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クルミットです♪
今回は、フォイルに任された仕事が、どうにも気の重くなるものでした。脅迫されている男性を調べるうちに、情報機関がかくまっている元ナチス将校の過去が明らかになります。
その男を追っていたのは、戦争中の虐殺を生き延びた大尉。今も苦しんでいる人がいるのに、命令を出した側が保護されているなんて、やりきれません。
サムも土地をめぐる不正の調査に関わりますが、こちらの手助けにも少し心配なところが。
それでは25話を一緒に見ていきましょう!
刑事フォイル シーズン7第3話「ひまわり」のあらすじ
フォイルは上司の指示で、脅迫を受けているという男性の件を調べ始めます。相手は、ロンドンでオランダ人の美術史教授として暮らしていました。
教授は誰かにつけられていると訴えますが、詳しい話を聞いても、捜査の手がかりはなかなか得られません。フォイルも、この仕事には乗り気になれずにいます。
実はこの教授、ナチス親衛隊の元幹部だったのです。身分を隠し、イギリスの情報機関に守られていました。
親衛隊は、ナチス政権を支えた組織。その幹部だった男が保護されるのには、情報の取引が関わっています。
元将校はソ連のスパイ活動に詳しく、スウェーデンで活動していたスパイ網を暴いた実績がありました。上司たちは、その情報に大きな価値を置いています。
役に立つ情報を持っているから守る。そう説明されても、この人の過去を置き去りにはできませんよね。
元将校については、事務仕事をしていた人物だという説明もありました。しかし、これは事実ではありません。
フォイルが宿泊先の人たちに話を聞くと、隠しているはずの素性は周囲にも知られていました。しかも、元将校を好いている人はいない様子です。
そして、アメリカ側も彼の居場所をつかんでいました。戦争犯罪の責任を問うため、身柄の引き渡しを求めます。
イギリス側が必要としている情報を持つ男に、アメリカ側は裁きを受けさせようとしていました。フォイルの調査は、上司たちの思惑にも触れることになります。
身分を隠していても、知っている人は知っているんですね。周りに嫌われながら保護だけは受けているところに、少しイラッとしました。
元将校を追っていたのは、戦時中に彼と遭遇した大尉でした。街でその姿を見つけ、後をつけて脅すようになっていたのです。
大尉は、ノルマンディー上陸作戦後のフランス北部で起きた虐殺の生存者。今も、その時に受けた心の傷に苦しんでいました。
フォイルは大尉から、当時の出来事を聞きます。大尉は観測任務でアメリカ軍の砲兵部隊と行動をともにしていました。
その兵士たちは、すでに降伏していました。それでも元将校は、彼らを処刑するよう命じたのです。
降伏した兵士を殺すことは、戦争中でも許されません。元将校は、現場から離れて書類だけを扱っていた人物ではありませんでした。
もう降伏しているのに。助かる道があった人たちを殺すよう命じたと聞いて、胸が重くなりました。
大尉は虐殺から逃れましたが、戦争が終わっても苦しみは続いています。教師の仕事に戻ろうとしても、心の傷がその道を妨げていました。
仕事へ戻る機会まで失った大尉は、追い詰められていきます。そして元将校に向け、何発も銃を撃ってしまいました。
撃つところまで行ってしまったのはつらかった。でも、教師に戻る望みまで失った大尉を、ただ責める気にはなれません。
この発砲を受けて、元将校を別の場所へ移すことになります。ところが、警備の目が離れたところで車が爆発しました。
元将校は死んだとされ、身柄を求めていたアメリカ側も強く反発します。裁判で責任を問うはずだった相手が、引き渡される前に死んだというのです。
しかし、フォイルはこの死に疑問を抱いていました。同僚の助けで遺体を確認する許可を得て、調べを進めます。
その結果、元将校の死は上司たちが仕組んだ偽装だったと突き止めました。アメリカ側への引き渡しを避けるため、死んだことにして逃がそうとしていたのです。
そこまでして逃がすつもりだったんですか? 爆発の後まで上司の隠し事を調べなければならないフォイルが、気の毒になりました。
元将校は、自分が生き延びるためだったとして、謝ろうとしません。戦時中の行動についても、責任を他へ向けるような言い訳を重ねます。
けれど彼は、命令を出しただけではありませんでした。重傷を負って逃げる兵士を追い、口笛を吹きながら捜して、撃ち殺していたのです。
