刑事コロンボ 第11話 あらすじ シーズン2第4話「ロンドンの傘」 傘に入った一粒の真珠に崩れる俳優夫婦

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今回は、コロンボがロンドンを訪れる「ロンドンの傘」です。イギリスの捜査を学びに来たコロンボが、舞台俳優の夫婦が隠した事件に関わっていきます。

芝居を続けたい夫婦と、その費用を出している男性。楽屋での言い争いが、一人の命を奪ってしまいました。

そこで助けを求めていれば、と言いたくなる始まりです。夫婦は遺体を隠し、その場を取り繕うために行動を重ねていきます。

そして、題名にもなっている傘が最後に登場。今回は、コロンボが仕掛けた一粒の真珠のからくりまで触れていきます。

それでは11話を一緒に見ていきましょう!

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刑事コロンボ シーズン2第4話「ロンドンの傘」のあらすじ

舞台俳優の夫婦は、「マクベス」の上演を進めています。公演を支えているのは、裕福な出資者の男性でした。

男性が資金を出していたのは、女優である妻に好意を寄せていたためです。妻も自分を好きなのだと信じていたのに、夫婦に利用されていたと知ってしまいます。

怒った男性は劇場を訪れ、妻の楽屋で二人を問い詰めます。公演への援助を打ち切り、夫婦が仕事を続けられないようにすると告げるのでした。

自分への好意までお金のために利用されていたなんて、これは腹が立ちますよね。出資した側が気の毒です。

言い争ううちに、男性は妻が身につけていた衣装用の真珠の首飾りを引きちぎります。粒が楽屋に散らばり、もみ合いになっていきました。

そこで妻が投げたのが、化粧用のクリームの容器。それが男性に当たり、倒れた男性は死んでしまいます。

最初から命を奪うつもりで呼び出した事件ではありません。しかし、夫婦が次に選んだのは、死を隠すことだった。

男性は裏口から劇場へ入っており、来たところを誰にも見られていませんでした。妻はそのことに気づき、夫と一緒に遺体をトランクへ詰め込みます。

人が亡くなった直後に、誰にも見られていないと考えられるのが怖い。二人で隠す方へ進んでしまうのが嫌でした。

夫婦は遺体を男性の屋敷へ運びます。そして、階段から転落して亡くなったように見せかけるのでした。

劇場の楽屋で起きたことを、屋敷の中での事故に変えてしまう。二人はそうして、公演と自分たちの立場を守ろうとします。

一方、コロンボはイギリスの捜査方法を学ぶため、ロンドンを訪れていました。案内役は、現地の警察組織であるロンドン警視庁の幹部です。

その幹部が屋敷の事件を調べることになり、コロンボも関わっていきます。階段での転落事故に見える現場ですが、気になる点がいくつもありました。

まず目につくのは、貴重な本の置き方です。開いた本が、ページを下にして伏せられています。

大事な本なのに、そんな扱いをするのは不自然。コロンボは、何気なく置かれた物もそのまま見過ごしません。

そして、亡くなった男性のポケットには老眼鏡が入っていました。階段から落ちたことになっているのに、眼鏡は壊れていないのです。

あんな転落をしたのに、ポケットの眼鏡は無傷? そう言われると、事故という話が急に怪しくなりますね。

コロンボはこの疑問を警視庁の幹部に伝えます。後には、ポケットを調べる着想を相手の手柄にするように話すのでした。

相手を立てながらも、調べたいことはきちんと調べていくコロンボ。ロンドンでも、その調子は変わりません。

夫婦も黙っているわけではなく、事件の夜について説明を用意していました。芝居を終えた後、二人は練習しておいた話をコロンボに聞かせます。

夫婦は、人前で役を演じることに慣れた俳優です。けれど、コロンボの前で話をそろえる姿を見ると、説明を素直には聞けなくなります。

葬儀では、妻が黒い服とベールを身につけ、悲しみを大きく表していました。その様子も、コロンボの注意を引くことになります。

あの楽屋で何があったかを知っていると、妻の涙を見てもつらい。亡くなった人を悼む場でまで、取り繕ってほしくないです。

コロンボが気にするのは、人の態度だけではありません。車に残っていた雨の跡にも目を向けます。

その夜、ロンドンでは雨が降っていました。しかし、出資者の屋敷がある郊外では降っていなかった。

屋敷にいたという夫婦の説明と、車の状態が合わないのです。楽屋で隠した出来事に、少しずつ近づいていきます。

そして、夫婦を落ち着かなくさせる物がありました。亡くなった男性が持っていた傘です。

