アガサ・クリスティー トミーとタペンス 第5話 あらすじ「NかMか(2)」

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トミーとタペンスが気楽荘で核爆弾の窃盗犯を探す『NかMか』の第2話。カーンの死でNの脅迫が表に出て、洞窟の追跡は浜辺の不穏な幕切れへ向かう。

それでは5話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

NHK BSで放映されるまであと2日です!

トミーとタペンス 第5話「NかMか(2)」のあらすじ

カーン少佐に銃を向けられたタペンスは、名前も任務も打ち明けてしまう。カーンはNに恨みがあり、復讐するつもりだと話し、タペンスをNではないと見て解放する。タペンスはNの正体を知ろうと手紙を見せてほしいと頼むが、正体は明かされないままカーンは立ち去る。

トミーはカール・デニムを疑い、タペンスはスプロット夫人を怪しむ。デニムは女性に愛想のいいビートニク風の青年で、海岸沿いで過ごす時間が多い。スプロット夫人は既婚らしいのに一人で旅する華やかな女性で、カーンの部屋にいたことがある。二人は別々の相手を疑ったまま、宿泊客全員が集まるパーティーに潜入する。

パーティーでカーンの動きを見張っていると、銃声が響く。カーンは死亡しているのが見つかり、自殺とみられた。デニムとスプロット夫人は早めに気楽荘へ戻っていた。知らせを聞いたデニムは、スプロット夫人のほうへ目をやる。

Nに恨みを持つカーンが、正体を話さないまま亡くなった。頼みになりえた人物を失い、二人の手探りはいっそう苦しくなる。

カーターとアルバートが駆けつけ、事態の深刻さを二人に説明する。Nは特定の囚人の釈放を要求していて、応じなければ核爆弾を爆発させると迫っているという。

一方トミーは、ヘイドックに野鳥観察へ連れ出される。タペンスはスプロット夫人の持ち物を調べているところを本人に見つかるが、言い訳でその場をしのぐ。宿泊客たちの経歴を探るほど、謎は深まっていく。

二人は夜会の装いのまま海岸の暗い洞窟に入り、奥が気楽荘へ通じる秘密の通路だと知る。カーターからカーンの経歴を聞いたトミーは、何かを見落としている気がしてデニムの部屋をもう一度調べる。タペンスが言葉で時間を稼ぐ間に、トミーはドイツのパスポートと銃を見つける。

パスポートと銃が出てきて、デニムへの疑いは濃くなる。ただし怪しいことと犯人であることは別で、ここはまだ断定できない。

パスポートと銃を見たデニムは、秘密の通路へ逃げ出す。トミーとタペンスは追うが、暗がりでタペンスは夫とはぐれ、不穏な物音を聞く。外へ出て浜辺を走ったタペンスが目にしたのは、小石の上に散らばったトミーの身の回りの品だけだった。トミーの姿はなく、この回はそこで終わる。

トミーとタペンス 第5話「NかMか(2)」の感想まとめ

タペンスが銃口の前で洗いざらい話してしまう場面は、あまりに無防備でひやりとします。撃たれずに済んだのは、カーンの狙いがNへの復讐にあったからで、運に近い助かり方でした。そのカーンが何も語らないまま亡くなったので、手に入りかけた答えが丸ごと消えたのが痛いところです。

トミーはデニム、タペンスはスプロット夫人と、見立てが割れたまま調べが進みます。デニムの部屋でパスポートと銃を見つけたのはトミーで、タペンスはその間、言葉で時間を稼ぐ役に回りました。疑う相手は違っても、いざ現場では役割分担が自然に成り立つのが、この夫婦らしいところです。

Nが囚人の釈放を求めているという話が出たあとなのに、二人は舞踏会の装いのまま洞窟へ入っていきます。その格好のちぐはぐさが、素人夫婦の無鉄砲さをよく表していました。幕切れで、浜に残されたトミーの持ち物を前にするタペンスの心細さを思うと、軽い調子で進んだ回の中でここだけは不安が勝ちます。デニムが怪しいとはいえ、トミーに何が起きたのかは決めつけず、次の回を待ちたいです。

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