オックスフォードミステリー ルイス警部 第23話 あらすじ シーズン6第3話「恐怖のシンメトリー」

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今回は、預かった幼児の家で殺されたベビーシッターの事件です。遺体はわざわざ縛られて「見せる」形に整えられていました。写真家、研究者、夫婦交換をしていた二組の夫婦と、怪しい人物が次々に現れます。

それでは23話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

J:COM BSで放映されるまであと1日です!

ルイス警部 第23話 シーズン6第3話「恐怖のシンメトリー」のあらすじ

2歳の息子ジョーを持つアダムス夫妻は、ある晩ジョーをベビーシッターのジェシカに預けて出掛けた。普段頼んでいる学生のヤズミンに急用が入り、そのヤズミンの紹介で来てもらったのがジェシカだった。翌朝帰宅した夫妻は、両腕をベッドに縛られて殺されているジェシカを見つける。

ジェシカは窒息死で、ホブソンの検視により、手首を縛ったのは死後だったと分かる。犯人はなぜ遺体にわざわざその姿勢をとらせたのか。またジェシカは代役で、夫妻もその夜に帰る予定だったため、本来狙われていたのは別の人物だった可能性も残る。

ジェシカの携帯の留守電からは、写真家で芸術家のマリオン・ハモンドが容疑者に浮上する。ハモンドはジェシカをモデルに、縄で縛られた姿の写真を撮っていた。ルイスはこうした写真を快く思わないが、ハモンド本人は作品を恥じる様子もない。

捜査線上には、ほかにも複数の人物が並ぶ。ジェシカの恋人の青年と、霊長類の研究施設に勤めるその父親。同じ施設でヤズミンを指導している別の研究者。ジェシカと一緒に暮らしていた同居人の青年。ジェシカは以前その施設で実習をしており、別の研究者はハモンドと短期間交際していた。

序盤でここまで関係者がつながっていると、正直だれを疑えばいいのか迷います。全員がどこかでジェシカかハモンドに触れているのがいやらしい作りです。

一方、アダムス夫妻が泊まっていた夫の上司の家では、その夜、二組の夫婦がパートナーを交換していた。アダムス夫人は夫に押されて渋々行っただけだと打ち明け、深夜過ぎには夫が車ごといなくなっていたと話す。上司の家にいたという夫のアリバイは崩れていく。

最初の事件から間もなく、独自に犯人を探していた同居人の青年も殺される。致命傷は喉の傷で、遺体は死後に縛られ、係留用の杭が使われていた。二つの殺人はどちらもハモンドの作品をなぞるように演出されており、ハモンドは誰かが自分を事件に引きずり込もうとしていると訴える。

ハモンドの部屋には何者かが出入りしていた形跡があった。別の研究者は、彼女を付け回して部屋に忍び込み、留守電を聞いていたことを認める。また恋人の母は、我が子を愛せない罪悪感から子どもの言語聴覚士として働いていたと明かす。その職場は、ジェシカたちが育った施設だった。

ここで重い家族の話が出てくるので、母親が怪しく見えてきます。この揺さぶり方はうまいです。

決め手になったのは、ジョーのお気に入りだったキリンのようなぬいぐるみだ。ハサウェイが家まで取りに戻っても見つからなかったそれは、ジェシカを殺した恋人の父が持ち去っていた。彼はジェシカに執着しており、ハモンドの写真を見つけたことにとらわれていた。

恋人の父はナイフを持ってハモンドの部屋に現れ、刃を握った手から血を流しながら、ジェシカを汚したのは彼女だと責め立てる。ルイスに刃物を置くよう迫られ、手錠をかけられた彼は二件の犯行を認めたとされる。ただ、自分がなぜ拘束されているのか分からない様子も見せた。

ルイス警部 第23話 シーズン6第3話「恐怖のシンメトリー」の感想まとめ

今回いちばん面白かったのは、遺体の縛り方そのものが謎の入り口になっている点です。縛ったのが死後と分かった時点で、犯人が誰に何を見せたかったのかという問いに変わる。写真家に疑いが向くのも自然で、うまく視線を誘導されました。

容疑者の並べ方も巧みです。付きまといを認める研究者、説明が崩れていく夫、奔放な上司夫妻と、それぞれ後ろ暗い事情を抱えているのに、どれも殺人の決め手にはならない。秘密を持っていることと犯人であることを、物語がきちんと分けて描いているのが好印象でした。

そのぶん、小さなぬいぐるみで真相に届く構成がよく効いています。子どもが眠れないから探してほしいという、事件と関係なさそうな頼みが最後に戻ってくる。途中で見つからなかったことに意味があったわけで、ここは素直にやられたと思いました。

犯人が恋人の父だったのは苦い結末です。息子を気遣う父親として描かれていた人物が、息子の恋人に執着していたのですから。逮捕後に記憶がないように見える点は、演技の可能性も取り沙汰されますが、はっきりした答えは示されず、すっきりしないものが残ります。

個人的にいちばんこたえたのは同居人の青年です。自分なりにジェシカの事件を追い、そのまま命を落としてしまった。二つ目の遺体もハモンドの作品になぞらえられていて、彼の行動まで犯人の筋書きに取り込まれてしまったように見えるのが、本当にやりきれません。

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