刑事コロンボ 第44話 あらすじ シーズン8第1話「汚れた超能力」 刑務所での裏切りと、ギロチンに首を預けたコロンボ

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今回は、約11年ぶりにコロンボが帰ってきた「汚れた超能力」です。着古したコートも、年季の入った車もそのまま。この姿を見ると、なんだかほっとします。

でも、待っていた事件はなかなか怖いものでした。超能力の実験を成功させた男と、その実験を仕切った奇術師。初対面を装う二人には、刑務所で一緒に過ごした過去があります。

そして最後には、コロンボ自身がギロチンに首を入れることに。そこまでしなくても、と心配になってしまいました。

ここからは、事件の結末まで触れていきます。
それでは44話を一緒に見ていきましょう!

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刑事コロンボ シーズン8第1話「汚れた超能力」のあらすじ

超能力者を名乗る男は、恋人でもある女性博士と組み、軍の関係者をだまそうとしています。狙っているのは、超能力を使う政府の仕事です。

当時、アメリカと対立していたソ連の情報を得るために、自分の力を役立てようという売り込み。遠くにいる人の考えを読み取れるなら、軍にとってはありがたい話でした。

男は、図形を描いたカードを使う実験で能力を示します。しかし、これは博士と仕組んだいかさまでした。

研究する側の博士まで仲間なのが嫌ですね。実験らしい形が整っていると、それだけで信用してしまいそうです。

軍の関係者は、その結果だけでは採用を決めません。外部の専門家を呼び、別の方法で確かめることにします。

呼ばれたのは、偽物の超能力者を見破ってきた奇術師でした。これまで相手のいかさまを暴いてきた人物だけに、今度こそ厳しい実験になりそうです。

奇術師が用意したのは、離れた場所の景色を読み取らせる方法。三人の軍人がそれぞれ車で移動し、選んだ場所で写真を撮ります。

そして、その写真の内容を頭に思い浮かべ、研究所にいる男へ伝えようとします。男が何を受け取れるかを調べる実験です。

ところが、男はこの実験にも成功します。軍の関係者は驚き、その能力を高く評価しました。

いかさまを見破る人が立ち会って、これなら安心と思ったのに。まさか、その人まで協力しているとは!

実は、男と奇術師は古い知り合いでした。二人はかつて、同じ海外の刑務所に入っていたのです。

研究所では初めて会ったふりをしていましたが、奇術師は昔のよしみで実験に手を貸していました。厳しいはずの審査も、最初から仕組まれていたというわけです。

しかし、男は奇術師を許していませんでした。刑務所での裏切りを、ずっと覚えていたのです。

当時、男は脱獄を計画していました。その計画を看守に知らせたのが奇術師で、彼は早く釈放される一方、男には三年の服役が上乗せされました。

相手だけが先に出て、自分は三年も長く閉じ込められる。それは、久しぶりに助けてもらったくらいでは忘れられません。

男は奇術師の作業場を訪れ、銃を向けます。奇術師は、刑務所で過ごした日々を持ち出して命乞いをしました。

そこで男が目を留めたのが、奇術師の自作のギロチンです。手品に使う装置ですが、仕組みを変えれば本当に命を奪ってしまいます。

男はその装置を使い、奇術師を殺害します。実験では自分を助けてくれた相手に、昔の恨みを晴らしたのでした。

裏切られた恨みはわかっても、命乞いをする相手をあの装置にかけるのはきつかったです。

男は現場を整える際、床に落ちた工具の中からドライバーを拾い、奇術師の手に戻します。自分で装置を調整している最中の出来事に見せかけようとしたのです。

そして、作業場へ通じる荷物用のエレベーターの扉にも細工をして立ち去ります。外から来た誰かの犯行とは考えにくい状態でした。

事件が発覚したきっかけは、下の階にあるバーです。天井から血が滴り落ち、店側が警察へ通報します。

下のお店で先に異変がわかるのが怖かったです。天井から落ちてきたものを見た人も、たまらないですよね。

捜査にやって来たのがコロンボです。奇術師が亡くなる直前に行った実験を調べ、その実験に成功した男に目を向けます。

男は超能力を使うふりをして、奇術師が自殺したという説明を持ち出します。コロンボが納得しないと、今度は事故で命を落としたという話に変えていきました。

死んだ人の気持ちを、勝手に読み取ったことにしないでほしいです。都合が悪くなると説明が変わるのにもイライラします。

コロンボが引っかかったのは、奇術師の手にあったドライバーでした。握らされていたのはマイナスドライバーなのに、ギロチンのねじはプラスの形をしていたのです。

それでは、装置の調整に合いません。事故らしく整えたつもりの現場に、犯人の取り違えが残っていました。

あの状況でも、工具とねじをちゃんと見ているんですね。ここで少し安心しました!

