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クルミットです♪
今回は、満月の夜に起きた恐ろしい事件です。銀行の副頭取が殺され、喉には獣に襲われたような傷が残っていました。
オオカミ男の仕業だと信じるクラブツリー。でも、被害者たちのつながりが分かるにつれて、ただ怪物を怖がってはいられなくなります。
そして、マードックの恋にも区切りがつくことに。恋人だけでなく、その息子との別れがあるのがつらいところです。
それでは25話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン2第12話「オオカミ男」のあらすじ
満月の夜、銀行の副頭取メリル・ハーディが、犬の散歩中に廃工場で殺害されます。手には銃を握り、喉には獣に食いちぎられたような傷がありました。
一緒にいた二頭の犬も殺されています。ハーディは身を守るために銃と番犬を用意していたのに、襲撃を防げなかったのです。
二頭も犬がいて、銃まで持っていたのに? ハーディがそこまで警戒していた理由も気になります。
ウィリアム・マードック刑事が調べると、ハーディの部屋から電報が見つかります。内容は、彼を廃工場へ呼び出すものでした。
差出人として疑われたのは、ジェイコブ・サマーズ。しかし、サマーズにはアリバイがあり、本人も電報を送ったことを否定します。
呼び出した人物の正体は分からないまま。その一方で、サマーズも銃を持ち、入り口を警戒していました。
ハーディだけが何かを恐れていたわけではなかったのです。
やがて、同じようにむごい殺され方をする被害者が続きます。捜査で浮かんだのは、男たちが顔見知りで、そろって狩りに出かけていたという共通点でした。
ジョージ・クラブツリー巡査は、犯人がオオカミ男だと信じています。満月の夜に、獣の仕業に見える殺人が続くのですから、彼の頭の中では話がつながってしまうのでしょうね。
クラブツリー、もうオオカミ男だと信じてる! あの傷を見たら怖くなるけれど、私はまず銃を持った男たちの事情を聞きたくなりました。
警察は追跡のために、馬の世話をしている先住民の青年の力を借ります。青年は足跡などをたどることに長け、捜査でもその腕を発揮しました。
彼の望みは警察官になること。しかし、当時のトロントでは、先住民であるという理由で、その道を閉ざされてしまいます。
クラブツリーは青年と親しくなり、トーマス・ブラッケンリード警部に、彼を警察官にしてほしいと働きかけます。ブラッケンリードも、青年なら立派な警察官になると認めていました。
それでも、採用にはつながりません。能力を認められているのに、馬の世話をする仕事に戻るしかない状況です。
ちゃんと役に立っているのに、それでも駄目なんて! 青年が望んでいる仕事をさせてあげてほしくて、ここは腹が立ちました。
青年も、伝承に登場する怪物が犯人を動かしているのではないかと話します。不思議な存在を信じるクラブツリーとは、そんな話でも気が合うのでした。
ただ、実際の捜査を助けるのは、青年自身の追跡の技術です。森で相手を追うには、彼の知識と経験が欠かせません。
一方、ジュリア・オグデン医師は、遺体の首の骨に刺さった牙を見つけます。詳しく調べると、その牙には穴が開けられていました。
獣の口から抜け落ちただけの牙ではなく、人が加工したものだったのです。
明らかになる凶器は、手にはめる道具にオオカミの牙を取りつけたもの。これで喉を襲うと、獣にかみ裂かれたような傷が残ります。
マードックも、その仕組みを再現します。恐ろしい傷をつけたのは、牙を武器として使う人間でした。
牙に穴が開いていたとは! オオカミ男ではないと分かっても、人がわざわざこんな道具を作ったと思うと、やっぱり怖いです。
この牙をジュリアと近くで調べているとき、マードックは彼女との口づけを思い浮かべてしまいます。捜査の最中にも、ジュリアへの気持ちが顔を出していました。
実は、交際中の恋人は、すでにその思いに気づいています。自分と息子との将来を真剣に考えるのか、それとも関係を終わらせるのか、マードックに答えを求めていたのです。
彼は、ジュリアへの気持ちがすぐには消えないことを恋人に認めます。それを受けて、恋人は別れを選びました。
正直に話してくれたのはよかったけれど、聞く側はつらいですよね。息子とのことまで考えていた彼女が、ここで別れを選んだのも無理はないです。
捜査が進むと、狩りに出かけた男たちが隠していた出来事が分かります。彼らは案内役の先住民の男性を誤って撃ち、そのまま森に置き去りにしていたのでした。
