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クルミットです♪
本を書いているのは一人なのに、相棒はその収入を手放したくない。今回は、そんな身勝手な都合から事件が始まります。
妻への電話まで殺人に利用する男に、じわじわ腹が立ちました。その一方で、動揺する妻を気遣うコロンボの姿にはほっとする場面も。
それでは1話を一緒に見ていきましょう!
刑事コロンボ シーズン1「構想の死角」のあらすじ
女性の探偵が活躍する人気推理小説を、二人組で発表している作家たち。しかし、ここ数年、実際に文章を書いているのは片方だけだった。
もう一人の相棒は、人前に出て本を宣伝する役割を担っています。二人の名前で本は売れていても、執筆の負担は一人に偏っていました。
そんな関係を終わらせようと、執筆担当の作家は独立を申し出ます。これからは、自分一人で新しい作品を書いていきたいのです。
ずっと一人で書いてきたなら、自分の名前で仕事をしたくなりますよね。そこは送り出してあげてほしい!
ところが、派手な暮らしをしてきた相棒にとって、コンビの解消は収入を失う話でした。作家が抜ければ、これまでの生活を支えられなくなってしまう。
そして二人には、コンビを組んでいる間に作家が亡くなると、相棒が保険金を受け取れる契約もあります。男は独立を受け入れず、作家を殺す計画を立てるのです。
作家がシリーズ最後の原稿を仕上げているところへ、男が訪ねてきます。湖畔の別荘で週末を過ごそうと誘い、車に向かわせました。
その間に、男は仕事場を荒らしておきます。あとで誰かが侵入したように見せかけるためだった。
一緒に出かける支度をしている間に、もうこんなことを。相手が自分を信じているのを利用するのが嫌です。
別荘までは車で二時間ほど。途中、二人は雑貨店に立ち寄りますが、作家は車で待つことになりました。
店の女主人は、男に好意を寄せています。男はサイン入りの本を渡し、店の奥から作家の妻へ電話をかけるのです。
これで妻は、男が町を離れていると知ることに。夫も一緒に来ていることは、知らされていません。
一方、女主人は、男が女性を連れてきたのではないかと気にしていました。外をのぞいた彼女は、助手席にいる作家を見ています。
別荘に着いた作家は、夕食を待っている妻を気にかけます。そこで男は、仕事場で残業していると電話すればいいと勧めました。
作家は言われたとおりに妻へ連絡します。そして、まだ仕事場にいると伝えた通話の最中に、男が銃を向けて発砲するのです。
奥さんに銃声まで聞かせるなんて、そこまで利用するんですか? 電話を受けた側の怖さを思うと、きついです。
妻は銃声を聞き、警察に通報しました。続いて男にも連絡すると、男はすぐ町へ戻ると伝えます。
作家が電話で仕事場にいると言ったため、妻はそこで何かが起きたと受け取る。実際には、夫は遠くの別荘で撃たれていたのです。
そして男は遺体を車のトランクに入れ、町へ戻っていきます。妻に帰ると告げたその車で、夫の遺体まで運んでいました。
作家がついた小さな嘘を、ここまで都合よく使うとは。妻を心配する気持ちにつけ込んだのも腹が立つ!
