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クルミットです♪
シーズン1の最終話となる第4話は、自宅で首を吊って見つかった主婦の死を、ルイスが他殺と疑う話です。親しい二組の夫婦の関係と、被害者が長年隠してきた過去が、少しずつ明らかになっていきます。
それでは4話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ルイス警部 シーズン1最終回(第4話) シーズン1第4話「それぞれの秘密」のあらすじ
レイチェル・マロリーと夫は、二人の娘を親しいヘイワード夫妻の車で学校へ送り出す。夫とヘイワード氏は検眼の店を共同で営む仲だ。夫が出勤した後、謎めいた女性がレイチェルの家を訪れ、彼女の子ども時代を知っているかのような言葉をかける。
女性は検眼の店にも現れて夫に詰め寄るが、夫は心当たりがないと答え、女性は去っていく。店にはたまたま、コンタクトレンズを合わせに来たハサウェイが居合わせていた。やがて帰宅した夫が隣人の女性と家に入ると、レイチェルが階段の手すりで首を吊っていた。
事件が起きる前から、ハサウェイが当事者の店に客として居合わせているのが面白い導入です。後から振り返ると、この時点で鍵を握る人物とすれ違っていたわけで、ちょっとした皮肉を感じます。
ホブソンの代理を務める監察医は自殺と判断し、イノセントもルイスに捜査の打ち切りを命じる。それでもルイスは、遺書がないことや指輪を外していないことなどから偽装された殺人を疑い、上司と対立しながら調べを続ける。
レイチェルの死を知ったオックスフォードの法学者が、ルイスに連絡してくる。重い病を抱える彼は、自分が口づけをした一件のあとで大学から追放した元学生を探してほしいと頼む。見つかれば犯人について話すという条件付きだった。
一方、ヘイワード夫妻はレイチェルの死にただ呆然とする。ところが夫の母によると、数年前の休暇中に夫とヘイワード氏は妻を交換し、子どもたちはそれぞれ母親のもとに残ったという。レイチェルは元はヘイワード氏の妻で、ヘイワード夫人は元は夫の妻だったのだ。
公式あらすじにある夫婦同士の驚くべき関係とは、このことでした。家族ぐるみの付き合いが急に別の意味を帯びてくるので、ルイスが学校のカウンセラーに、ヘイワード氏に殺人ができるかと率直に尋ねるのも分かる気がします。
ハサウェイは、スーパーで働く元学生を見つけ出す。薬物の問題や心の不安定さを抱えた彼も面会を承諾し、視力を失った法学者は人生を壊したことを詫びて、ハサウェイにある女性の名を伝える。二人が訪ねると、女性は閉め切ったガレージで、エンジンのかかった車の中で死んでいた。
死んでいたのは、事件当日にマロリー家と店を訪れたあの女性だった。休暇から戻ったホブソンは、女性が窒息させられたうえで自殺に見せかけられたこと、レイチェルも首を絞められてから吊るされたことを突き止める。また、夫はずっと店にいたという秘書の証言は嘘で、秘書は夫への想いを口にする。
死の床で法学者が明かしたのは、レイチェルの過去だった。九歳のとき、顔をひっかく赤ん坊の弟を止めようとして、その手を切り落とし、死なせていたのだ。死んだ女性は、解放後のレイチェルを見守る役目の行政職員だった。夫はこの女性から秘密を知らされ、二人を殺害していた。
弟の一件はあまりに重く、思わず言葉を失いました。慈善活動に熱心だったという彼女の日々が、まったく違った重さで迫ってきます。善い行いを重ねずにいられなかった理由が、ここで一本につながる気がしました。
法学者は、精神科医を指すとも取れる謎めいた言葉も残していた。それは学校のカウンセラーではなく、レイチェルが好んで見に行っていた博物館の干し首のことだった。夫が娘たちを連れて行ったその博物館で、ルイスとハサウェイは、娘たちと塔から飛び降りようとする夫を食い止め、身柄を押さえる。
ルイス警部 シーズン1最終回(第4話) シーズン1第4話「それぞれの秘密」の感想まとめ
ルイスが他殺を疑った根拠が、遺書がないことや指輪をしたままだったことといった、地味ですが具体的な点なのがいいですね。代理の監察医も上司も自殺で片づけようとする中で、ホブソンの検視が裏付けになる流れは、やっぱり痛快でした。
妻を交換した二組の夫婦という設定は強烈で、最初はこちらが事件の核心だと思い込みました。でも本当の秘密は別のところにあって、交換の話は娘たちとヘイワード氏とのつながりを通して結末に効いてきます。この組み立てはうまいと感じました。
法学者が、情報と引き換えに元学生探しを求める寄り道も印象的です。捜査としては遠回りに見えますが、彼が謝罪を果たした後でようやく女性の名前が出てきます。死を前にした人が自分の過ちに区切りをつける話でもあって、題名の『それぞれの秘密』が何人にも当てはまるのが分かります。
個人的にいちばん引っかかったのは秘書の嘘です。アリバイを支えたことで二人目の死を防げなかったのに、自分の想いを優先している。夫の犯行と同じくらい、その身勝手さが際立って見えました。
結末の博物館は、レイチェルが通っていた場所と精神科医めいた言葉が結びつく仕掛けになっています。そんな場所に娘たちを連れて行く夫の選択がとにかく恐ろしくて、ぎりぎりで食い止められたときは本当にほっとしました。
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