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クルミットです♪
英国女王の誕生日の夜に起きた、あまりにも切ない銃殺事件のお話です。
試合で勝利を飾った黒人ボクサーが、直後にホテルの部屋で冷たい遺体となって見つかります。
現場に立っていたのは、血に染まったドレスを着て銃を握りしめていた最愛の妻でした。
誰の目にも明らかな犯行に見える状況で、マードック刑事だけは科学の目でかすかな違和感を逃しません。
あの不自然な血痕のつき方、皆さんは不思議に思いませんか?
それでは3話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン1「血のドレス」 のあらすじ
お祝いの熱気で街中が沸き立つ中、熱狂的なボクシングの試合が行われます。
よそからやって来た黒人ボクサーのエイモス・ロビンソンが、地元の人気チャンピオンと対戦しました。
誰もが地元選手の圧倒的な勝利を信じて疑いません。
しかしエイモスは見事な戦いぶりを見せて、相手をマットに沈めて勝利を収めたのです。
誰も予想していなかった番狂わせに、会場中が静まり返りました!
地元の完全アウェーな声援を跳ね返して勝ったエイモス、本当に強くてかっこよかった!
ところが、その栄光の瞬間からわずか数時間後に恐ろしい事件が起きてしまいます。
ホテルの自室で、勝者となったエイモスが何者かに銃で撃たれて息絶えていたのです。
至近距離から容赦なく発砲された無残な姿だった。
部屋の中には、夫の血を浴びて真っ赤に染まったドレスを着た妻のファニーが呆然と立ち尽くしていました。
彼女の手には、発砲されたばかりの凶器の銃がしっかりと握られていたのです。
銃声を聞きつけて部屋に駆けつけた人々の証言もあり、警察はすぐにファニーを拘束します。
夫を奪われたファニーは取り乱しながら、泣き叫んで必死に無実を訴えました。
目の前で夫を亡くした直後に人殺し扱いされるなんて、見ていてあんまりです!
この時代、黒人に対する人種的な偏見は人々の心に深く根を張っていた。
街の人々や警察組織の中には、最初から彼女を有罪だと決めつけるような冷たい空気が充満します。
現場の状況も目撃証言も、すべてがファニーの犯行を示しているように見えました。
愛する夫を本当に妻が撃ったのでしょうか?
ウィリアム・マードック刑事だけは、周囲の偏見や思い込みに一切流されません。
マードックは現場に残された痕跡を、独自の鋭い観察眼で冷静に見つめ直します。
そこで彼の目を引きつけたのは、ファニーのドレスに付着した血の跡だった。
もし至近距離から銃を撃ったなら、激しい血のしぶきが飛び散って衣服に付着する形になります。
しかしファニーのドレスに付いていた血は、飛び散った跡ではなく生地へと静かに染み込んだものだった。
飛び散った血痕がないという決定的な事実。
この血痕のつき方の違いに気づいたマードックは、ファニーは無実だと確信します。
飛び散った血痕と染み込んだ血の違いを見抜く観察力、本当に頼もしい!
トーマス・ブラッケンリード警部をはじめとする署内の面々は、事件を早く終わらせようと焦っていました。
街全体で人種間の緊張が高まる中、警察は本当に公平な捜査をしてくれるのでしょうか?
それでもマードックは諦めず、ジョージ・クラブツリー巡査たちとともに独自の捜査を進めます。
ファニーが撃っていないなら、一体誰が部屋に入り込んでエイモスを撃ったのですか?
マードックは、あのボクシングの試合そのものに何か裏があったのではないかと睨みます。
捜査を進めると、地元の実業家がこの試合に巨額の金を賭けていた事実が浮上しました。
実業家は大金を投じて地元のチャンピオンの勝利に賭けていたのです。
それなのに余所者のエイモスが勝ってしまったせいで、実業家は莫大な損失を出していた。
多額の金を失って逆上した実業家なら、エイモスを恨んで命を狙う理由があります。
お金のために人の命を狙うなんて、身勝手すぎて猛烈に腹が立ちます!
マードックはこの地元の実業家に接触して厳しく追及します。
すると実業家の口から、驚くべき裏社会の密約が明かされました。
なんとこの試合には、事前に卑劣な八百長の罠が仕組まれていたのです!
実業家と裏で手を組んでいたのは、他でもないエイモスのマネージャーだった。
マネージャーは実業家との間で、エイモスをわざと負けさせる約束を勝手に交わしていたのです。
自分の選手を金のために売り渡すなんて、信じられますか?
