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クルミットです♪
今回の舞台は、神父の旧友が暮らす古い城です。娘が見る角の怪物の幻、敷地内の異教の埋葬地、そしてディヴァイン夫人の逮捕。旅先の城で起きた事件を、時系列でまとめました。
それでは123話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ブラウン神父 第123話 シーズン12第3話のあらすじ
ブラウン神父のもとに、旧友である城の主人から手紙が届く。娘が角のある怪物とフードをかぶった人影の幻を見るようになり、主人の妻は悪魔の仕業まで疑っているという。神父はディヴァイン夫人、ブレンダとともに城へ向かい、猟場番の馬車で到着する。
城では主人と、娘を診てきた主人の旧友の医師、主人の再婚相手である後妻が一行を迎える。後妻はかつて娘の家庭教師で、娘が友人と森で悪魔崇拝の本を唱えていたのを見つけ、その本を焼いたと明かす。医師は、神父を呼んだこと自体に否定的だ。
娘本人は、あの詠唱はパーティーの後の遊びだったと話す。パリの美術学校に合格していたが、騒ぎのあと父に進学を止められたという。主人は娘に窓と扉を施錠するよう言い、神父たちもそのまま城に泊まることになる。
翌朝、ディヴァイン夫人は塔の部屋で目を覚まし、隣で主人が刺されて死んでいるのを見つける。客室で寝たことしか覚えていないと話すが、医師は夜中に屋根裏の階段近くで彼女を見たと証言する。夫人は自ら逮捕を求め、グッドフェローが連行する。
よりによってディヴァイン夫人が死体の隣で目覚める発端はかなり強烈です。疑いをかけられた状況で、自分から逮捕を言い出す潔さが印象に残りました。
サリバンは真犯人探しを神父に託す。猟場番は、主人が城の土地の一部を開発業者に使わせる予定で、そこが古い埋葬地だったため、死者の霊を怒らせると案じていたと明かす。猟場番自身は、主人を傷つけることなどしないと言い張る。
医師の鞄からは、主人が医師との関係を終わらせると書いた手紙が見つかる。神父は後妻がそれを鞄に入れるのを見たと告げる。後妻は主人に医師との関係を終わらせさせようとしたこと、主人が体裁のために自分と結婚したことを打ち明けるが、殺害は否定する。神父は城を去ろうとする医師に手紙を返し、主人の頬に残った跡について問いただす。
神父は娘が描いた絵と民俗の本から、自然の神ケルヌンノスとの関わりに目を向ける。異教徒が幻覚作用のある植物を使っていたことにも気づくが、娘がそれをどう口にしたのかは分からない。開いた本には黒い指の跡があり、神父は暖炉の煤ではないかと考える。
悪魔か病気かで揺れていた娘の幻覚が、本を手掛かりに植物の話へつながる流れは筋が通っていて、納得しやすかったです。
神父はマントの人影を追って迷路に入り、背後から殴られて気を失う。目覚めると馬車の中で、ブレンダと猟場番も一緒だった。神父の前で、後妻は自分が失われた古い宗教の一族だと語り、ケルヌンノスをよみがえらせる儀式のために主人を殺したと明かす。
聖地を開発業者に汚させようとした主人を、聖なる地で殺す必要があったという。後妻は神父たちの死を事故に見せかけるつもりだったが、娘が後妻を縁から突き落としかけ、神父が引き上げようとする。助け出された後妻はサリバンとグッドフェローに逮捕され、これで終わりではないと言い残す。
戻ってきたディヴァイン夫人を、ブレンダがケーキで祝う。娘はロンドンで医師と暮らし、その後美術学校へ進むと決める。父を描いた絵を神父に渡し、娘は医師とともに城を去っていく。
ブラウン神父 第123話 シーズン12第3話の感想まとめ
一番印象に残ったのは動機です。土地開発という現実的な対立から始まったのに、最後は古い神をよみがえらせる儀式へ一気に飛ぶので、なかなか大胆な着地でした。猟場番が埋葬地を案じていた話と、後妻の動機が同じ土地の問題でつながっている構成は面白いけれど、告白の場面ではさすがに少し戸惑いました。
容疑の振り分けは分かりやすかったです。夜中に城を歩いていた夫人、父を憎む気持ちもあったと認める娘、手紙で主人との関係が明らかになる医師、土地の件で主人に話をしようとしていた猟場番。それぞれに疑われる理由が用意されていて、見ている側も推理しやすい作りだと思います。
医師の扱いも印象的でした。手紙のせいで一度は疑いの目を向けられた人物が、最後には亡き主人を愛していた者として娘のそばに残ります。離れるべきではなかったと娘に告げる場面で、娘にとっての居場所がようやく形になった気がしました。
娘の結末もいいですね。父に止められていた美術学校への道を、事件のあとで自分で選び直しています。父を描いた絵を神父に渡して去る場面は、幻に振り回され続けた彼女が、自分の手で区切りをつけたように見えました。
いつもは神父の隣で動き回るディヴァイン夫人が留置場にいて、ブレンダと神父が城で手掛かりを追う構図も今回ならでは。戻ってきた夫人をケーキで迎えるところで、ようやく普段の空気に戻ったとほっとしました。
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