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クルミットです♪
ディヴァイン夫人の誘いで、ブラウン神父たちがハンブルストンの素人劇団の舞台に立つことに。稽古中に装置係の男が死んでいるのが見つかり、凶器とみられたスパナを巡って二人の女性が相次いで逮捕される回です。
それでは122話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
ブラウン神父 第122話 シーズン12第2話のあらすじ
ハンブルストンの素人劇団は、代表が替わってから団員の離脱が続いていた。代表に助けを求められたディヴァイン夫人は引き受け、ブラウン神父、ブレンダ、サリバン、グッドフェローまで誘って新作の殺人劇に出演させる。
脚本を書いたのはハンブルストンの新任神父で、ブラウン神父の熱心なファンだった。配役はブラウン神父が殺される被害者役、サリバンが劇中の神父役。ただ、肝心の結末だけがなかなか決まらない。
本物の神父が被害者を演じ、警察官が神父を演じる。肩書きと役がずれた配役が、まず愉快なところです。
舞台装置係の男は誰に対しても横柄で、裏方の女性とは口論が絶えない。劇団の創設者の女性は、誕生日の贈り物に添えられたカードを破り捨てた。新任神父が実際の殺人事件の新聞記事をもとに結末を書き上げると、装置係の男だけがそれをこき下ろした。
稽古の最中、男の姿が見えないことに皆が気づく。隠し扉を開けると、男は自作の仕掛けの中で死んでいた。新任神父は遺体から手帳を持ち出す。血痕と指紋の付いたスパナが裏方の女性の物だと分かり、サリバンは彼女を逮捕した。
裏方の女性は否認し、男の資材費の一覧を見て、そんな額のはずはないと話す。ブラウン神父が見抜いたことを告げると、代表は男に劇団の口座を空にされ、死んだ日に本人を問い詰めていたと認めた。
ブラウン神父と新任神父はごみ箱から例のカードを拾い、ある青年の名と、手帳と同じ筆跡を見つける。創設者の女性に話を聞こうとした矢先、スパナの指紋が彼女のものと判明する。裏方の女性は釈放され、創設者の女性が逮捕された。
創設者の女性と新任神父のいる場で、ブラウン神父は青年がすでに亡くなっていたことを知る。青年は廃屋の納屋で暮らす身寄りのない若者で、劇団に居場所を得ていた。昨年、劇団の集まりの最中に銃声がして、納屋で倒れているのが見つかったという。
彼女は装置係の男を問い詰めた際に脅され、かっとなって殴ったと打ち明ける。ただし、仕掛けの扉は閉めていないという。二人の神父は、男が仕掛けを使って青年を殺したと推理する。
ブラウン神父は、詰まった扉の近くで見つけた舞台用の化粧品に注目する。それが通気口をふさぐのに使われ、男は殴られた後に窒息したと見抜いた。
殴ったという告白で終わらず、扉は閉めていないという一言から次の真相が開く。ここが今回の謎の芯でした。
初日の幕が上がるなか、ブラウン神父は納屋で裏方の女性を見つける。彼女は青年の実の母で、それを明かさないまま劇団に入っていた。銃を見つけて男の犯行を知り、青年が男の盗みを目撃していたことも、男自身から聞かされたという。
女性は男を閉じ込め、化粧品で通気口をふさいだと認める。青年は最後まで彼女が母だと知らなかった。ブラウン神父は警察へ行って告白するよう促す。公演後、彼女は皆に青年が息子だったと明かし、行かなければならないと告げた。
公演はその週の全日程が満席になり、代表は創設者の女性に劇団を返したいと頼む。彼女が選んだのは、二人で一緒に運営する道でした。
ブラウン神父 第122話 シーズン12第2話の感想まとめ
今回いちばん印象に残ったのは、殴った人と息を止めた人が別だったという二段構えです。スパナの指紋で決着かと思わせておいて、扉を閉めていないという証言と化粧品の痕跡から、もう一人の存在が浮かぶ。凶器探しから「誰が扉を閉じたか」へ焦点が移るのが面白かったです。
新任神父の動きもこの回ならでは。実在の事件記事から結末を書き、遺体から手帳を持ち出す。素人らしい行動が騒動の発端にも捜査の糸口にもなっていて、ブラウン神父のファンという設定がそのまま相棒役につながっていました。
一方で、昨年の青年の死は中盤から証言の形で一気に語られるので、手掛かりを拾って推理する楽しみは少し薄めでした。カードの筆跡と手帳の筆跡が一致する場面は、数少ない物の手掛かりとしてよく効いていたぶん、もう少し早く出てほしかったところです。
結末はかなり苦いです。裏方の女性は息子に名乗れないまま、息子を殺した男に手を下した。ブラウン神父が求めたのは告白で、彼女は皆の前で初めて息子のことを口にして去っていく。名乗れなかった母がようやく名乗る場面で締めたのは、この回にふさわしい選び方でした。
劇団のほうは満席続きとなり、口座を空にされた代表と、劇団を返したいと頼まれた創設者が並んで運営する形に落ち着きます。殺人劇の舞台裏の決着としては、ほどよい後味でした。
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