その傘は、劇場の出入り口を守る係員の手に渡っていました。男性が劇場へ来たことにつながる品だけに、二人には放っておけません。

ところが、傘を気にしすぎたことで、出資者の執事に怪しまれてしまいます。夫婦のために話を合わせていた執事も、何が起きたのか察したのでした。

仕事を探していた執事は、二人に自分を雇うよう要求します。応じなければ警察へ知らせると、秘密を使って迫ってきます。

執事も、気づいたなら警察へ話してほしかった。でも、この夫婦を脅してしまったのが心配でたまりません。

夫は執事の家を訪れ、彼を殺害します。そして、自ら首をつったように見せかけるのでした。

最初の死は、楽屋での争いの中で起きたものでした。執事の死は、夫が秘密を守るために起こしたものです。

しかも夫婦は、執事を出資者殺害の犯人に仕立てようとします。屋敷にあった貴重な本を執事の家に置き、盗みを働いていたように装いました。

盗みを知られそうになった執事が主人を殺し、その後、自殺した。そんな筋書きで事件を終わらせようとしたのだった。

殺したうえに、最初の事件まで押しつけるなんて! 執事の要求にも困りますが、ここまでされていい理由にはなりません。

警察は、執事が残したように見える証拠を受け入れていきます。しかし、コロンボは納得していません。

夫婦を追い詰める確かな証拠が足りず、その間に新しい犠牲者まで出てしまった。コロンボは、自分が捜査に関わらなければ、こんなことにはならなかったと悔やみます。

ここで自分を責めるコロンボを見るのはきつかった。殺すことを選んだのは夫なのに、コロンボが背負ってしまうんですね。

夫の様子も、次第におかしくなっていきます。舞台の稽古でも落ち着かず、妻との間にある余裕も失われていきました。

そして、事件はろう人形館で最後の局面を迎えます。そこには、亡くなった出資者の姿がろう人形で再現され、傘も展示されていました。

コロンボが注目するのは、閉じた傘の中です。楽屋でもみ合った際に散らばった、妻の首飾りの真珠が残っている可能性を持ち出します。

もし傘の中に真珠があれば、男性が妻の楽屋にいたことにつながります。夫婦がそろえてきた説明を崩す手がかりでした。

傘が開かれると、そこから真珠が現れます。これを見た夫は、とうとう取り乱してしまいました。

笑い始め、「マクベス」のせりふを口走る夫。妻はコロンボに、出資者の死はわざとではなかったと訴えます。

妻が事故だったと訴えるところは苦しい。楽屋での出来事を認めても、その後に夫が奪った執事の命は戻りません。

けれど、この真珠には仕掛けがありました。事件の夜から傘の中に残っていた物ではなかったのです。

コロンボが、傘を開く直前に自分で入れていました。子どものころに遊んだビー玉の要領で、真珠を傘へ飛ばしたのだと明かします。

散らばった真珠が偶然傘に入り、そのまま残っている可能性はあまりに低い。コロンボは、その偶然に頼らず、夫婦の反応を引き出したのでした。

その真珠、コロンボが自分で入れたんですか? 傘から出てきたところで納得していたので、最後にもう一度驚かされました!

刑事コロンボ シーズン2第4話「ロンドンの傘」の感想まとめ

いちばん残ったのは、やはり傘から真珠が出てきた場面です。やっと二人を追い詰めたと思っていたら、コロンボ自身が入れた物だった。

これは少し戸惑いました。犯人が分かっていても、証拠になる物を自分で入れてしまうやり方には、すんなり拍手ができません。

それでも、真珠を見た夫が取り乱し、妻が楽屋での死について話し始める流れには引き込まれます。ずっと説明をそろえていた二人が、あそこで急にばらばらになってしまうんです。

夫が芝居のせりふを口走る姿も、見ていて落ち着かなかった。隣で妻が事故だったと訴えていても、もう二人で話を取り繕える状態ではありません。

ただ、最後まで引っかかったのは執事のことです。秘密を使って仕事を得ようとしたのはよくなかったけれど、殺されて、主人を殺した罪まで着せられるのはあんまりでした。

夫婦には公演を続けたい気持ちがあり、自分たちの立場を失いたくない事情もあります。でも、遺体を運び、別の人を殺し、その人に罪を押しつけるところまで来ると、二人をかばう気持ちにはなれません。

だからこそ、コロンボが執事の死を自分のせいにするところがつらかったです。あの人まで背負わなくていいのに、とそこは言いたくなりました。

最後の真珠の仕掛けには驚いたけれど、執事を犯人にしたまま終わらせず、あの傘の前まで夫婦を連れてきたコロンボには、ほっとしました。

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