめられ、野鳥観察という触れ込みもすぐにほころびる。一方タペンスは、少佐の部屋の衣装だんすに隠れていたところをカーン少佐に見つかり、危うい立場に置かれる。夫のトミーはそれを知らないまま、第4話は幕を閉じる。
トミーとタペンス 第4話「NかMか(1)」の感想まとめ
いちばん面白いのは、トミーの隠し事がほとんど意味をなさないところです。カーターに口止めされても、タペンスはすぐ別の任務があると見抜き、結局二人は同じ宿に入り込みます。隠し合うほど同じ場所へ吸い寄せられる夫婦だなと感じました。
劇場では、最初の接触からいきなり人違いで、任務の出だしでつまずくトミーがなんとも気の毒で、少し笑えます。それでもカーターの前では二人分の叱責を引き受けようとしていて、頼りなくても妻をかばう気持ちがあるように思えました。
アルバートの存在も心強いですね。持ち込んだシャツから毒物の痕跡が分かり、しかもワージングと大学時代からの知り合いでした。夫妻だけでは進まない調べ物を、学校の一室が支えています。
宿に入ってからは、トミーの野鳥観察の偽装が早々に怪しまれ、タペンスは少佐の衣装だんすの中で見つかります。トミーが妻の危機を知らないまま回が終わるので、劇場では並んでいた夫婦が、別々に動くことで一気に距離を開けてしまった印象です。
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