しかし誇り高きエイモスは、その汚らわしい取引に従うことを断固として拒絶しました。
八百長を断って正々堂々と戦い、己の拳一つで栄冠をもぎ取ったのです!
不正な話に屈しないでリングで実力を証明したエイモス、本当にかっこいい!
しかし、なぜマネージャーはそこまでしてエイモスを裏切ろうとしたのでしょうか?
マードックが捜査を深めると、マネージャーの胸の内にあった醜い野望が明らかになります。
マネージャーは八百長で手に入れた大金を持って、カリフォルニアへ逃亡する計画を立てていた。
そしてエイモスの妻であるファニーに目をつけ、彼女を連れ去ろうと企んでいたのです!
八百長を拒否して試合に勝ってしまったエイモスは、マネージャーにとって邪魔者でしかなかった。
マードックに厳しく問い詰められたマネージャーは、ついに自分がエイモスを撃った事実を認めます。
夫を裏切って命を奪った上に奥さんまで奪おうとするなんて、本当に身勝手で呆れます!
罪を認めたマネージャーですが、まったく反省する態度を見せません。
それどころか「部屋で激しい口論になり、襲われそうになったから正当防衛で撃った」と主張し始めます。
突発的な事故や身を守るための行動だったと嘘をつき、重い罪から逃れようと必死だった。
しかしマードックが集めた客観的な物的証拠は、その狡猾な言い逃れを決して許しません。
現場に残された痕跡は、突発的な争いとは完全に矛盾していました。
残された証拠は、突発的な正当防衛などではなく計画的な殺人であったことを明確に示していたのです。
嘘を暴かれたマネージャーは言葉を失い、冷酷な犯行の全貌が白日の下に晒されました。
こうしてファニーにかけられた恐ろしい疑いは完全に晴れ、彼女は無事に釈放されます。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン1「血のドレス」 の感想まとめ
一番印象に残ったのは、血痕のついたドレスを見つめるマードックの静かで揺るぎない眼差しです。
あの時代のトロントは人種に対する偏見が本当に根強くて、理不尽な状況に置かれたファニーを見ていると胸が痛みますね。
周囲の警察官たちも「黒人の妻が夫を撃った」という単純な筋書きに飛びついて、ろくに調べもせずに事件を終わらせようとします。
そんな冷たい空気の中で、一人だけ客観的な証拠を見つめ続けるマードックの姿がとても頼もしかった。
至近距離から撃たれたのに返り血が飛散していないという点に気づく観察眼には、思わず唸ってしまいました。
当時の捜査技術からすれば、血痕の広がり方を分析するなんて画期的な発想ですよね?
科学的な根拠をもって偏見の壁を打ち破っていくマードックの姿、本当に胸がすきます!
一方、エイモスのマネージャーの浅ましさには最初から最後までイライラさせられっぱなしでした!
才能あるボクサーを金儲けの道具としてしか見ず、八百長を持ちかけて勝手に売り飛ばそうとするなんて最低です。
エイモスが正々堂々と自分の拳で勝利を掴み取ったのに、それを喜ぶどころか邪魔者扱いして撃ち殺すなんて許せません。
どうしてそんな身勝手な理由で人の命を奪うことができますか?
最後の最後まで「正当防衛だった」と言い訳を並べ立てて罪から逃げようとする姿には、心底うんざりしました。
エイモスの誇り高いボクサーとしての魂を踏みにじった罪は、本当に重いと思います。
ファニーは最愛の夫を理不尽に奪われただけでも耐え難いのに、危うく殺人犯として処刑されるところでした。
言葉も通じないほどの絶望の中で、彼女がどれだけ心細い思いをしたのかと想像するだけで胸が締めつけられます。
もしマードックがドレスの血の染みに気づいてくれなかったら、彼女はどうなっていたと思いますか?
誰からも信じてもらえない暗闇の中で、マードックの公正な眼差しだけが彼女の唯一の救いだった。
事件が解決したとはいえ、残されたファニーの深い悲しみを思うと切なさが胸に残ります。
物証だけを信じて偏見に立ち向かう捜査官の姿は、いつ見ても本当に心強いですね。
留置場から解放されて静かに涙を流すファニーの手を、優しく見つめていたマードックの温かい表情が今でも忘れられません。
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