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クルミットです♪
シーズン2もこれで最後の回になりました。今回は、自動車レースの会場で起きた死亡事故からお話が始まります。
亡くなったのは、周囲に敵の多い女性実業家。車には細工がされていましたが、それだけでは片づかない事情が隠れていたんです。
そして、調べるのをやめないブラウン神父は、とうとう留置場へ。犯人を追っている神父のほうが捕まってしまうなんて、困ったことになりましたね。
それでは20話を一緒に見ていきましょう!
ブラウン神父 シーズン2第10話(シーズン最終回)のあらすじ
ブラウン神父たちが訪れたのは、地元のヒルクライムの会場です。坂道のコースを車で上り、速さを競う自動車競技で、この日は裕福な女性実業家も参加していました。
彼女は事業で成功した一方、人への接し方は容赦がありません。周囲には、彼女をよく思っていない人が大勢います。
私生活では若い夫がいるものの、彼女にとって夫は、人に自慢するための存在に近い扱い。会場の貴婦人は彼の容姿を褒めますが、ブリジット・マッカーシー夫人は、二人の年齢差が気になる様子でした。
夫はかつてサッカー選手として活躍していたものの、膝のけがで競技人生を終えています。その後、裕福な彼女と結婚しました。
けがで好きな仕事を続けられなくなっただけでもつらいのに、結婚してからも飾りのように扱われるのはきついです。
しかし、妻の関心は夫一人に向いているわけではありません。彼女には別の若い男性との関係もありました。
そのうえ、男子トイレにいた、ブラウン神父に協力する青年にも近づいていきます。場所を気にする様子もなく、彼を誘惑する彼女。
そこへ、彼女と関係のある別の若い男性が現れます。夫が同じ会場にいるというのに、ずいぶん大胆な振る舞いです。
男子トイレまで入ってくるんですか? 相手が困るとか、夫が傷つくとか、少しは気にしてほしい!
一方、レースの実況を任されている貴婦人は、車のことに詳しくありません。車の性能を説明する代わりに、色や走る速さについて話しています。
車好きの青年と警部には、その実況がどうにも落ち着かない様子。本人なりに務めを果たそうとしているのですが、二人には物足りないようです。
詳しくないのに実況を任されたら、私も色の話をしてしまいそう。ここは貴婦人のほうに親近感が湧きました。
ところが、走っていた女性実業家の車が、カーブを曲がった先で衝突します。車は炎に包まれ、実況していた貴婦人の悲鳴が会場に響きました。
集まっていた人たちの目の前で起きた事故。楽しい催しの最中に、女性が命を落としたと受け止められます。
さっきまで車の色を話していた人が、この事故を目の前で見るなんて。実況席にいるのもつらいですね。
車のブレーキの配管には、切断された跡がありました。偶然の事故では済まされず、誰かが彼女の命を狙ったことになります。
ただ、被害者には恨みを買う理由がいくつもあり、怪しい人物を一人に絞るのは簡単ではありません。ブラウン神父も、事件を調べ始めます。
しかし、警部はすでに容疑者を拘束していました。自分の捜査に口を挟み続ける神父に、いら立ちを募らせていきます。
神父が引き下がらないため、警部は治安を乱したとして逮捕。捜査への介入をやめさせようと、留置場へ入れてしまいました。
神父を捕まえても、事件の疑問は消えないのに! 警部にも言い分はあるのでしょうが、このやり方にはむっとします。
それでも、ブラウン神父の調査は止まりません。留置場に入ってから得た新たな情報によって、自分の考えは間違っていないと確信を深めます。
そして神父は、マッカーシー夫人と青年の助けを借りて、留置場から抜け出します。向かう目的は、罪を犯した人物に正しい行動を取るよう働きかけることでした。
自分が捕まった件も放り出せない立場ですが、神父は事件に関わる人のもとへ急ぎます。
マッカーシー夫人まで脱出を手伝うとは! 神父を放っておけないのはわかるけれど、手を貸す側も落ち着かないですよね。
やがて明らかになるのは、女性実業家の夫と、その恋人が組んでいた殺人計画です。二人は、妻が自動車事故で死亡したように見せかけようとしていました。
妻は、実際にはレースの前に殺されていたのです。車輪のナットを回すためのレンチで頭を殴られ、命を落としていました。
つまり、会場の人たちが見た衝突事故よりも前に、殺人は済んでいたことになります。ブレーキへの細工だけを追っていては、この事実には届きません。
計画では、夫の恋人が妻になりすましてレースの車に乗ることになっていました。そして事故を装い、妻の死をレース中の出来事に見せかけるつもりだったのです。
車が炎に包まれたところを見たら、私もそこで亡くなったと思ってしまいます。本人に化けて車に乗るところまで考えていたのが怖い。
ところが、二人にとっても想定外のことが起きていました。別の人物も彼女の命を狙い、車のブレーキに細工をしていたのです。
夫と恋人が用意した偽装事故の計画に、別の殺意が重なってしまいました。ブレーキを切った人物と、妻をレース前に殺した二人は、同じ計画で動いていたわけではありません。
妻が周囲の人々と起こしていた摩擦は、一人の恨みだけでは収まりませんでした。
事故を装うつもりの車に、本当に命を奪うための細工までされていたなんて。何が起きたのか、すぐに整理できないほどややこしい!
