オックスフォードミステリー ルイス警部 第17話 あらすじ シーズン5第1話「遠い日の悲しい出来事」

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オックスフォード最後の女子学寮で開かれた同窓会の最中に、卒業生が殺される。ルイスはその事件に、10年前に担当しながら途中で外された少女襲撃事件との接点を見いだす。シーズン5第1話のあらすじと感想です。

それでは17話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

J:COM BSで放映されるまであと1日です!

ルイス警部 第17話 シーズン5第1話「遠い日の悲しい出来事」のあらすじ

オックスフォードで唯一残った女子だけの学寮マチルダ・カレッジは、男子学生の受け入れを控えていた。新天地へ移るダイアナ・エラビー教授の壮行会を兼ねて同窓会が開かれ、かつて教授の家に下宿していたポピーと、その元ルームメイトの女性二人も顔をそろえる。

ところが会の最中に、ポピーが殺害される。彼女は卒業後も大学職員として残り、10年たっても教授の家の同じ部屋に住み続けていた。校内での評判は悪く、恨みを抱きそうな人物は多かった。

ルイスにとって、この学寮には苦い記憶がある。約10年前、学内のパーティーで15歳の少女が窓から投げ落とされた事件を担当したが、数日後に妻を轢き逃げで亡くし、捜査から外れていた。少女はそれ以来、昏睡状態のままだ。

少女はこの学寮の学生の妹で、容疑者とされたのは姉の恋人だった青年だった。青年は逮捕前に姿を消し、逃亡中と見られてきた。ルイスは、ポピーと元ルームメイト二人がそのパーティーにも居合わせたことに気づき、今回の事件とのつながりを疑う。ハサウェイは当初懐疑的だったが、やがて同じ見方に傾く。

禁煙に挑戦中のハサウェイが、事件の整理に追われるうちに挫折していくのが妙にリアルです。重い題材の中で、ささやかな息抜きになっています。

二人は当時の捜査を担当した元刑事の女性を訪ねる。かつてルイスの部下だった彼女は警察を辞め、ボートの修理業を営んでいた。再会をきっかけに、ルイスと彼女の間には親しげな空気が生まれていく。

捜査が続くなか、昏睡していた少女が思いがけず意識を取り戻す。しかし彼女は、襲われたときのことを覚えていないと話す。また、ポピーの遺体を見つけた女子学生も物語の半ばで殺害される。

疑わしい材料はほかにもあった。学寮の守衛の女性は元ルームメイトの一人に学生時代から含むところがあり、ポピー自身も元ルームメイト二人に匿名の中傷の手紙を送り、その私生活や仕事を損なっていた。ただ、どちらも真相とは関係がない。

殺された側が実は陰湿な手紙の送り主だったという反転は強烈です。それをあっさり本筋から外す構成には、少し肩すかしを食った気分になりました。

終盤には元刑事の女性も殺害される。彼女が少女の事件でのポピーの役割を材料に、ポピーをゆすっていたこともわかり、ルイスは心を乱される。

やがて、逃亡したはずの青年は10年前にすでに死んでいたことが明らかになる。遺体は閉鎖された空軍基地の廃格納庫で、廃油を集めるピットに隠されていた。10年間それを隠し続けていたのは、ダイアナ教授だった。青年は姉と交際しながら浮気を重ね、15歳の妹にも言い寄っていた人物だった。

ルイスとハサウェイは教授を格納庫まで追う。そこで教授は自ら火を放ち、最期を遂げた。決着は逮捕ではなかった。事件のあと、ハサウェイは姉と、彼女にひたむきだった別の元恋人とを引き合わせ、ルイスに縁結び役だと冷やかされる。

追い詰めた先が法廷ではなく炎だったという幕切れは、苦さが際立ちます。ハサウェイの縁結びがなければ、ずいぶん救いのない話になっていたはずです。

ルイス警部 第17話 シーズン5第1話「遠い日の悲しい出来事」の感想まとめ

今回いちばん効いているのは、事件がルイス自身の過去と直結していることです。妻を亡くした時期に外された捜査が、10年後に別の殺人として戻ってくる。仕事の悔いと私生活の傷が同じ場所に重なる構図が、シーズンの幕開けに重みを与えています。

元刑事の女性との再会も印象に残りました。気心の知れた元同僚との距離が縮まっていく一方で、彼女がゆすりをしていたと知るのはかなり酷な展開です。好意を寄せかけた相手の裏の顔を、刑事として受け止めるしかないルイスの立場がつらいところでした。

守衛の女性の因縁やポピーの匿名の手紙など、目くらましの材料が豊富なのは楽しめました。被害者が中傷の加害者でもあったという情報は、それだけで一本の話になりそうなほどです。ただ、本筋から切り離されるので、事件全体を振り返ると、少し宙に浮いた印象も残ります。

気になったのは動機の扱いです。教授が青年の遺体を10年隠していたという結末は衝撃的ですが、現在の三件の殺人がなぜ起きたのかは劇中で明確にされないと指摘されています。特に遺体を見つけただけの女子学生の死は、唐突に感じました。教授が自ら命を絶つ最期も、裁きの場に立たない分だけ疑問が残ります。

それだけに、ハサウェイが姉と元恋人を引き合わせるラストが効いています。事件に奪われた10年を少しでも取り戻させようとする彼の行動に、ルイスが冷やかし半分で応じる。このやりとりがあることで、苦い結末の後にもかすかな温度が残っていました。

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