奇術師の葬儀では、仲間たちが手品を披露し、その道具を棺の上へ落として別れを告げます。自分たちの手品で送るお葬式でした。

その場で男が見せた悲しみ方にも、コロンボは疑問を抱きます。ほとんど面識がなかったという説明にしては、心を動かされすぎていたからです。

あの葬儀で悲しむ姿には、少し戸惑いました。殺した相手でも、一緒に過ごした時間まで消えるわけではないんだなと思いました。

研究所には、植物の反応を機器で調べる実験もあります。コロンボが近づくと植物につないだ装置が反応し、本人は葉巻を怖がっているのだと受け止めます。

植物が葉巻を怖がっているという受け取り方は、ちょっとかわいかったです。怖い事件の途中なので、こういう場面にはほっとします。

そしてコロンボは、手品好きの少年の助けも借りながら、超能力実験のからくりに近づきます。

実験で使われた地図帳は、どのページも同じ内容になるよう細工されていました。自由に場所を選んでいるようでも、用意された仕掛けに沿って動いていたのです。

離れた場所の景色を読み取ったという成功も、奇術師と男の協力があってこそのもの。超能力の証明にはなりません。

そんな地図帳を渡されていたとは! 言われたとおりに動いた軍人たちまで、いかさまに使われていたのが気の毒です。

作業場の扉を閉ざした方法についても、コロンボは奇術師の本を読んで解き明かしていきます。一見すると不思議な状況にも、手品の仕掛けがありました。

ただ、ギロチンの仕組みを知るのは簡単ではありません。奇術師の知人たちは、手品の秘密を守ろうとして教えてくれないのです。

コロンボは自分で装置を調べることになります。その一方で、捜査に使える時間は少なくなっていました。

政府側は男を連れていき、身元まで変えるつもりです。そうなれば、コロンボの手が届かなくなってしまいます。

そこでコロンボは、男を奇術師の作業場へ呼び出します。仕掛けを見破ったうえで、殺人の捜査を諦めず、どこまでも追い続けると告げるのでした。

そして、なんと自分からギロチンに横たわり、首を入れます。

そこに首を入れて大丈夫? 仕組みを調べたとわかっていても、これは落ち着いて見ていられませんでした。

追及から逃れたい男は、コロンボまで殺そうとします。奇術師を殺したことを認め、刃を落とす操作に手をかけました。

ところが、コロンボは無事です。あらかじめ装置の表示を入れ替え、男が殺そうとして操作すると、自分が助かるように仕組んでいたのでした。

男は自分の犯行を認めたうえ、目の前でコロンボの命まで奪おうとしました。超能力で政府をだました男も、最後の仕掛けには気づけなかったのです。

刑事コロンボ シーズン8第1話「汚れた超能力」の感想まとめ

いちばん残ったのは、やはりコロンボがギロチンに首を入れる場面です。無事だったとわかったときは、ようやくほっとしました。

でも、あれは危なすぎます! 表示を入れ替えてあっても、目の前にいるのは、その装置で人を殺した男です。

相手が自分を殺そうとすることまで見込んで横になるなんて、コロンボ、そこまで体を張らなくても。もう少し離れた場所から捕まえてほしかったです。

犯人については、刑務所で三年も余計に過ごすことになった話が重かった。奇術師が昔の仲間として手を貸していても、本人の中では裏切られた記憶が残っていたんですね。

それでも、殺したあとで超能力を使うふりをして、相手の死を自殺や事故として片づけようとする態度は嫌でした。助けに来たような顔で捜査に口を出すところも、腹が立ちます。

葬儀で悲しんでいた姿を見ても、簡単には気持ちが追いつきません。そんなふうに別れを惜しむなら、生きているうちに手を止めてほしかった。

奇術師の仲間たちが手品で送る場面は好きでした。棺に道具を落とす、その一つひとつのお別れが寂しかったです。

そして、マイナスドライバーとプラスのねじ。大がかりな実験のあとだけに、身近な工具の食い違いからコロンボが疑いを深めるところはうれしくなりました。

ギロチンから無事に戻ってきたコロンボには安心したけれど、あの首を差し出す大胆さには、最後まで少しひやっとさせられました。

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