そして、夫と恋人の間にも、これからの暮らしについて食い違いがありました。
夫は妻の死後、恋人と別の名前を使って暮らすつもりでした。今までの生活を離れ、二人で幸せになることを望んでいたのです。
しかし、恋人は別の未来を口にします。名前を変えて逃げる必要はなく、イギリスに残り、しばらくしてから結婚すればよいという考えでした。
彼女は、妻が築いた事業を二人で経営することにも意欲的です。夫が思い描いていた新しい暮らしとは、ずいぶん違っていました。
夫は、その話を聞いて不信感を抱き始めます。恋人と一緒になれば望む生活が手に入ると考えていたのに、彼女は事業を引き継ぐ気でいたのです。
二人で暮らす話を、そこまで確かめずに妻を殺してしまったのがやりきれません。もう、取り返しがつかないんです。
夫が恋人に敵意を向けると、彼女も黙ってはいません。妻に対しても自分に対しても、従順な主婦でいることを拒む女性を恐れているのだと、夫を責めます。
普段は眼鏡をかけ、髪をまとめていた彼女ですが、夫の前では眼鏡を外し、髪を下ろした姿も見せていました。
夫は、その恋人の命まで狙うようになります。二人で妻を殺した後、今度は共犯者同士の間で危険が生じてしまいました。
そこへ警部が到着すると、彼女は助けを求めてすがりつきます。先ほどまで夫を責めていた態度から一転し、自分を守ってほしいと訴えるのです。
警部が来たとたんに、その態度になるんですか? 助けが必要でも、自分が妻の殺害に加わったことは消えません。
警部は、普段とは違う彼女の姿に疑いを抱きます。そしてブラウン神父の表情を見て、その疑いを確かめました。
事故の陰に隠されていた夫と恋人の企みは、見抜かれることになったのです。
ブラウン神父 シーズン2第10話(シーズン最終回)の感想まとめ
いちばん心に残ったのは、警部が来た瞬間、共犯の女性が助けを求めた場面です。ついさっきまで夫に強く言い返していたので、その変わりようには引っかかりました。
身を守ってもらう必要はあっても、彼女自身がしたことを考えると、ただ安心して見てはいられません。警部がブラウン神父の顔を見て気づいてくれたところは、ほっとしました。
若い夫には、途中までは気の毒だと思うところもあったんです。膝のけがでサッカーを続けられなくなり、結婚してからも妻の飾りのように扱われていたので。
でも、恋人と暮らすために妻を殺したとわかると、やっぱり苦しい。二人で幸せになる話の中に、殺される妻のことがまるで入っていないのが嫌でした。
被害者の振る舞いにも、正直いらっとしました。夫がいる会場で別の男性に近づき、周囲への遠慮もほとんどない。そばにいたら疲れてしまいそうな人です。
それでも、レースに出る前に殴り殺され、その死まで事故に見せかけられるなんて、あまりにひどい。嫌な人だったというだけで済ませたくありません。
車の事故には驚きましたが、私はその後の、夫と恋人の話が合わなくなるところのほうが重く残っています。人を殺すところまでは一緒に進んだのに、その先の暮らしは同じように考えていなかったんですから。
シーズン2を振り返ると、ブラウン神父だけでなく、そばにいる人たちへの親しみも増しました。最終回で留置場からの脱出を手伝うところまで来るとは、思っていませんでした!
神父を心配する気持ちと、警部に捕まっているのだから待っていてほしい気持ちが、こちらの中でも入り交じります。それでも神父には、会いに行かなければならない相手がいたんですね。
自分を閉じ込めた警部と張り合うより、罪を犯した人のもとへ向かう。そのためにマッカーシー夫人たちの手まで借りて留置場を抜け出した神父には、困った人だなと思いながらも、無事にたどり着けてよかったと胸をなで下ろしました。
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