刑事フォイル 第20話 あらすじ シーズン6第1話「帰れぬ祖国」 祖国への送還を恐れる捕虜と、命を狙われるフォイル

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今回は、戦地から兵士たちが戻り始めた1945年6月のお話です。クリストファー・フォイルは退職を望んでいるものの、後任が見つからず、まだ警察の仕事を続けています。

そこへ持ち込まれるのが、逃げ出したロシア人捕虜の捜索。一方、新しい仕事に就いたサムの身近でも、殺人事件が起きてしまいました。

久しぶりにフォイル、サム、ミルナーが顔を合わせるのですが、以前のようには話が弾みません。その距離もちょっと寂しいところ。

それでは20話を一緒に見ていきましょう!

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刑事フォイル シーズン6第1話「帰れぬ祖国」のあらすじ

フォイルはヘイスティングズの警察で、退職できない理由を聞かされます。後任がいないうえに、フォイルの後を引き継ぎたがる人もなかなか見つからないというのです。

それでも、いつまでも待つつもりはありません。フォイルは上司に、4週間後には辞めると告げました。

頼りにされるのはうれしくても、これでは休めませんね。フォイルにも自分の時間をあげてほしいです!

そんなころ、移送中のロシア人捕虜が逃亡します。逃げ出した2人のうち、1人は追手を振り切りました。

しかし、もう1人は捕まることを恐れ、橋から飛び降りて命を落としてしまいます。祖国へ送り返されるくらいならと、自ら死を選んだのでした。

助かる道を探して逃げたのに、橋から飛び降りるところまで追い詰められるなんて。最初から胸が重くなりました。

フォイルを訪ねてきたのは、第一次世界大戦で上官だった軍人です。現在は陸軍省に所属しており、逃亡した捕虜を捜してほしいと頼んできます。

逃げた男性は、ノルマンディーでドイツ軍側について戦っていたロシア人でした。元上官は彼をひどく危険な人物として扱い、フォイルにもそのように説明します。

一方、逃亡した男性が頼ったのは、かつて同じ捕虜だった17歳の青年。青年は有名な画家の屋敷で、庭の手入れをして働いています。

その屋敷では、サムも家事を担当していました。警察を離れたサムは、新しい職場で暮らしを支えていたのです。

逃亡者は青年にお金を用意してもらい、ロンドンにあるロシア人の保護施設へ向かおうとします。一緒に来るよう誘いますが、青年は屋敷に残りました。

青年には、画家から養子にすると約束されていた事情があります。そうすればイギリスにいられると、画家は安心させていたのでした。

まだ17歳なんですよね。ここにいていいと言ってくれる大人がいたら、その言葉を信じていたくなります。

ただ、屋敷の人間関係は穏やかではありません。画家には疎遠になっている息子がおり、青年を養子にする話も面白くない様子です。

息子は労働党の政治家として歩み始めています。父親とは政治的な考え方の違いでも折り合いが悪くなっていました。

そして、戦争から戻ってきた元の庭師にも困った問題が起きます。画家からは、帰ってきたら元の仕事に戻れると約束されていたのです。

ところが、屋敷ではすでにロシア人の青年が働いています。帰還した庭師には、約束されていた仕事がありませんでした。

帰ってきて働く場所がないのもつらいです。でも、そこで働いている青年のせいにはできません。約束した主人にちゃんと話をつけてほしい!

やがて、青年を連れていくために兵士たちが屋敷へやって来ます。画家の養子にするという約束だけでは、送還を止められませんでした。

青年は兵士たちから逃げ出します。その場には画家の息子と、弾を込めた散弾銃を持つ元の庭師も居合わせていました。

サムはそのころ、ミルナー夫妻の娘が教会で受ける洗礼式に出席するため、屋敷を留守にしています。そして翌朝戻ってくると、画家が撃たれて亡くなっていたのです。

サムがせっかく見つけた仕事先で、こんなことになるなんて。お祝いから戻った直後というのも、きつかったです。

事件を担当するのは、昇進してブライトンで捜査を指揮する立場になったミルナーでした。かつてフォイルの下で働いていた彼が、今度は自分の部下を率いています。

そこへ、逃亡したロシア人の足取りを追うフォイルも到着。逃亡者の知人がこの屋敷にいると聞き、訪ねてきたのでした。

しかし、ミルナーの対応はそっけないものでした。サムとのやり取りにも以前の気安さがなく、フォイルに対しても距離を取っています。

あんなに一緒に働いていたのに、どうしてそんなによそよそしいの? ミルナーが頑張っているのは分かっても、サムまで寂しい思いをするのは嫌です。

フォイルとサムは、逃亡者が向かったロンドンの保護施設を調べます。そこは、ソビエト政権に反対する立場の「白系ロシア人」を助ける場所とされていました。

逃亡者はすでに施設を訪れ、責任者とその助手から宿泊先を紹介されていました。しかし、移った先のホテルへ軍が踏み込み、捕らえられてしまいます。

助けを求めてたどり着いた先でも、安全ではなかったのです。

ようやく身を寄せられたと思ったのに、そこへ軍が来るなんて。逃げ続けている人に、この仕打ちはあんまりです!