生き延びたかったと言うなら、追いかけられた兵士も同じです。口笛まで吹いていたと知ると、その言い分を聞くのが本当に嫌になります。
フォイルは、元将校がもたらす情報のために、彼を守る必要があるのかという問題に直面します。上司たちは、ソ連に対抗するために彼が必要だと考えていました。
それでも、元将校がしたことは変わりません。フォイルは、保護する側にとって都合のいい説明だけで調査を終わらせませんでした。
そして、元将校のもとにアメリカ側が現れます。連絡したのは、フォイルの同僚でした。
女性の上司はフォイルを裏切り者扱いしますが、同僚が自分の行動だと明かします。元将校は、ついにアメリカ側に逮捕されました。
ここで連絡してくれた同僚には、ほっとしました! フォイルだけが上司に責められたままにならず、そこにも少し救われます。
一方、サムは、土地の問題を調べる国会議員に手を貸していました。発端は、議員のもとへ持ち込まれた相談です。
相談者の土地は、戦時中に空軍が使用するために接収されていました。後で買い戻せるという話だったのに、土地の評価額が八年で二倍になっていたのです。
その金額では、相談者は買い戻せません。議員は、仕事で関わっている大臣にこの問題を持ちかけます。
ところが、その後、相談者が強盗の被害に遭いました。議員は土地の評価に不正があるのではないかと調べ始めます。
買い戻せるつもりで待っていたのに、払えない金額になっていたら困ります。しかも相談した後に襲われるなんて、落ち着いて待ってもいられません。
サムは土地を評価した鑑定人を捜すため、仕事上の立場を利用します。その際、フォイルから頼まれて調べていると偽ってしまいました。
手助けは、鑑定人への盗聴の手配にまで及びます。議員を助けようとするサムも、かなり危ういことをしていました。
サム、それはフォイルに頼まれていません! 力になりたい気持ちはわかるけれど、本人の知らないところで名前を使うのは心配です。
調査の末、土地の評価額には、大臣の意向が反映されていたとわかります。買い戻しを難しくするために、評価を操作していたのです。
大臣が残したかったのは、食料の生産に使える広い土地でした。相談者は開発業者で、買い戻せば住宅や商店を建てるつもりだったからです。
食料を作る場所を確保したいという大臣の思いはわかります。しかし、そのために評価額を不正に変え、買い戻す約束を事実上遠ざけていました。
この件で大臣は辞任します。不正は明るみに出ましたが、サムが取った手段も含め、すっきりとは喜べない決着になりました。
農地を残したかったと聞くと、少し気持ちが揺れます。でも、値段をこっそり変えられていた相談者のことを思うと、それで済ませるのも嫌でした。
刑事フォイル シーズン7第3話「ひまわり」の感想まとめ
元将校がアメリカ側に逮捕された場面で、ようやく少しほっとしました。ここまで守られて、死んだことにまでして逃げられたら、大尉があまりにつらいです。
特に残っているのは、元将校が重傷の兵士を追ったというくだり。逃げる相手を捜しながら口笛を吹いていたことが、どうしても引っかかりました。
それなのに、自分は生き延びるためだったと言う。自分の命の話ばかりされると、もう聞きたくなくなります。
大尉には、教師に戻れなかったことも重くのしかかっていました。戦争を生き延びて、その後の暮らしを取り戻そうとしていたところだったんですよね。
銃を撃った行動には困ってしまうけれど、あの苦しみには寄り添いたい。元将校の役立つ情報について話が進むたび、大尉の仕事や暮らしのことも聞いてほしくなりました。
フォイルも、調べるほど自分の上司が隠していることにぶつかります。遺体を確かめるところまで、同僚の助けを借りなければならない状況がしんどかったです。
逮捕の場面で裏切り者扱いされるのも、納得できません。降伏した兵士を殺した男の責任を問おうとしているのに、その言葉をフォイルへ向けるのは腹が立ちました。
サムの件は、手伝いたい気持ちが先に出すぎていて心配でした。フォイルの名前を使うところでは、ちょっと待って、と言いたくなります。
土地を残したい大臣の事情までわかると、こちらも簡単には喜べません。不正を止めてほしい気持ちは変わらないのですが、辞任という結果には重さが残りました。
そんな回だったからこそ、自分がアメリカ側へ連絡したと明かした同僚の行動がうれしかった。元将校を逃がさず、フォイルだけに責任を負わせなかったことに、ありがとうと言いたいです。
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