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クルミットです♪
ソーホーの一味に紛れ込んだトミーと、オペラ歌手リタの家で働くタペンス。別々の場所で危険に近づいた夫妻が、ブラウンの暗殺計画の輪郭をつかみながら追い詰められていく第2話です。
それでは2話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
トミーとタペンス 第2話「秘密機関(2)」のあらすじ
前回の引きは、ひとまず切り抜けられる。トミーはソーホーの一味から、北から合流するはずのドレナンだと取り違えられて難を逃れた。タペンスは、ブラウンとつながりのあるオペラ歌手リタ・ヴァンデマイヤーの家で、メイドとして働いている。
ジェーンの失踪には、ソ連の工作員ブラウンが関わっている。ブラウンはイギリスで重要人物の暗殺を企てているという。夫妻は駅で本物のドレナンを待ち伏せし、アルバートが用意した薬を飲み物に入れた。
リタの家には、カーターの側の人物であるジェームズ・ピールが訪ねてくる。リタはタペンスに、来客用の上等な食器を出すよう命じる。タペンスは使用人の立場のまま、リタの周辺を探り続けることになる。
冒険の気楽さが薄れ、命がかかった話になっていく。
ソーホーのトミーは、正体に気づいた男から口止めの金を要求される。トミーは時間を稼ごうとするが、その男は目の前で殺されてしまう。酔った状態で帰宅したトミーは、タペンスとアルバートに水をかけられて目を覚まし、夫妻で状況を整理する。
整理の結果、標的はアメリカの要人で、リタも計画に関わり、ブラウンが暗殺を狙っているという見立てになる。アルバートから米国務長官が二日後にロンドンへ来ると聞かされ、カーターも、殺害されれば英米関係が損なわれると説明する。
カーターは素人の二人に、あとはプロに任せるよう求める。だがトミーはタペンスと話したあと、おじの指示に背いてソーホーへ戻ることにする。一味は、ドレナンが持ってくるはずだった千ポンドを待っており、入り込むには資金の工面も要る。
翌日、トミーはジェーンを探して地下の部屋を探っていたところをウィティントンに見つかり、偽者だと気づかれる。同じ頃タペンスも、リタの家でタイプライターを使った口実が裏目に出て、窓から排水管を伝って逃げ出す。
窓から排水管を伝って逃げるあたり、タペンスの機転と無謀さがそのまま出ている。
トミーはソーホーの地下室で捕らえられ、命の危険が残ったまま、この回は終わる。暗殺計画もジェーンの行方も、まだ決着していない。
トミーとタペンス 第2話「秘密機関(2)」の感想まとめ
この回でいちばん引っかかったのは、トミーの偽ドレナンが千ポンドという金の問題を抱えていることです。取り違えられたおかげで一味の中に入れましたが、千ポンドを待たれている以上、偽者でいられる期間には限りがあります。資金の工面という課題が残ったまま戻る選択をしたところに、トミーの腹のくくり方が出ていました。
脅していた男が目の前で殺されたあとで、それでもおじの指示に背いて戻る。タペンスと話したことが背中を押したのだと思いますが、危険の重さを知った上での決断です。巻き込まれただけだったトミーの立場が、少し変わってきたように感じます。
タペンスはリタの家でメイドを続けつつ、カーター側のジェームズ・ピールとも同じ屋根の下で顔を合わせます。それでも口実が裏目に出て、窓から逃げるはめになりました。トミーが一味に見つかったのと同じ頃で、夫妻がそれぞれ別の場所で綱渡りをしている回だったと思います。
カーターの立場も気になりました。暗殺が起きれば英米関係に響くと自分で説明しながら、夫妻には手を引くよう求めます。甥夫婦を守りたい気持ちは分かりますが、米国務長官の訪英が二日後に迫っている以上、夫妻が動き続けるのも無理はありません。
逃げ出せたタペンスと、地下室で捕らえられたトミー。同じ事件を追っていても、この回の終わりでは二人の立場が大きく分かれました。ジェーンを探して地下室に踏み込んだトミーが、そのまま身動きを封じられる皮肉も残ります。
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