フォイルが施設を訪ねても、責任者は話をはぐらかします。それでも、逃亡者がここへ来たことまで隠し通せてはいません。

元上官は、フォイルに捜査をやめさせようとします。ホテル側からの通報で捕虜を見つけたと説明しますが、フォイルは調べることをやめませんでした。

そこでサムが、逃亡者の泊まっていたホテルへ向かいます。話を確かめると、軍に知らせたのはホテルの支配人ではないことが分かります。

元上官の説明と、実際の事情が食い違っていました。

捜してほしいと頼んできた人が、今度は調べるのを止めようとするなんて。フォイルには、ここで引き下がってほしくありません!

サムはホテルで、ヘイスティングズの宿を立て直そうとしている男性とも出会います。宿には屋根から落ちた不発弾による被害があり、修理のお金が必要でした。

戦争が仕事や住まいに残した問題は、彼にとっても他人事ではありません。サムとの出会いも、そんな暮らしの立て直しの最中でした。

ところが、フォイルがサムを迎えに来たところへ、消音器のついた拳銃を持つ男が現れます。サムと知り合ったばかりの男性は、肩を撃たれてしまいました。

宿の修理代をどうするか困っていた人まで、銃撃に巻き込まれるなんて! まずは傷が心配になりました。

フォイルとサムは逃げますが、追い詰められてしまいます。2人を助けたのは、保護施設の責任者についていた助手でした。

助手は前の晩、施設の責任者がフォイルの元上官の部下と、ひそかに会っているところを目撃していました。そして、逃亡者や屋敷の青年が何を恐れていたのかを話します。

彼らを待っていたのは、ソ連への強制送還でした。本人が望まなくても祖国へ送り返され、帰国後には処刑されるおそれがあったのです。

彼らは、先に送還されたロシア人たちが銃撃されたという話も聞いていました。橋から飛び降りた男性も、屋敷から逃げた青年も、送還されることを恐れていたのでした。

帰った先で殺されるかもしれないのに、そのまま送り返してしまうの? 青年が養子の約束にすがっていたことまで思い出して、苦しくなります。

そして、この送還にはイギリス政府も関わっています。事情が表に出れば、その責任まで問われることになるのです。

フォイルは元上官と向き合い、送還の問題を問いただします。昔の上官から頼まれた捜索は、フォイル自身が命を狙われる事態にまでなっていました。

物語の終わりには総選挙の結果も伝えられ、労働党が勝利します。政権が変わる一方で、故郷へ帰ることさえ恐れなければならない人々の事情が、重く残る回でした。

刑事フォイル シーズン6第1話「帰れぬ祖国」の感想まとめ

一番つらかったのは、冒頭で捕虜の男性が橋から飛び降りた場面です。そのあとで送還の事情を知ると、あそこで捕まることがどれほど怖かったのか、受け止め方が変わりました。

逃げ出したという話だけで危険な人物と決められてしまうのも、嫌だった。まず何から逃げているのかを聞いてほしかったです。

屋敷の青年も、まだ17歳。養子にしてもらえばここで暮らせると信じていたのに、兵士たちが迎えに来てしまうところは、かわいそうでした。

仕事を失った元の庭師にも生活があります。それでも、青年を追い出せば済む話にはしてほしくありません。どちらも帰る場所や働く場所に困っているのが、つらいですね。

ミルナーのよそよそしさには、少しむっとしました。自分が責任者になった今、力を示したい気持ちはあるにしても、フォイルとサムにはもう少し普通に接してほしかった!

そんななか、ホテルの話を自分で確かめにいくサムは頼もしかったです。大きな事件に巻き込まれても、目の前でできることを進めるサムを見ると、少しほっとします。

そしてフォイルは、元上官から止められても調べるのをやめません。銃を向けられたあとも、送還の事情を聞いて元上官のもとへ向かうフォイルに、今回もいてくれてよかったと思いました。

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