ブラウン神父 第115話 あらすじ シーズン11第5話 偽の死亡告知で呼び出された息子と、冠で償おうとする父

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フランボウが疎遠だった父と組む第115話。遺族に償いたいという父の頼みで盗品の冠を奪いに行くが、計画は崩れ、一行は森へ逃げ込む。父の打ち明け話が一つずつ明かされ、そのたびに冠の行き先も変わっていく回だ。

それでは115話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS12で10月15日からシーズン2をリピート放送中です!(木・金曜よる9時)

ブラウン神父 第115話 シーズン11第5話のあらすじ

聖メアリー教会で、ディヴァイン夫人がブラウン神父とブレンダにスコーンを届けたところへ、フランボウが現れる。父の死亡告知を見て来たというが、神父はその日の葬儀について何も聞いていない。告知は、疎遠だった父が息子を呼び寄せるための偽装だった。

父の話では、かつて犯罪組織のボスのために博物館からバチカンの冠を盗み、その強盗で警備員が死んだ。信仰に目覚めたという父は、ボスの手元にある冠を取り戻し、売った金を警備員の妻と幼い息子に渡したいと頼む。

フランボウは、入隊して間もなく家族を捨てた父を許しておらず、改心の話も信じない。それでも、冠は自分がもらい、ボスのほかの宝を売って遺族に渡すという条件で手を組む。

改心を訴える父が、まず偽の死亡告知という嘘で息子を呼び出すのが皮肉です。フランボウが条件をつけて応じるのも、信用していない相手との取引として筋が通っています。

父は仕事を求めてボスの屋敷を訪ね、仲間に迎えられる。用を足す口実で宝物庫の警報を切ると、外で見張るブレンダとディヴァイン夫人を経てフランボウへ合図が届く。だがワインを取りに来たボスにフランボウが見つかり、銃を向けられたところへ父が割って入ると、銃声が響く。

逃げる途中で父は盗品の袋を落とすが、冠はフランボウが持ち出していた。神父はボスの息子の車のタイヤをつぶして追跡を阻む。一方、サリバンを呼びに走ったブレンダとディヴァイン夫人は、サリバンの命令で共犯として拘束されてしまう。

車が動かなくなり、父子と神父は森を歩くことになる。冠を遺族へと迫る父にフランボウは苛立つが、父はひざまずいて家を出た理由を明かす。訓練中に恋をした同じ新兵の男性が戦死して関係を隠せなくなり、息子に知られることに耐えられなかったという。フランボウは冠を売って遺族に渡すことに同意する。

神父は父が薬を飲むのを見とがめ、父は癌を患っていると打ち明ける。地図で警備員の家がすぐ近くだと分かるが、父がなくした住所録はボスの手に渡っていた。

神父の説得で家に入れてもらった父は、警備員を撃ったのは自分だと妻に告白する。妻は冠を拒み、怒りから父の腹部を撃つ。後から来たボスは、銃と冠を手にした妻に警察抜きで片を付けると告げ、血痕をたどって一行を追う。

遺族のためという父の筋書きが、当の妻に拒まれて崩れる流れは苦いです。冠を渡せば償いになるという前提そのものが、いちばん痛い形で突き返されます。

森で父は謝罪し、神父が祝福を授け、フランボウは孫娘の存在を明かす。そこへボスたちが追いつき、武装したサリバンたちも到着する。ボスが無言で息子に撃つよう合図したところで警官が先に動き、その隙にフランボウは冠を奪って、通りがかったバイクで逃げ去る。

数日後、サリバンは、父を撃ったのはボスの息子だとボスが主張していると伝えるが、その場にいなかった神父には確かめようがない。サリバンはディヴァイン夫人を許し、二人はキスで和解する。後日フランボウは冠を神父に託し、バチカンへ返して謝礼を警備員の妻に渡すよう頼み、告解を始める。

ブラウン神父 第115話 シーズン11第5話の感想まとめ

今回は謎解きより、父の打ち明け話が段階を踏んで出てくる構成が効いていました。偽の死亡告知、家を出た理由、病気、そして引き金を引いたのは自分だという告白。真実が一つ出るたびに、フランボウとの距離も冠の行き先も変わっていきます。

印象に残ったのは、フランボウが冠の扱いを二度変えるところです。最初は自分の取り分として確保し、森では遺族のために売ると折れ、最後は神父に託してバチカンへ返させる。怪盗らしい強引さは手放さないまま、父の願いをいちばん確実な形で引き継いだ着地だと思います。

父を撃ったのが誰かについて、ボスは自分の息子のせいにし、神父はその場にいなかったので何も言えない、という締め方も気になりました。妻をかばうとも取れるボスの言い分を、神父が知り得る範囲だけで受け止めさせる距離感が、この話にはちょうどいい苦さでした。

父が森の中で謝罪して神父の祝福を受け、最後はフランボウ自身の告解で終わる流れもきれいにつながっています。孫娘の存在を明かす場面も含め、親子の話を事件から切り離さず、同じ線の上で描き切っていました。

サリバンとディヴァイン夫人の件は、二人を拘束させておいて、フランボウに出し抜かれた後はなじりながら解放し、数日後にキスで和解する順番がサリバンらしくて少し笑えました。重い本筋の中で、ここだけ息がつけます。

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