その案内人は生き延び、自分を見捨てた五人への復讐を始めていたのです。オオカミの毛皮をまとい、牙を取りつけた道具で襲っていたのは、この男性でした。
襲撃が満月の夜だったのも、彼が撃たれた夜に満月が出ていたから。狩りのときに受けた仕打ちが、今回の連続殺人につながっていました。
誤って撃ったうえに、そのまま置いて帰るなんて! けがをした案内人を前にして、五人とも助けようとしなかったことがきつかったです。
男たちは銃で身を守ろうとしますが、案内人は撃たれても襲撃を続けます。マードックは、復讐への強い思いが彼を動かしていたのではないかと考えました。
案内人がマードックを襲える状況になる場面もあります。しかし、復讐の相手ではないと分かると、彼はマードックを殺さずに去ります。
狙っているのは、あの狩りに参加した五人だけでした。
最後の標的となった男も襲撃を受けます。この男は、警察が射撃クラブを訪れた際、銃を撃っていた人物です。
襲撃後、男は相手が去った方向へ銃を向け、弾が尽きても引き金を引き続けていました。マードックは男に働きかけ、銃を手放させます。
そして、案内人を置き去りにした経緯を知ったマードックとブラッケンリードは、男への嫌悪を隠しません。
助かった男の怯え方は痛々しいです。でも、森に残された案内人も怖かったと思うと、この男だけを気の毒には思えませんでした。
五人のうち四人は殺され、生き残った一人も逮捕されます。案内人は、復讐の対象全員に報いたことになります。
そして最後には、案内人自身が警察に向かって突進し、撃たれて命を落としました。
捕まれば絞首刑になる状況で、自ら撃たれるように仕向けたという見方も出ます。復讐を終えた彼が、生きて罪を償う道へ進むことはありませんでした。
事件のあと、クラブツリーは捜査を助けた青年に、民間の探偵社で働く友人を紹介します。警察とは別に調査を請け負う会社で、青年の能力に関心を持っている相手です。
警察官になる望みはかなわなくても、腕を生かせる仕事につながるかもしれません。
クラブツリー、ちゃんと別の働き口を探してくれたんですね! 青年を認めるだけで終わらず、人につないでくれたのがうれしかったです。
一方、マードックは別れた恋人の家を訪ね、その息子と会います。これからは家を訪れなくなることを伝え、別れの贈り物として本を渡しました。
それは、地球から月への旅を題材にした、マードックが子どもの頃に大好きだった本です。
少年に宇宙旅行は可能かと尋ねられ、マードックは重力に引き戻される前に上へ進めれば、理論上は可能だと説明します。少年が生きている間に実現するかもしれない、とも話すのでした。
帰ろうとするマードックに、少年は警察署へ遊びに行ってもよいかと尋ねます。マードックは、いつでも歓迎すると答えました。
そのやり取りを、母親はカーテンの陰から笑顔で見守っていました。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン2第12話「オオカミ男」の感想まとめ
一番心に残ったのは、少年が警察署を訪ねてもよいかと尋ねる場面です。もう家には来なくなると聞いても、マードックに会いたい気持ちは残っているんですね。
大人同士が別れたら、子どもとの付き合いもそこで終わってしまうの?
そう思いかけたところで、いつでも歓迎すると答えてくれたのがうれしかったです。少年に会う場所が残って、ほっとしました。
贈り物が、自分も子どもの頃に好きだった本なのもよかった! 月へ行けるかという話に、きちんと答えるマードックが好きです。
ただ、恋人のことを思うと切なさは残ります。ジュリアへの思いを認めた彼と別れるまでには、彼女にもつらい時間があったと思うので。
事件のほうは、案内人が置き去りにされた事情を知ってから、殺された男たちへの気持ちが変わってしまいました。傷つけた相手を助けず、自分たちは銃や犬で身を守っていたことに、どうしても腹が立ちます。
案内人が最後に撃たれてしまうのも苦しかったです。生き延びたあと、あの人に復讐以外の時間があってほしかった。
青年のために動いたクラブツリーには救われました。警察の中で道が開けなくても、彼の能力を必要とする人を探してくれたのですから。
そして、カーテンの陰で笑っていた母親にも、少しほっとしました。少年が警察署へ行ってもいいか尋ねたとき、マードックが受け入れてくれたことが、私はやっぱりうれしいです。
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