荒らされた仕事場では警察が捜査を始め、妻も駆けつけます。そこで彼女に寄り添うのが、コロンボです。
コロンボは妻を家まで送り、オムレツを作ろうと申し出ます。台所で話すうちに、作品を実際に書いていたのは夫一人だったと聞きました。
こんな時に、食事のことまで気にかけてくれるのがいいですね。コロンボがそばにいてくれて、少しほっとしました。
やがて男も妻を慰めに現れます。しかし、コロンボは男の帰り方に引っかかっていました。
急いで戻ってきたというのに、飛行機を使わず車で移動している。遺体を運んできた事情を知らないコロンボも、そこを気に留めるのです。
その夜、男は作家の遺体を自宅の芝生に置きます。自分も事件に巻き込まれたかのように装うつもりでした。
ところが、遺体を発見したあとの行動にも、不自然な点がありました。男は郵便物を拾ってから家に入っていたのです。
相棒の遺体が目の前にあるのに、郵便物を拾う余裕はある? そういう小さな行動を、コロンボはちゃんと見ているんですね。
男はコロンボに、作家が犯罪組織の内情を暴く本を書こうとしていたと説明します。大物たちの名前を並べたリストまで用意していました。
組織に命を狙われ、自分の家に遺体が置かれたのも警告だという話です。コロンボはそのリストを受け取り、調べることにしました。
殺した相手の仕事まで、好き勝手に説明するんですね。作家がもう訂正できないのが悔しいです。
しかし、男には見落としていた目撃者がいます。別荘へ向かう途中に寄った雑貨店の女主人でした。
女主人は町までやって来て、デート中の男に声をかけます。そして、事件の日、車に作家が乗っていたと知っていることを明かすのです。
男はデートを切り上げることになります。女主人が求めたのは、黙っている見返りとしての一万五千ドルでした。
彼女は男に好意を持っていて、お金だけでなく、自分にも親しく接してほしいと思っています。
好きな相手に近づけると思ってしまったのがつらい。相手が何をしたか知っているだけに、二人きりでは会ってほしくないです。
その後、自宅で取材を受けた男は、相棒を失った悲しみから、自分も執筆をやめると話します。実際には、ここ数年、自分で文章を書いていませんでした。
そこへコロンボが、借りていた小説を返しに訪れます。犯罪組織の名前を調べても、手がかりは出なかったと報告しました。
コロンボは小説の主人公についても話したがりますが、男は別荘へ出かけていきます。
悲しくて書けないことにしてしまうんですね。亡くなった相棒を使って、自分の体面まで守ろうとするのは勝手すぎる!
男は女主人の店へ行き、要求された一万五千ドルを渡します。そして彼女への好意を装い、店の奥で二人きりの夕食をとるのでした。
女主人に親しく接した男は、そのあと彼女を殴って殺してしまいます。遺体をボートに乗せ、転覆させて事故に見せかけました。
夕食まで一緒にしておいて、こんなことをするなんて。女主人が男を好きだったことが、ここでは本当につらいです。
男は渡したお金を回収し、自分の口座へ戻します。一万五千ドルを引き出し、その翌日に同じ金額を戻した動きも、コロンボの疑いを強めました。
そしてコロンボは、亡くなった作家のある習慣を知ります。小説のアイデアを思いつくと、手近な紙に書き留めていたのです。
コロンボは作家の仕事場や家を探します。そこで見つけたメモには、電話で居場所を偽り、犯人のアリバイを作る筋書きが残っていました。
今回の殺人と重なる内容です。男が実行した仕掛けは、紙に書き留められていたのでした。
作家が残したメモが、ここで役に立った! 仕事のために書いていたものが残っていて、よかったです。
コロンボがメモを突きつけると、男は犯行を認めます。作家と女主人の命を奪った男は、逮捕されることになりました。
ただ、最後に男が明かしたことがありました。電話を使うアリバイの案は、実は自分が考えたものだったというのです。
それは、自分が思いついた唯一のよいアイデアだったとも語ります。作家が書き残していた案を、男は本当の殺人に使ってしまったのでした。
刑事コロンボ シーズン1「構想の死角」の感想まとめ
一番残ったのは、雑貨店の女主人と男が夕食をとる場面です。彼女が男を好きだと分かっているので、親しく接する様子を見るのがつらかった。
男は、彼女の気持ちを知ったうえで近づいています。お金を渡し、一緒に食事までしてから殺すなんて、あまりに冷たい。
最初の作家への仕打ちにも腹が立ちました。何年も執筆を任せていた相手が独立したいと言っただけで、命まで奪ってしまうんですから。
別荘に同行し、勧められたとおり妻へ電話をした作家。相棒の言うことを聞いている、その時間が嫌でした。もう電話を切ってほしい、と言いたくなります。
そんな男が妻を慰めに来る場面も、素直には見られません。妻は夫を殺した相手から、慰められているんですよね。
だから、コロンボが妻の食事を気にするところは好きです。夫について話を聞きながら、目の前にいる人の暮らしにも気を配ってくれる。その優しさに救われました。
捜査では、郵便物を拾った行動が気になります。大がかりな話を用意しても、そんな普段の動きに引っかかるコロンボが頼もしい!
最後のメモには、ようやく男を追い詰められた安心がありました。ただ、あの案が男自身のものだったと聞くと、後味は苦いです。
せっかく一つ思いついたなら、小説のために使ってほしかった。逮捕される時まで、あのアイデアは自分のものだと言う男には、最後まで腹が立ちました。
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