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シーズン9第3話「絡まった結び目」は、全33話の最終回です。小包爆弾で数学教授が殺され、共同研究者の兄にも危険が及びます。一方、ルイスはホブソンとの長い旅行を前に、仕事から離れることをためらっていました。
それでは33話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ルイス警部 最終回(第33話) シーズン9第3話「絡まった結び目」のあらすじ
数学教授アダム・カプストンが、職場に届いた小包爆弾で命を落とす。ルイスとハサウェイは、兄で共同経営者のデイビッドから脅迫状の話を聞く。兄弟は結び目の研究を進めており、その成果を巡っても意見が食い違っていた。
アダムの妻は、夫がたびたび浮気をしていたと話す。過去にアダムから性的暴行を受けたと訴え、その後亡くなったポーラという女性もいた。脅迫状を送ったのは彼女の父フランクだったが、手紙と殺人が同じ人物の仕業とは限らない。
研究成果への貢献を認められなかったと考える学生や、アダムとの間に子どもをもうけながら取り残された女性も浮かぶ。私生活にも仕事にも対立があり、誰が殺意を抱いてもおかしく見えるほど、被害者を恨む理由が重なっていた。
デイビッドは研究の権利を売却したいと考えていたが、アダムは反対していた。そのデイビッドにも小包爆弾が届く。彼は負傷しながらも助かり、今度は兄弟がそろって狙われた事件のように見え始める。
容疑者の一人が襲われると、つい疑いを弱めてしまいます。弟を失った兄という立場に負傷まで加わり、捜査する側も見る側も、判断を揺さぶられる展開です。
さらに研究室で爆発が起こり、兄弟の同僚が死んでいるのが見つかる。彼はデイビッドと組んでカジノで金を得ており、相手が手を引こうとしたことに不満を抱いていた。爆弾を作っていて事故死したとも考えられたが、ホブソンの検視がその見方を覆す。
同僚の体には爆発で死亡した場合に予想される所見がなく、首には絞められた痕跡があった。先に殺された遺体のそばで爆発を起こし、爆弾犯が自滅したように装っていたのだ。事件はそこで終わっていなかった。
手掛かりになるのは、ポーラに残されていたカードの数字だった。日付のようにも見える数字は、結び目の研究で使われる輪の形を指していた。ルイスがその意味を突くと、デイビッドは警察がカードの話をしていないのに、誰でもそのカードを送れると言ってしまう。
犯人はデイビッドだった。彼はポーラを愛しており、彼女を奪ったうえに傷つけた弟への怒りを抱えていた。自分への爆弾も疑いを外すための偽装で、同僚の死も犯人に仕立てるためのものだった。仕事の対立だけでは説明しきれない、兄弟の間の恨みが明らかになる。
最後の決め手は難しい数学そのものではなく、知るはずのないことを口にした一言でした。数字を解くだけで終わらず、相手の反応を確かめるところにルイスの捜査が出ています。
私生活では、ルイスが半年間のニュージーランド旅行を取りやめたいとホブソンに伝えていた。長く職場を離れれば、捜査に戻る場所がなくなるのではないかと恐れていたのだ。しかし上司から帰国後も居場所があると伝えられ、最後にはホブソンと出発することを選ぶ。
ハサウェイは二人を空港へ送り、ルイスの名を記した札を手に見送る。かつて空港で彼を迎えた時を思わせる別れだった。一方、ハサウェイ自身も病状が進んだ父のもとへ行き、手を握りながら詩を読む。事件が片付き、それぞれの私生活に向かう時間が残された。
ルイス警部 最終回(第33話) シーズン9第3話「絡まった結び目」の感想まとめ
最終回らしさを感じるのは、大事件で二人の関係を断ち切らず、空港への見送りで区切ったところです。第1話では、帰ってきたルイスをハサウェイが迎えました。今回はルイスが誰かと一緒に旅立つ。出発する場所は同じでも、彼の置かれた状況が変わったことが伝わります。
旅行をためらうルイスの気持ちは、ホブソンの立場で考えると困ったものです。楽しみにしていた予定を、後から仕事を理由に取りやめたいと言われるのですから。ただ、捜査が彼にとって単なる勤務ではないことも分かるので、簡単に仕事を忘れればいいとは言いにくい。上司の言葉が、踏み出すための支えになりました。
事件のほうは、被害者に関する悪い話が次々に出てきます。それだけなら容疑者が増える一方ですが、爆発で死んだはずの同僚の体から偽装が分かり、捜査の向きが変わる。ホブソンの専門的な判断が、最後まで事件を解くために欠かせないのがうれしいです。
兄デイビッドの動機も、研究を売るかどうかという争いだけでは収まりませんでした。弟と比べられてきた思いと、ポーラを巡る怒りが重なっています。だからといって同僚まで犠牲にすることは、彼女を思う行動と呼べるのか。犯人の説明を聞いても、そこには同意できません。
父の手を握るハサウェイの結末も印象に残ります。知識を使って難しい事件に答えを出せても、家族に近づくことは別の難しさがある。ルイスを送り出すことと父を訪ねることが並び、彼にも仕事だけではない時間があるのだと感じられる終わり方でした。
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